現地時間11月7日 (DAZN)
Seminole Hard Rock Hotel and Casino, Hollywood, Florida

テオフィモ・ロペスが4団体完全統一王者と見る向きもある世界ライト級。

しかし、The Undisputed Champion と素直に呼べないのは「WBCの正統王者はヘイニー」という声があるからです。

「フランチャイズ王者はWBC最上位タイトルだから、このタイトルが懸かるケースではフランチャイズが正統」なんて理屈、ヘイニーからしたらやってられません。

試合直前のオッズはヘイニー1/25(1.03倍)、ガンボア16/1 (17倍)で21歳の米国人が圧倒的有利。

かつてフェザー級で猛威を振るった〝グアンタナモのサイクロン〟も38歳、テレンス・クロフォードをグラつかせながらもキャリア初黒星をストップ負けで喫したのが2014年6月28日のことですから、もう6年も前になります。

昨年12月28日にガーボンタ・デービス相手に12ラウンドまで粘ったもののTKO負け。

ガンボアはあれほど支配的だった風速も風力も失い、そしてプロ転向時から指摘されてきた打たれ弱さは加齢とともにさらに深刻度を増しています。

この試合のオッズも、若きホープの踏み台という烙印が現れた数字で、実際のリングでもそれをなぞるような展開になってしまします。
Punch Stats
PUNCHESHANEYGAMBOA
Total landed13384
Total thrown401472
Percent33%18%
Jabs landed5121
Jabs thrown163185
Percent31%11%
Power landed8263
Power thrown238287
Percent35%22%
-- Courtesy of CompuBox

ガンボアは手数は出したものの、精度で大きく劣りました。ヘイニーの羽毛の拳のおかげで、大きなピンチに見舞われることはなかったものの、ヘイニーのジャブから繰り出される上下のコンビネーションに成す術も無いまま、ラウンドを重ねてしまいました。

アマでもプロでもまばゆい輝きを放ったキューバ人に、もはや世界基準と認める実力はありません。

オフィシャルは120−107*2/118−109の準完封負け。 
ENM14214-770x433

一方で、クロフォードとデービスだけでなくロビンソン・カスティリャノスにまで倒されたガンボアを12ラウンド終了ゴングまで生き延びさせたヘイニーのパワーには疑問符が突きつけられました。 

“I want the big fights, I want to make these big fights. Fighting someone like Gamboa was a stepping stone but I’m here for the big fights,” said Haney.

“Teofimo Lopez is the one with the rest of the belts, so that’s the main one I want to make happen.” 

 「ビッグファイトがしたい。ガンボアを踏み台にした今、もっと大きな試合がしたいんだ。ライト級の残りのベルトを持っているテオフィモ・ロペスは最も戦いたい相手だ」。

このクラスにはデービスもいます。ビッグファイトの組み合わせはいくつもありますが…。

ガンボアは30勝18KO4敗。プロでは初の判定負けでした。