ジェイド・ボルネアは、IBFジュニアバンタム級王者ジェルウィン・アンカハスへの指名挑戦権を獲得しましたが、このフィリピン対決が早い段階で実現することはないでしょう。

デル・ノルテ州コタバト出身の26歳は、リング誌の取材に「同じミンダナオ島出身者と戦うのはできたら避けたい」と語っています。

スイッチヒッターのボルネア(17勝全勝11KO)は1月14日、メキシコのモンテレイでモハメド・オバディを3ラウンドでKOし「(ロスアンゼルスで練習を共にしている)ジェルウィンとのスパーリングで素晴らしい経験を得た」と、先輩に感謝の言葉を送っています。

プロモーターのジム・クロード・マナンキルによると、チームは今週中にボルネアの次の試合について話し合いを始めるそうです。

サンマン・プロモーションズのCEOでマナンキルも「実力的にジェルウィンを避ける必要はないが、彼と戦うことは当面のプランではない」と明言しています。

マナンキルは、ボルネアをアマチュア時代から注目。特に、後の世界王者ムロジョン・アフマダリエフと田中恒成を破ったことには感銘を受けたといいます。

2016年からIBFタイトルを保持、9度の防衛を果たしているアンカハスは、大晦日にWBO王者の井岡一翔と統一戦を行う予定でしたが、日本が外国人旅行者を入国禁止にしたため、計画は頓挫。

アンカハスは来月、フェルナンド・ダニエル・マルティネスを相手に防衛戦を行う予定で、この試合をクリアすると井岡とのビッグファイトを春先にも行う計画です。

井岡戦に勝って「ファン・フランシスコ・エストラーダvsローマン・ゴンザレス」の勝者との対戦がすぐに決まらなければ、バンタム級転向も示唆しており、ボルネアとの対戦はなさそうです。

「同じ島の出身者とは戦いたくない」。なんとなく気持ちはわかりますし、ボルネアのケースは練習を共にしている先輩。

フィリピンほど同胞意識が高くない日本で、そんなぬるい言葉は聞きたくありませんが。