ファイナル・カンファレンス。

ワシル・ロマチェンコvsテオフィモ・ロペス。

「平時」ならこのカードはPPVイベントには届かなくとも、おそらくはロペスの〝地元〟ニューヨークの大会場(MSGかバークレイズセンター)の大観衆の歓声で開始ゴングの音がかき消される中で、激しく拳を交えていたはずです。

そして、プロモーションとしての記者会見も何度も重ねていたでしょう。

昨日、完全防疫施設内で開催された、最後の記者会見。普通なら、MGMや系列のマンダレイベイのボールルームで大々的に行うのですが、このご時勢です。

最小限のスタッフで、交代する司会者と4つのベルトをロマチェンコとロペスが挟む形で、会見が進みます。

かつて、HBOがマニー・パッキャオの戦前などに送り出した「24/7」の名作を彷彿させる素晴らしい出来栄えです。

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さすが、ESPNです。「所詮はディズニー」とバカにしてきたことを撤回します。

マイナーなボクシングに潤沢な予算は割けないのに、とにかくセンスが素晴らしい。ポスターも秀逸でした。

井上尚弥を持ち出すのはあまりに可哀想ですが、井上のポスターは酷すぎです。

もちろん、井上もマロニーも悲劇的に無名、ESPNは「井上は無名」とアドバルーンを挙げるなどトップランクが押し込んできたバンタム級のカードに嫌悪感をあらわにしていました。

米国で興味が低いバンタム級は論外までも「井上vsロマゴン」でも、まともに扱われることはなかったでしょう。

井上は「最低でもフェザー」と口にしましたが、階級は関係ないですね。マイケル・カルバハルが現代にいたら、ジュニアフライでも大きな興行になったでしょうし、今ならガーボンタやレオらがひしめくジュニアライトが「最低でも」でしょうか。

いずれにしても、井上は大番狂わせは無理でも、せめて自身がBサイド になるリングに上がらなくては「パッキャオが見た風景」なんて寝言のままで終わっちゃいます。

誰と戦うか。

ロマチェンコとロペスのファイナルカンファレンスを見て、そのことを痛感した夜でした。