「フロイド・メイウェザーvs那須川天心」で、マネーが計量したのかどうか定かではありません。贅肉がたるんだ肉体は147ポンドよりも重く見えました。

ヘビー級のマイク・タイソンと、exhibitionとはいえ戦ったロイ・ジョーンズJr. 。

そもそも茶番劇にまともな計量など、どうでもいいことです。

多くのケースで「減量」とは「より弱い相手を求めて自分も弱体化する」行為ですが、アスリートとして守らなければならないルールです。

一方で、茶番劇は茶番劇です。守らなければいけない最低限の〝お約束〟はあっても「減量」はそこから外れます。そもそも茶番劇の舞台に上がる人は、アスリートではありません。

茶番劇の計量など、とって付けたパフォーマンスに過ぎないのです。こういう書き方をすると誤解を招くかもしれませんが、茶番劇はプロレスです。

「対戦相手が体重超過したから、試合は受けない」なんてこともありえません。そもそもが茶番劇なのですから。
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日本時間明日6月20日に、元UFCミドル級王者のアンデウソン・シウバとボクシングマッチを行う予定だったフリオ・セサール・チャベスJr.が契約体重を2ポンドオーバーする184ポンドを計測、ファイトマネーから10万ドルが罰金として差し引かれることになりました。

もう、何といってよいのやら、わかりません。

これがまともなボクシングの試合なら「何度目だ?ジュニアは最低。リングに上がる資格なし。永久追放」と軽蔑するところですが、今回は茶番劇です。

チャベスJr.はこれまでにもドーピングや飲酒運転、体重超過を繰り返してきた、甘やかされて育った35歳。

テキサス州が規定の薬物検査を実施しなかったり、なぜかリングのサイズがルールを逸脱して小さかったり、前日計量の体重超過で試合の契約体重が変更されたり…メキシコの伝説「チャベス」の名前に対する忖度が見え隠れする〝事件〟が数え切れないほど頻発していました。

「七光りに甘えるバカ息子も悪いけど、甘やかす周囲も悪い」ということです。

最近の体重超過ではダニエル・ジェイコブス戦(スーパーミドル級:2019年12月)で、168ポンドのリミットを4.7ポンドも上回り、100万ドルの罰金をかせられています。

これまで、ボクシングと関係のない飲酒運転などの犯罪で徴収されたものまで含めるとチャベスJr.は1000万ドル以上の罰金を支払い続けてきました。日本円で約11億円です。

度重なるドーピングと体重超過から、ネバダ州をはじめ米国の有力州のコミッションがチャベスJr.のライセンスを永久停止。

米国に居場所を失ったチャベスJr.の今回の試合はメキシコ開催となっていましたが、これからのチャベスJr.はexhibition fighterとして生きていくのかもしれません。

ボクシングファンからすると、もうそっち側にいってくれ、という思いですが、すでにそっち側ですね、多分。