デオンティ・ワイルダーがタイソン・フューリーとの第3戦で右拳を骨折、今数末に手術を受けることになりました。

元WBCヘビー級王者は、フューリーとの激闘で11ラウンドに力尽きてしまいました。
20211014

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大きなダメージを受けたワイルダーは、大学医療センターで1日検査を受けました。短期入院です。

数々の検査の結果、医学的には問題はないとされたものの、右拳の明らかな異常はレントゲンと医療関係者は見逃せません。

来週10月22日に36歳になるワイルダー(42勝2敗1分41KO)は、フューリーに2連敗、重傷を負ってリングを降りました。

2020年2月にラスベガスで行われたフューリー(31勝1敗22KO)との再戦でも敗れているワイルダー。このときも、左大腿二頭筋を断裂、手術を受けています。

激闘の三連戦だったとはいえ、フューリーは試合後ピンピンしています。ワイルダーは体格と体重の差、つまりは何階級も上の選手と正面衝突したのですから、当然といえば当然です。

ただ、彼の代名詞的な武器の右拳を負傷したのは、これが初めてではありません。まあ、あの打ち方ですから。

2016年7月にクリス・アレオラに8ラウンドのノックアウトで勝利した後、手術を含む2つの処置が施されました。

「手術をしなければならない。ナックルは問題はないが、ナックルの後ろの骨が折れてしまった」(マネージャーのシェリー・フィンケル)。
 
フィンケルは「手術後のリハビリが順調なら、来年半ばの4月か5月にリングに上がることになる」とも語っています。

トレーナーのマリク・スコットは「家族を養うのに戦う必要がないだけの十分な財産がデオンティにはあるが、引退はしない。まだハイレベルな舞台で戦う能力がある」と、一部で囁かれた引退について完全否定。

「斃れて後已む」まで戦い続けたブロンズボマーは、今回の敗北を納得して受け入れています。

次の再起戦、どのレベルの相手を選ぶのかはわかりませんが、その内容と結果によっては引退でも良いと思います。

第2戦の「タオル」を受け入れず、第3戦を失神するまで戦い抜いたワイルダーが、簡単に引退するわけがないのですが…。

私たちボクシングファンは、本当に身勝手です。

「ストップが遅い。重大な事故になったら誰が責任を取るんだ」と喚いたその口で「最後まで戦い抜いたワイルダーに感動した」と吐くのですから。