「クルーザー級のPFPファイターがヘビー級最強候補の一人に完勝」。
これはPFPという妄想に非常に興味深い考察を、一石も二石も投じてくれるスタディです。
今年のFighter Of The Yearの最右翼はジョシュ・テイラーでしたが、オレクサンダー・ウシクが2018年以来2度目のSugar Ray Robinson Awardに輝いても、全く文句はありません。
①ヘビー級の陰に隠れたその他階級で優れたパフォーマンスを見せるボクサーへの救済措置だったPFP。そのヘビー級がその他階級に明白に敗れたとき、私たちはどう受け止めるべきか?
「プロボクサーで小さな体で生まれるってことは不幸なこと。軽量級とウェルター級では報酬が二桁違うことも当たり前」(ファン・フランシスコ・エストラーダ)。
「私がミドル級で同じことをやっていたなら、住む家も乗る車もまったく違っていた」(カリド・ヤファイ)。
日本でも井上尚弥がミドル級なら、ESPNに「米国ではまったく無名」なんてディスられることなく、米国市場でとんでもない存在になっていました。
クルーザーからヘビー級。この2階級制覇を〝減量階級〟のそれと同列に語れるわけがありません。
減量階級の複数階級は、承認団体が営利目的で勝手に細分化したクラスでアルファベットベルトを集めているに過ぎません。
しかし、ヘビー級は誰も手を加えたり細分化したり出来ない、唯一の階級です。
「優秀なライトヘビー級は凡庸なヘビー級に駆逐される」。マイケル・スピンクス以前に絶対的だった格言は今では色褪せたとはいえ、まだ死語ではありません。
ましてや、今朝のオレクサンダー・ウシクはヘビー級最強と目される一人アンソニー・ジョシュアを手玉に取って見せたのです。
ジョシュアを責めるのは後出しです。ウシクの圧勝を予想した専門家は、私が見た限り一人もいませんでした。
ウシクに最大の賛辞を送るべきです。

②ヘビー級以外の〝減量〟 階級の空虚な玩具である複数階級制覇。しかし、それがヘビー級にまで及ぶとどう評価すべきなのか?
あらためて見返すと①と類似しちゃってました。
ヘビー級は17の階級で最も特別なクラスです。
とはいえ、4−Belt Eraではヘビー級でも穴王者は存在します。ロイ・ジョーンズJr.のように穴王者狙い撃ちですぐにライトヘビー級に逃げ帰る〝ピンポンダッシュ〟では、後世の評価は下落してしまいます。
ジョシュアを封じ込めたウシクがこの快挙に満足して、クルーザー級に逃げ帰ったとしても勝ったのはジョシュアです。そして、ウシクにはクルーザーに逃げ込む気はさらさらないでしょう。
ロイは4階級制覇、ウシクは2階級制覇。二人とも最難関のヘビー級を攻略しましたが、相手が違いすぎます。
これはPFPという妄想に非常に興味深い考察を、一石も二石も投じてくれるスタディです。
今年のFighter Of The Yearの最右翼はジョシュ・テイラーでしたが、オレクサンダー・ウシクが2018年以来2度目のSugar Ray Robinson Awardに輝いても、全く文句はありません。
①ヘビー級の陰に隠れたその他階級で優れたパフォーマンスを見せるボクサーへの救済措置だったPFP。そのヘビー級がその他階級に明白に敗れたとき、私たちはどう受け止めるべきか?
「プロボクサーで小さな体で生まれるってことは不幸なこと。軽量級とウェルター級では報酬が二桁違うことも当たり前」(ファン・フランシスコ・エストラーダ)。
「私がミドル級で同じことをやっていたなら、住む家も乗る車もまったく違っていた」(カリド・ヤファイ)。
日本でも井上尚弥がミドル級なら、ESPNに「米国ではまったく無名」なんてディスられることなく、米国市場でとんでもない存在になっていました。
クルーザーからヘビー級。この2階級制覇を〝減量階級〟のそれと同列に語れるわけがありません。
減量階級の複数階級は、承認団体が営利目的で勝手に細分化したクラスでアルファベットベルトを集めているに過ぎません。
しかし、ヘビー級は誰も手を加えたり細分化したり出来ない、唯一の階級です。
「優秀なライトヘビー級は凡庸なヘビー級に駆逐される」。マイケル・スピンクス以前に絶対的だった格言は今では色褪せたとはいえ、まだ死語ではありません。
ましてや、今朝のオレクサンダー・ウシクはヘビー級最強と目される一人アンソニー・ジョシュアを手玉に取って見せたのです。
ジョシュアを責めるのは後出しです。ウシクの圧勝を予想した専門家は、私が見た限り一人もいませんでした。
ウシクに最大の賛辞を送るべきです。

②ヘビー級以外の〝減量〟 階級の空虚な玩具である複数階級制覇。しかし、それがヘビー級にまで及ぶとどう評価すべきなのか?
あらためて見返すと①と類似しちゃってました。
ヘビー級は17の階級で最も特別なクラスです。
とはいえ、4−Belt Eraではヘビー級でも穴王者は存在します。ロイ・ジョーンズJr.のように穴王者狙い撃ちですぐにライトヘビー級に逃げ帰る〝ピンポンダッシュ〟では、後世の評価は下落してしまいます。
ジョシュアを封じ込めたウシクがこの快挙に満足して、クルーザー級に逃げ帰ったとしても勝ったのはジョシュアです。そして、ウシクにはクルーザーに逃げ込む気はさらさらないでしょう。
ロイは4階級制覇、ウシクは2階級制覇。二人とも最難関のヘビー級を攻略しましたが、相手が違いすぎます。

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