いやあ、贅沢な日曜日でした。

夜に地上波で録画でも見直せるってのもオツなものです。「MR.サンデー」、ニュースが始まらん。ボクシングファンにとっては気持ちが良いことです。

って、次のニュースは「UFO」かよ。




IBF王者としてIBF1位の指名挑戦者との試合義務を果たす。

IBF王者として当然です。

しかし、マイケル・ダスマリナスが最強挑戦者だと考える人はIBF内部の人間でも一人もいないでしょう。

「挑戦者決定戦に勝利して1位になったのだから正規の手続きを踏んだ指名挑戦者」と弁解するのが精一杯です。

アルファベット団体のランキングが、ライバル団体の王者を入れないのは仕方がありません。

4−Belt Era ならではの、摩訶不思議な指名挑戦者が出来上がる仕組みについて考えてみます。
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リング誌とESPNのバンタム級ランキングです。

黄色が、この二つのランキングで共通していないファイター。リング誌は井上拓真とアントニオ・ラッセル、ESPNはチャーリー・エドワーズで〝食い違っています〟。

ただし、ESPNはチャンピオンシップ制度を取っていないので、トップ10、十人です。リング誌の方が一人多いことになりますので、リング誌10位のラッセルを切った「10人比較」では、食い違いは一人です。

リング誌やESPNのランキングが正しいと言い切ることはできませんが、概ね納得出来る序列ではないでしょうか。

例えば、リゴンドーはリング誌で8位、ESPNで2位と順位に乖離が見られますが、ボクシングファンならこれはどちらの考え方もアリだと受け入れることができるはずです。

さて、次に、アルファベット団体のランキング。
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編みかけしているファイターは、リング誌にもESPNにもランクされていない〝ノーランカー〟です。

4−Belt Era の最大の特徴は「同一団体での世界王者乱立」と「地域タイトルの細分化」です。

アルファベット団体は承認料収入で成立している営利団体。承認料は一律同額ではなく、興行規模に比例して大きな金額になります。

彼らがスター選手を優遇するのは、当然なのです。

そして、各団体が傘下の地域タイトルを増殖させることは二つの目的があります。一つはもちろん「承認量稼ぎ」です。

もう一つは、どの選手(プロモーター)の承認量が多いか、支払いが良いかを確認する「与信管理」。

興行規模の大きな試合を打てる選手を早く見極め、自分の団体に囲い込む…その結果、完成するのが、実力評価からかけ離れた我田引水ランキングです。

「世界ランカーに弱い奴はいない」「指名挑戦者は最強挑戦者」。4−Belt Era ではそれが、寝言になりました。

「スティーブン・バトラーはWBO1位の強豪、村田危うし!」「世界1位のダスマリナスを簡単に撃退した井上はすごい!」。

村田も井上も日本ボクシングの至宝ですが、リアルの最強を証明するには「主要4団体完全統一」や「人気階級でしか実現できないメガファイト」を追求するしかない、困難な時代です。

座して待つだけでは、内山高志が教えてくれたように、リアルの最強を証明する機会は永遠に訪れてくれません。