10位ブローナー、9位サンタクルス、8位田中、7位井上ときて、残る6人はノニト・ドネア、ローマン・ゴンザレス、マイキー・ガルシア、ドニー・ニエテス、井岡一翔、カネロ・アルバレス。
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井岡以外の5人は全員がPFP10傑経験者で、殿堂入りの可能性も秘めているガチガチの強豪。

残念ながら井岡を6位に差し出すしかありません。 

ストロー級、ジュニアフライ級、フライ級、ジュニアバンタム級の制覇した4階級全てでリング誌10位以内の強豪を倒しています。

「対戦相手の質」に文句はありません。

二つの敗北はアムナット・ルエンロンとドニー・ニエテスという、誰にとってもややこしい相手。どちらも勝者がPFP入りの大勝負でしたが、あと一歩で競り負けてしまいました。

井岡に勝ったことでアムナットはboxing scene.com の Fighter Of The Year(年間最高選手)に選ばれ、ニエテスはPFP入りしたことからも、井岡の世界評価の高さが窺えます。

「階級レンジ」は105から115までのちょうど10ポンド。

31歳と軽量級としては決して若くはありませんが「5階級制覇への可能性」は十分残されています。

軽量級で飛び抜けてタレント豊富なジュニアバンタムの最前線に張っているのですから、キャリア最大の勝利となる強豪との戦いに挑んで欲しいものです。



5位も迷いましたが、井岡を6位にした時点でドニー・ニエテスです。

2018年12月の井岡戦からリングに上がっていない38歳。PFPランキングからも名前が消えてしまってからも、しばらく経ってしまいました。

48戦のキャリアで敗北はSDの一つだけ、完敗したことがないフィリピンのAhas(蛇)。

世界戦は18戦7KO無敗2分。元・現・未来の世界王者との手合わせも9勝無敗3KO。

「階級レンジ」は、ストローからジュニアバンタムのステップで4−Xを達成した井岡と同じ10ポンド。

「5階級制覇への可能性」は非常に低いものの、「対戦相手の質」は高い、負けないスタイルを習得したリングマスターです。

ラウンドごとにポイントを客観的な目線で正確に見ることができる計算能力は、史上屈指のレベルです。


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4位はマイキー・ガルシア。

「階級レンジ」は、フェザー級からジュニアウェルター級の14ポンド。

歴史上、マニー・パッキャオとファン・マヌエル・マルケスの二人しかいない「フェザー〜ジュニアウェルター倶楽部」の会員です。

エロール・スペンスJr.には成す術もなく敗れてしまい、PFPランキングから追放されましたが、ジェシー・バルガスに完勝するなど「5階級制覇への可能性」では〝王手〟をかけています。

「対戦相手の質」はもちろん低くはありませんが、マイキー・ガルシアの名前が錯覚させるのか、そこまで高くはありません。

殿堂クラスはもちろん、PFPファイターと戦ったのもスペンスだけ。

デジャン・ズラティカニン、セルゲイ・リピネッツ、ロバート・イースターJr.と世界基準の無敗ボクサーに初黒星を付けていますが「誰に勝ったのか?」となると、ジェシー・バルガスになるかもしれません。

パッキャオがWBOウェルターのベルトを持つバルガスと戦うとき「どうしてそこまで格下を選ぶのか?」(リング誌)と批判の声が上がったことを思い出すと、パックマンの偉大さをあらためて思い知らされます。

このベスト10選考から外したのは正解でした。

それにつけても、トップランクとの契約問題の軋轢から2014年1月から2016年7月までの2年半もリングに上がることが出来なかった26歳からのロスタイムが、非常に残念です。