オッズが10−1以上に開くと、ミスマッチの目安とされています。

その意味ではマイキー・ガルシアvsサンドロ・マルティンの145ポンド契約ノンタイトル10回戦は、ミスマッチでした。

28歳のマルティンはWBAジュニアウェルター級7位に付けているものの、ESPNでもリング誌でもランク外、メディアの評価では本物の世界ランカーではありません。

当然、世界的な強豪との対戦はなく、これまで40戦のキャリア(38勝13KO2敗)で欧州を出たことはなく、米国初登場。

一方のマイキーは、マニー・パッキャオとファン・マヌエル・マルケスに続くフェザー級からジュニアウェルター級を制した、史上3人目のグレート。

これまで、オルランド・サリド、ファンマ・ロペス、ローマン・マルティネス、エイドリアン・ブローナー、セルゲイ・リピネッツ、ロバート・イースターJr.らを倒してきた33歳のマイキーにとって、無名のマーティンは咬ませ犬と呼んでも差し支えない実績・評価しか持ち合わせていませんでした。

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ウェルター級最強のエロール・スペンスJr.に5階級制覇を賭けて挑戦したときは「11試合で5階級制覇」というシュガー・レイ・レナードの記録を「10試合」に更新する期待と、パッキャオ以来の史上2人目の「フェザー級王者からウェルター級攻略」が注目を集めていました。

ペーパー上のマイキーとマルティンは、明らかにステージの違うファイターでした。

もちろん、アンダードッグのスペイン人は「一世一代の大勝負」と、過去最高のキャンプと最強のハートでリングに上がりました。

そして、マイキーは本来なら今年中に実現するはずだったレジス・プログレイスとのサバイバルマッチにDAZNが両者で約300万ドルレベルの報酬を準備することができず、とりあえず今回の調整試合を行ったという背景がありました。

ガルシアの動きが鈍かったは1年8ヶ月のブランクだけが原因ではなかったでしょう。
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「接戦だったのは認めるが、勝ったと思った。もちろん言い訳はしない。結果は受け入れる」とキャリア2つ目の黒星を喫したマイキー。
 
人生最大の勝利を挙げたマルティンは「マイキーはウェルター級で通用しなかった。今日はウェルター級(145ポンド)の試合、彼がライト級時代の動きが出来ないのはわかっていた」。

パンチスタッツは手数のマイキー、精度のマルティン。どっちの転んでもおかしくない内容でしたが、たとえ買っていてもこの試合ではマイキーにとっては〝完敗〟です。

公式採点は97−97*2/95-95の2-0。

かつて、トップランクからの独立を図るも裁判で敗れ、2年6ヶ月ものブランクを強いられながらも見事にカムバックしたマイキーでしたが、今日の試合からは心身にこびりついた錆びしか感じられませんでした。

★Punch Stats★

Punch Stats

PUNCHESGARCIAMARTIN
Total landed6075
Total thrown318231
Percent19%33%
Jabs landed2223
Jabs thrown170120
Percent13%19%
Power landed3852
Power thrown148111
Percent26%47%
-- Courtesy of CompuBox
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同じイベントに出場したジョナサン・ゴンザレスも番狂わせで、WBOジュニアフライ級王者エルウィン・ソトをスプリットデジションで下し、タイトル奪取。

リング誌/wBA王者の京口紘人にWBCの矢吹正道、寺地拳四朗ら日本のタレントが豊富なクラスに異変あり、です。