6月22日火曜日のお昼休みは、英国ボクシングニューズ誌から。

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日本のアスリートが世界を席捲している。

大谷翔平は〝二刀流〟で米国野球を連日震撼させ、大坂なおみは世界最高報酬を稼ぎ、女性アスリートの代表に登り詰めた。

八村塁は未来のNBAスーパースター、松山英樹は全米マスターズを制覇した。

そして、リングの上では井上尚弥が圧倒的な強さを見せ続けている。
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井上尚弥は1960年代の伝説ファイティング原田以来、日本最高のボクサーかもしれない。

Naoya Inoue might be the greatest boxer since fighting Harada

井上を最強たらしめているのは、卓越したスピードとテクニック、そして相手を壊滅させる爆発的なパワー。

井上の拳を科学者が精密に検査、分析したらプルトニウム成分が見つかるのではないか…。


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ファイティング原田はほぼ全ての海外メディアが「arguably=明らかに」という形容詞を冠に、日本のthe greatest boxerと表現されています。

英国ボクシングニューズ誌は、井上がその原田以来の最高ボクサーかもしれない、と書きました。

これは、そう認められて然るべきです。

13連続防衛記録を持つ具志堅用高、自力で完全統一王者に就いた渡辺二郎、史上最多の4階級制覇の井岡一翔、ペーパー上のスペックで井上を凌駕するグレートは過去も現在も存在しますが、このスポーツの評価は「誰に勝ったのか?」に集約されます。

田口良一、オマール・ナルバエス、ノニト・ドネア(ここにローマン・ゴンザレスの名前がないのが残念至極です)を撃破した井上が具志堅や渡辺よりも上、と見ることに何の抵抗もありません。

「原田以来の日本最高ボクサー」という表現もmight beではなく、arguablyで何の異論もありません。文句無しの単独2位です。

それでは…。

井上が絶対不可能と思われた〝原田越え〟を成し遂げることはあり得るのでしょうか?

「誰に勝ったか?」を物差しにしなければならないとすると、井上尚弥の敵はエデル・ジョフレです。

モハメド・アリを凌いで、リング誌の60年代PFPキングに輝く「黄金のバンタム」。

10年最強レベルとなると、最近ならマニー・パッキャオやフロイド・メイウェザーのレベルです。

そんな掛け値なしの化け物が、極めて近い将来バンタム級やジュニアフェザー級、フェザー級に現れる気配は全くありません。

それどころか、全階級を通じてもカネロ・アルバレスがそこに手をかけることが出来るかどうかです。

35歳まで現役と語る井上ですが、その行手に〝エデル・ジョフレ〟が現れることはないでしょう。

原田は、10団体時代にUndisputed Championとして、フライ〜バンタムで史上初の2階級制。PFPキングに2連勝。

もし、今のPFPが当時存在していたなら、ジョフレ初戦を勝利した原田は1位か2位、再戦も返り討ちにした時点で1位だったと推測できます。

もちろん、世界王者は各階級一人だけ、全階級でも10人しかいない時代にPFPなんてチンケな妄想がツケ入る隙はありません。

妄想しなくても、誰が一番強いのかが、誰の目にも明らかだった時代です。



では、時代に恵まれなかった井上は、このままの単独2位が限界なのでしょうか?