ケル・ブルックの談話も入っています。

「いいパンチをもらってしまった。あれは見えてなかった。もう少し出来たかもしれないが、レフの判断だから尊重する」。 

「これがボクシング。どんなに思い通りに戦っていても、一瞬で形勢が変わるだけじゃなく、試合が終わる」。 

まだ3敗しかしてませんし、その相手も3人とも超の付く強豪王者。

しかし、3試合とも痛烈なKO負け。

いい選手ですが、これからどこを目指すか、どこを目指せるのか…難しい岐路に立たされました。

CpmpuBoxのスタッツは以下の通り。

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クロフォードは111発中36発ヒット(32.4%)、内訳はジャブ16/64(25%)、パワーパンチ(後ろ手)20/47(42.6%)。ブルックは26/109(23.9%)、 14/56(25%)、パワー12/53(22.6%)。

ただし、これは4ラウンドの一方的な約10秒間も含めた数字です。

「その瞬間」まではブルックがやや優勢に試合を進めていました。

もちろん「タイミングが合うまで我慢していた。無駄に手を出さないように、そのタイミングが訪れるのを待っていた」(クロフォード)からという理由もあります。 

3ラウンドまでのオフィシャルは、クロフォードから見て 29−28、28−29、28−29いずれも一点差で1-2。意味のない途中スコアですが、ブルックの健闘が目立ちました。

1、2ラウンドはブルックが優勢というのはスタッツも、実際のリング上で起きていたこともほぼ一致していましたが、第3ラウンドは手数こそクロ41、ブル43で変わらないものの、命中はクロ12発(29.3%)に対してブルは4発(9.3%)にとどまっています。

特に、1、2ラウンドで英国人の生命線となっていたジャブは16発放って命中はなんと0。クロのジャブは7/23(30.4%)と、あくまでスタッツ上ですが、この試合で初めてジャブで刺し勝ちました。

このラウンドで手応えを感じていたはずのクロフォードですが、一気に攻め込まずに相手をおびき出すのが、この33歳の老獪なところです。

もう少し見たかったですが、面白い試合でした。