エキサイトマッチでロペスが4団体統一王者と紹介していました。
リナレスはセカンドタイトルに挑戦するのか…
2021-05-27 19:15:28 返信編集
山田 126.242.142.242
世界王者の原理原則は「世界に一人しかいない」ということです。
しかし、ボクシングの世界では主要(major)と位置付けられる承認団体が4つ、統括団体は世界各国(米国なら各州)に存在する魑魅魍魎の魔宮です。
それでも「世界王者は世界に一人だけ」というのは絶対の真実、正義です。
そして、王者になる手続きは、王者を倒すことだけです。他に方法はありません。
To be the King, you have to beat the King. 〜いわゆるLineal championshipの法則です。
もちろん、王者がその地位のまま引退したなら決定戦を行うしかありません。また、王者が怪我などで長期離脱が避けられないのであれば暫定王者を設けるのもアリかもしれません。
いずれにしても、王者は挑戦を受け入れるから王者たりうるのです。防衛義務のない王者など、王者とは呼べません。
1万歩くらい譲って「世界王者は世界に一人だけ」というのは「WBAの世界に一人」「WBCの世界に一人」という見方は受け入れるしかありません。「王者は一人」という絶対から外れず「世界が二つある」という理屈です。
しかし、同一団体の中に世界王者が二人いるのは、これは認められません。
WBAが上位タイトルsuperを作って、regular王者との共存体制を敷いたとき、リング誌などのメディアの対応は速やかでした。
「WBAはスーパー王者が存在する場合はレギュラー王者は認めない(セカンド王者)」。
村田諒太はスーパー王者に昇格するまで「セカンド王者」つまり、正式には王者と認められていませんでした。
これは井上尚弥も同様で、井上がWBAの正式な王者になったのはジェイミー・マクドネル戦ではなくノニト・ドネア戦です。
一方で、防衛義務から免れるWBCの名誉やダイアモンド王座はそもそも王座として認められていません。
フランチャイズ王座も同じです。WBCがカネロを最初のフランチャイズ王者に認定したとき、メディアとファンは「これで完全統一がまた遠ざかった」と嘆きました。このとき、マウリシオ・スライマンは「フランチャイズは防衛戦から免れる特権王座」と説明したからです。防衛義務のない王座は、王座ではありません。
ワシル・ロマチェンコがフランチャイズに昇格したときも、世間の反応は同じでした。
しかし、テオフィモ・ロペスがロマチェンコに挑戦する際に、マウリシオは狂乱のセリフを吐きます。
「テオフィモとトップランクからのリクエストによって、ロマチェンコのフランチャイズ王座がステイクされる」「フランチャイズがWBCの議論する余地のないタイトル。この試合の勝者が4団体統一王者になる」。
フランチャイズを認めるメディアは少数派です。当り前です。日本ではそうではありませんが。
「リナレスはセカンドタイトルに挑戦するのか…」。
いいえ、リナレスが挑戦するのは正式正統のWBC王座です。




コメント
コメント一覧 (3)
実力があるなら対戦して奪えばいいのです。
テニスの4大大会で出場してないけど格上だからチャンピオンとかおかしいですよね。
フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
が
しました
もう2年近く前ですが、とうとうネームバリューのある選手にベルトを直接売りつけるのが普通になったんだなと、思ったのを覚えています。
そしてもっと商品価値がある選手が現れたらフランチャイズで隔離してしまいました。
フシ穴の眼
が
しました