米国では、フェザー級以下の軽量級にビッグファイトはない。メキシカンかプエルトリカン、米国人でなければ本物のスターになれない。

「ビッグファイト」「本物のスター」の基準に国際規格があるわけはなく、ここではハードルをグッと下げて「報酬100万ドル」「Aサイドとしてラスベガスかニューヨークにホームリングを持つ」とします。
IMG_0480 (1)
IMG_0139 (1)

米国では、軽量級にビッグファイトはない。メキシカンか米国人でなければ本物のスターになれない。…この常識を覆したボクサーとして真っ先に挙がるのはマニー・パッキャオです。

ただし、そのパッキャオですら「フェザー級以下」というフィルターを通すと「Aサイドとしてラスベガスかニューヨークにホームを持つ」というスター条件は満たせていません。

21世紀になってから、米国リングで爪痕を残した〝招かれざる〟軽量級を思い出すと…。

①マニー・パッキャオ(フィリピン)=ジュニアフェザー級〜フェザー級

②ナジーム・ハメド(英国)=フェザー級

③ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=フェザー級

④ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)=ストロー級〜ジュニアバンタム級

⑤ノニト・ドネア (フィリピン)=フライ級〜フェザー級

⑥ギレルモ・リゴンドー(キューバ)=ジュニアフェザー級

⑦ユリオルキス・ガンボア(キューバ)=フェザー級

⑧ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)=フェザー級

⑨ビック・ダルチニアン(アルメニア/オーストラリア)=フライ級〜フェザー級

⑩カール・フランプトン(英国)=フェザー級

こんな順位でしょうか?

10人全員がPFPファイターとして高評価を受け、ロマゴンは軽量級史上初の1位にも輝きました(パッキャオはライト級で初の1位)。

しかし「スター条件」は誰一人満たせず、フェザー級以下で100万ドル以上を手にしたのはパッキャオ、ハメド、ロマチェンコ、ドネア、フランプトンの5人に絞られてしまいます。

そして、そしてこの5人で1試合で最も稼いだのはパッキャオではありません。

マルコ・アントニオ・バレラ戦で850万ドルを稼いだハメドです。