エマヌエル・ナバレッテが返上したジュニアフェザー級タイトル、WBOのピースの新王者が決定しました。
ニューメキシコ・アルバカーキ出身でラスベガス在住のアンジェロ・レオ26歳です。
対戦相手のトレメイン・ウィリアムスは変則サウスポー。序盤は戸惑いも見せたレオですが、中盤以降はしつこいボディ攻撃でゲームを支配、3−0で世界初挑戦をモノにしました。
コネティカット州アンキャスビルのモーゲン・サン・カジノで行われたプレミア・ボクシング・チャンピオンズのメインイベントを飾ったレオは、26歳。渾名はEl Chinito(中国人)。
「中国人」の渾名は最近ではマルコス・マイダナも。El Chinitoとは微妙に違う El Chino とコールされていましたが、いずれにしても「親しみを込めた意味での中国人」です。
このあたりの渾名の感覚は日本人には理解できません。不幸な歴史があるとはいえ、よく似てるからという理由で日本人に「コリアン」とか「チャイニーズ」という渾名はまずつけません。
遠い遠い異国だからそう呼ぶことに躊躇がないのかもしれませんが、グレグ・リチャードソンの〝ザ・フレア〟(蚤=のみ)も衝撃的でした。
それを言い出すと、日本人ならフライ(ハエ)ではなくビートル(カブトムシ)級とかにするでしょうし、バンタム(雄鳥・軍鶏)もホークとかコンドル級にするでしょう。
…しかし、そうなると、フライやバンタムより重いフェザー(羽毛)が厄介ですね。根本的に変えなきゃなりません。フェザーの由来は諸説ありますが「軽量級(ライト級)よりもさらに軽い」ことを強調した意味があります。
話がどんどん逸れる前に、アンジェロ〝El Chinito〟レオに戻します。
この空位のWBOジュニアフェザー級王座は、当初対戦相手に予定されていたステファン・フルトンが新型コロナに感染して離脱。セミファイナルに出場予定だったウィリアムスが繰り上げられました。
WBOは、6ヶ月以内のフルトンとの防衛戦をレオに義務付けました。
このご時世ですから、地元米国人の世界戦はリング誌やESPNなど専門メディアで大きく取り上げられましたが、レオの実力には疑問符しか浮かんできません。
20戦全勝ながらKOは9。このクラスでは特別パンチがないわけではありませんが、明らかに決定力に欠けます。「面白いのが出てきたなぁ」という高揚感はゼロです。
アルバカーキはこれまで3人の個性溢れる世界王者を輩出してきました。
2階級制覇した〝キッド・ダイナマイト〟ダニー・ロメロに、映画のような人生を駆け抜けたジョニー・タピア、そしてロンダ・ラウジーを世紀の大番狂わせで沈めたホーリー・ホルムもボクシングの世界王者でした。
アルバカーキが生んだ4人目の世界王者〝El Chinito〟は地味なパフォーマンスで戴冠しましたが、果たしてドラマティックな先輩たちにどこまで迫れるでしょうか?
そして、井上尚弥が122ポンドに侵略の刃を向ける日まで、レオはベルトを腰に巻いているでしょうか。
ニューメキシコ・アルバカーキ出身でラスベガス在住のアンジェロ・レオ26歳です。
PHOTO BY AMANDA WESTCOTT/SHOWTIME
対戦相手のトレメイン・ウィリアムスは変則サウスポー。序盤は戸惑いも見せたレオですが、中盤以降はしつこいボディ攻撃でゲームを支配、3−0で世界初挑戦をモノにしました。
コネティカット州アンキャスビルのモーゲン・サン・カジノで行われたプレミア・ボクシング・チャンピオンズのメインイベントを飾ったレオは、26歳。渾名はEl Chinito(中国人)。
「中国人」の渾名は最近ではマルコス・マイダナも。El Chinitoとは微妙に違う El Chino とコールされていましたが、いずれにしても「親しみを込めた意味での中国人」です。
このあたりの渾名の感覚は日本人には理解できません。不幸な歴史があるとはいえ、よく似てるからという理由で日本人に「コリアン」とか「チャイニーズ」という渾名はまずつけません。
遠い遠い異国だからそう呼ぶことに躊躇がないのかもしれませんが、グレグ・リチャードソンの〝ザ・フレア〟(蚤=のみ)も衝撃的でした。
それを言い出すと、日本人ならフライ(ハエ)ではなくビートル(カブトムシ)級とかにするでしょうし、バンタム(雄鳥・軍鶏)もホークとかコンドル級にするでしょう。
…しかし、そうなると、フライやバンタムより重いフェザー(羽毛)が厄介ですね。根本的に変えなきゃなりません。フェザーの由来は諸説ありますが「軽量級(ライト級)よりもさらに軽い」ことを強調した意味があります。
話がどんどん逸れる前に、アンジェロ〝El Chinito〟レオに戻します。
この空位のWBOジュニアフェザー級王座は、当初対戦相手に予定されていたステファン・フルトンが新型コロナに感染して離脱。セミファイナルに出場予定だったウィリアムスが繰り上げられました。
WBOは、6ヶ月以内のフルトンとの防衛戦をレオに義務付けました。
このご時世ですから、地元米国人の世界戦はリング誌やESPNなど専門メディアで大きく取り上げられましたが、レオの実力には疑問符しか浮かんできません。
20戦全勝ながらKOは9。このクラスでは特別パンチがないわけではありませんが、明らかに決定力に欠けます。「面白いのが出てきたなぁ」という高揚感はゼロです。
アルバカーキはこれまで3人の個性溢れる世界王者を輩出してきました。
2階級制覇した〝キッド・ダイナマイト〟ダニー・ロメロに、映画のような人生を駆け抜けたジョニー・タピア、そしてロンダ・ラウジーを世紀の大番狂わせで沈めたホーリー・ホルムもボクシングの世界王者でした。
アルバカーキが生んだ4人目の世界王者〝El Chinito〟は地味なパフォーマンスで戴冠しましたが、果たしてドラマティックな先輩たちにどこまで迫れるでしょうか?
そして、井上尚弥が122ポンドに侵略の刃を向ける日まで、レオはベルトを腰に巻いているでしょうか。

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