▶︎暇つぶしの名無しさん (IP:126.179.10.50)

なんだろうな・・・少なくともクロフォードとウシクに関して言えば、あのまま四団体のベルトを保持し続けていた方がよっぽどビッグマッチに恵まれる機会が増えていたと思います

折角手に入れたチケットを投げ捨てて階級を上げてしまったばかりに勿体ない・・・という感じです
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団体と階級ばかりか、同一団体の同一階級ですら王座が量産される時代です。

こんな時代だからこそ、The Undisputed Champion、完全統一王者が最も注目を浴びるに相応しいと考えがちですが、プロボクシングの世界はどこまでも理不尽と不条理が激しく渦巻いて止むことはありません。

現実はそうではないのです。

4-Belt-Eraで完全統一王者に就いた3人、バーナード・ホプキンス、テレンス・クロフォード、オレクサンダー・ウシクという顔ぶれを振り返ると、実力はあるのに人気が無いファイターのジレンマがひしひしと伝わってきます。

一部メディアが完全統一王者に数えるテオフィモ・ロペスのWBCフランチャイズは、ロペスがWBCに直談判してステイクしたという由来も意味も不明の怪しすぎるベルトなので正統王者とは認めません。

あれを認めたら、人気者は何しても良いことになります。

現役の完全統一王者、クロフォードとウシクですが、体重管理に大きな問題を抱えていたわけではないので、4つのベルトを持ってジュニアウェルター級やクルーザー級に留まっていた方がビッグファイトに恵まれたかのか?

おそらく、そうではありません。

彼らはすでに100万ドルファイターでした。しかし、〝PPVファイター〟としてクロフォードは挫折を味わい、ウシクはまだその舞台にも上がれていません。

彼らに人気がないのは事実ですが、それだけではなく、上を目指すにはジュニアウェルターやクルーザーでウロウロしてても埒が明かないからです。

完全統一王者を人気階級への踏み台と考えていたことは、彼らの発言からも明らかです。

人気階級に手ぶらで上がるわけにはいかない。4つのベルトはその手土産に過ぎないのです。

80年代以降の3団体時代までは完全統一王者には、それなりの注目と尊敬が集められていました。

シュガー・レイ・レナードにマービン・ハグラー、マイク・タイソンは人気階級ど真ん中だったこともありますが、スターダムの頂点でした。

マイケル・スピンクスですら、WBSSやクロフォードよりも遥かに注目と尊敬を集めていました。

ボクサーの「人気」、その本質はもはやベルトの数では無くなってしまいました。

4つのベルトをコンプリートするよりも、スーパースターと戦い、引き摺り下ろす方が高い関心と興味、そして何よりも巨額の報酬を手に入れることが出来るのです。

スーパースターはジュニアウェルターやクルーザーにはいません。万一、いてもそこに留まりません。

今や完全統一王者になって、何か手に入るものがあるとしたらPFPランキングが上がること、さらにその上の年間最高選手賞に選ばれること、つまりは「専門家やマニアだけから与えられる二束三文の評価」(フロイド・メイウェザー)だけなのです。

4-Belt -Era でスーパースターのトーチをリレーして来たのはオスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオ、カネロ・アルバレスの4人です。

彼らの共通点は人気階級でスターダムの頂点に駆け上がったこと、そしてどの階級でも完全統一王者にはなっていないということです。

そもそも欧米から大きな関心を集めることのできないバンタム級のアジア人である井上尚弥の人気は、クロフォードやウシク以下も以下、です。

しかし、日本のモンスターは錆びれたオマハの黒人ではなく、どこにあるのか米国人は誰も知らないウクライナ人でもありません。

井上がPPVのスーパースターになることはあり得ませんが、ナジーム・ハメドの発展型スターになる可能性はあります。

〝ハメド路線〟は、複雑な国内政治や国際情勢の影響で継続的な支援を断たれて座礁してしまいましたが、井上の背景には人気階級のミドルですら籠絡させたジャパンマンネーが控えています。

そして、ボブ・アラムが描く、日本のカネに依存した「日本でメガファイト⇄米国で箔付け試合」という仕掛けは、ビッグネーム不在の不人気クラスでも十分利益を上げる可能性があります。
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それにしても…。

タイトルが分断されてから半世紀以上の歳月が流れました。

分断の時代だからこそ統一に大きな意味があり続けました。

しかし、そんな当たり前すら、4-Belt-Eraでは当たり前ではなくなったのです。