日本人ボクサーによる「大番狂わせ」と「偉大な勝利」を振り返って来ました。

プロボクサーの評価には毎年選出されるFighter Of The Yearのように後世に残るレガシーもあれば、PFPのように評価の基準や期間が相当に曖昧で形として残りにくいものもあります。

リングの外で決められることは、全てが虚飾です。大きな意味はありません。

その意味ではBWAAのFighter Of The Year、シュガー・レイ・ロビンソン杯ですら、リングの中で繰り広げられるスペクタクルを比べるとチンケなものです。

ましてやPFPとなると…。もはや、これは蜃気楼です。

「去年2月17日のリング誌のPFP3位は誰?」。こんな問題に答えられる人がいたとしたら、それはボクシング博士ではなく、バカです、ただのアホ。

それよりもまともな問題「トーマス・ハーンズやシェーン・モズリー、フェリックス・トリニダードはPFP1位になったことがあるか?」ですら、自信を持って答えられる人がどれだけいるでしょうか?

どこのメディアのPFPなのか?というだけでなく、月替わり日替わりで順位が変わるPFPなど誰も記憶に残せません。

かつてリング誌が毎年企画していたBest Fighter Pollは、Fighter Of The YearよりもPFP的な角度から切り込んだ〝ザ・ベストテン〟でしたが、残念ながら2017年をもって30年以上の歴史を閉じてしまいました。

毎年、10傑が選出・発表されるので日替わりの軽薄さはありません。

リング誌の経営難から残念ながらリストラされたこの企画、存在しない2018年からの3年を独断と偏見で決めちゃいます。

私の独断と偏見をあらわにしちゃうと、日本人の軽量級ボクサーが過半を占めてしまいそうですが、PFPの傾向を改めてご確認。

PFPは、実力に見合った注目と報酬を得られなかったシュガー・レイ・ロビンソンの代名詞です。

ヘビー級に注目が偏る中で、素晴らしいパフォーマンスを見せたロビンソンへの〝救済措置〟がPFPだったといっても差し支えありません。

そんな歴史的背景があったにもかかわらず、ロビンソンにとっては皮肉なことに、現代のウェルター級とミドル級は実力に見合った(実力以上?)大きな注目と巨額の報酬を獲得できる豪奢なクラスになっています。

畢竟、PFPとはヘビー級に厳しく、中量級と軽量級に贔屓目な評価になります。「強きを挫き弱気を助ける」。その思想を突き詰めたのがPFPです。

WOWOWの「タイソン特集」で村田諒太が語っていた言葉が真実です。

「ボクシングは、結局ヘビー級なんですよ」。

その、絶対的な真理に対する不条理な理屈がPFPの正体です。だから、実態なんてそもそもあるわけがないのです。

「こっから見たらカネロが一番強く見えるぞ」「確かに、この角度なら井上が2位かも?」。

このブログを見ていただければ一目瞭然ですが、私はPFPみたいな蜃気楼が大好きです。

ただ、ここ数年はPFPを「権威」のように誤解させる報道や、PFPが選手の格や報酬まで決めると錯覚しているゴミムシさんが散見されるようになったことには戸惑っています。

PFPに権威なんてあるかーーーーッ!

だから Mythcal Rankingと言われてるのに。

蜃気楼に実体などない!

「リング誌のPFPは権威がある」なんてのたまう人は、だいたいがリング誌を見たこともないでしょう。

蜃気楼を「重要文化財」と思い込むのと同じ愚行なのです。

逆にいうとヘビー級でランクされてるボクサーの実力は相当なもんということです。



実は、オンライン飲み会と並行して書いてるアクロバットな状況ですが 、これってラストオーダーも何もないですね、今更。つまらない、もう離脱。

Best Fighter Pollの最終年となってしまった2017年のランキングを振り返ります。〜2018年4月号から。
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1980年に1位:ロベルト・デュランでキックオフしたBest Fighter Pollは、PFP理念の「弱者救済」をしっかり実行。

ジェフ・チャンドラーやアントニオ・エスパラゴサ、オルランド・カニザレス、リカルド・ロペスら〝報われない日陰の実力者〟を拾い上げただけでなく、張正九やカオサイ・ギャラクシー、ユーリ・アルバチャコフ、ポンサクレック・ウォンジョンカム、シーサケット・ソールンビサイというアジアの選手もランキングしてくれました。

一方で、40年弱の歴史でヘビー級はマイク・タイソン、イベンダー・ホリフィールド、バスター・ダグラス、レノックス・ルイス、ウラジミール・クリチコの5人だけ(ロイ・ジョーンズを入れるなら6人)。最強階級に厳しい姿勢が浮き彫りになっています。

一方で、ウェルターとミドルの〝ロビンソン救済〟で世に広まったPFPでしたが、37年間続いたBest Fighter Pollのトップを見渡すと、過半を上回る20回もウェルター〜ミドルのボクサーが占めました。

ロビンソンが、この〝惨状〟を見たら「メイパックが最大興行?????ふざけるなよ!」と頭を抱えそうです。

「中谷正義・応援歌」のお話でしたが、完全に違う話になってますね。。。。

まー、でもBest Fighter PollとかPFP とかはロマチェンコを語るときのキーワードです。まだまだ続いて、初夏の大仕事まで、声が枯れるまでエールを送ります!