中谷潤人が無敗のままWBOフライ級王者に就き、日本人の現役世界王者は7人となりました。

今朝は「サンデーモーニング」で中谷と井上尚弥が、「ワイドなショー」 では井上がリモート生出演とボクシングが取り上げられた日曜日午前でした。
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7人の侍です。なかなかのメンバーです。

一番心配なのは岩佐かもしれませんが、彼は日本で過小評価されています。

そして中谷はまだ22歳。

日本のチャンピオン・マップは、年齢的に素晴らしいバランスを描いています。


しかし…。村田諒太を突然変異と見ると、岩佐の122ポンド級が日本の事実上の天井です。

階級的なバランスは相変わらず崩壊したままなのです。

同じボクシング大国でも、ここがメキシコや英国との差です。人口や現代の成人男性の体格を考えると「人種の差」は言い訳でしかありません。

130ポンド級には伊藤雅雪の王座奪還が期待されるなど歴史的にも日本人が爪痕を残していますが、一つ下の126ポンド=フェザー級と一つ上のライト級に目をやると、途端に悲しく寂しい荒野が広がってしまいます。

今に始まったことではありませんが 「フェザー級とライト級〜ウェルター級」という、日本人ボクサーでもけして層が薄いわけでないクラスで世界を叩きのめして欲しい欲求は募る一方です。


ボクシングは〝縁もゆかり〟も無い階級で世界挑戦することが非常に難しい 〝既得権益〟ビジネスの色合いが濃いスポーツです。

そして、世界王者をカネで挑戦者の国へ呼べる、わかりやすいビジネスでもあります。

ただ、フェザーやライト級になると縁が無いだけでなく、要求される金額も大きくなるため、チャンスも限定されてしまう現実が横たわっているのです。
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それでも、今は21世紀。戦後の栄養事情の悪い時代じゃありません。

経済企画庁が経済白書「日本経済の成長と近代化」の結びで「もはや戦後ではない」と記したのは1956年でした。

あれから64年もの歳月が経ちましたが、日本ボクシングの階級構造は戦後のままです。

いいえ、むしろジュニアフライやストローなど軽量ジュニア階級と団体の増殖によって世界挑戦の機会が大きく拡大、その構造は60年代以前よりもいびつに軽量化に偏向しているといえるでしょう。

ボクシング界は2020年になった今でも〝栄養失調〟のままなのです。

現在、日本のフェザー級ボクサーはジュニアフェザー級の167人と首位を争う163人。ライト級で124人。ウェルター級でも62人を抱えています。

一方でストロー級は61人、ジュニアフライ級74人、フライ級103人。ジュニアバンタム119人、バンタム123人。

単純な競技人口だけで考えると、ストローやジュニアフライ級並みにウェルターでも世界王者がポンポン誕生していないとおかしい理屈です。

※数字はいずれもBoxRecから。トップはずっとフェザーでしたが、今見ると僅か4人差ですがジュニアフェザーに逆転されていました。

前述した「ビジネスとしてライトやウェルターは難しい」という問題が大きいとはいえ、それにしてもあまりにも情けない。

「もはや戦後ではない」と、64年経った今でも言い切れないのが日本ボクシング界です。

「才能のある人材は野球やサッカーなどメジャースポーツに流れる」というのは、実は言い訳です。

日本ボクシングは相も変わらず「若い才能の血と筋肉と牙を削ぎ落とす」ことに傾注しているようにしか見えません。

例えば、結果論ではなく、井上のスタートはジュニアフライで本当に正解だったのでしょうか…?

あの過酷な減量は、彼の才能をがんじがらめに閉じ込める檻かもしれません。


「日本人には不可能」のはずのミドル級のプロアマで村田はトップ戦線で戦ってます。

中谷正義はテオフィモ・ロペスを悪戦苦闘に陥れ、号泣させました。 

絶対に出来るはずです!