先日発売の「モーニング」に、手塚治虫氏の新作漫画をAI 技術と人間とのコラボレーションで作り出そうという試み「TEZUKA2020(テヅカ 二―ゼロ 二―ゼロ)」が創作した新作漫画「ぱいどん」が掲載されました。
未来のことはわかりませんが、現時点のちゃらいAI技術で手塚治虫が再現されるわけもなく、この試みも「新作漫画をAI 技術と人間とのコラボレーション」ということらしいです。
まあ、ほとんど人間主導で作られたことは明らかです。
実は、この漫画は見ていません。
こんなご時世ですが、仕事で付き合いのあるご年配の女性と銀座の百貨店の屋上でお会いして、モーニング誌をいただきました。
商談でお会いしても最初から最後まで世間話しかしないような仲で、今回も「渋谷の東横のれん街が無くなっちゃいますねぇ」なんてラインメールから話が発展して、呼び出されました。
銀座は高い店には近寄れないけど、土地勘だけはある!と自負していましたが「高い店には近づかない」ということは、ある意味土地勘が欠落しているのでした。
なんだかんだで上京して30年以上経つのに、ここに来たのは初めてでした。
「いつも汚いお店でお酒飲んでるから、こんな景色知らなかったでしょ?」と笑われたので「昨日も来たけど、初めてです〜って喜んだ方が可愛いですか?」と口答え。
まあ、でもウッドデッキの屋外で手塚治虫やら、漫画やら、昔の銀座やこの界隈の、いろんなお話を聞くのは楽しいものです。
そこで、渡されたのが「モーニング」。
「読んだんですか?」と聞くと、「読む気になれないからあげる」。二人で大きな笑い声をあげてしまいましたが、土曜日だというのに屋上庭園には私たちだけ。
人混みは大嫌いな私ですが、それは人混みを避けるということで、都会に人影が消えるなんて、やっぱりあってはいけないことなんです。
手塚のAI、いつも「現場、実物を見る前には一切語るな」と偉そうに言っていますが、こんなの見なくても100%わかります、わかりきってます。
読む必要がない。
未来はわかりませんが、現時点のAIはチェスなどのボードゲームで生身の人間に勝つとか、自動運転など機械的な作業に従事してればいいのです。
もちろん、未来は…認めます。そのための挑戦、はじめの一歩を印したとしたら、その意義も認めます。
それでも、紅白歌合戦の「美空ひばり」と何が違うのか!?
この類の批判については手塚真さんもいつものように予防線をいくつも重ねる発言をしています。
それでも、パーミッションを与えるな!って思ってしまいますね…何をしようが、権利を持ってる手塚真さんの自由なんですが。
手塚真さんの「最終的にはできたコンテンツが、面白いと思われるかどうかに尽きると思う」というのは、まさにその通りで、それで言ってしまうと「あなたには全く才能がない」のは明らかです。
「本人の肖像だった(多くの批判も集めた)〝紅白の美空ひばり〟とは違う」と言われても、手塚真さんがやってることは、ひばりさんの息子さんと全く同じ。
本当に愛しているファンからしたら「頼むからジッとしていてくれ」ということだと思います。
まあ、もちろん、レジェンドが愛した子息の行動を非難する「本当のファン」って何?と聞かれたら、言葉に詰まりますが…。

コンピューターでレジェンドを蘇らせる。
そんな永遠に不可能な妄想を、さも実現したように大風呂敷を広げたのはボクシングが最初です。
「パソコン」という言葉が一般的に広がった1970年代。マイアミにあった、今でいうIT企業が モハメド・アリとロッキー・マルシアノら史上のグレートを戦わせるトーナメントを企画、大きな反響を呼んだそうです。
決勝では、アリがジョー・ルイスに倒されるのです。
その後も、ミドル級でコンピューター・トーナメントが開催されました。
現在ではチェスや将棋など盤上二次元で、AIは人類に勝利を収めています。
もしかしたら近い将来、3次元でも同じことがデモンストレイトされるかもしれません。
原田のラッシュと、具志堅の踏み込み、二郎の臨機応変、井上の技術。全てをディープラーニングした三次元体が最強なのは当然ですが、おそらくAIで再現された原田も手がつけられないくらいに強いでしょうね…。
いろんなものが進歩するのは楽しいことですが、やめて欲しいことも多いです。
そのご年配の女史が言うには「銀座なんてあちこち川が流れてて、トイレなんて全部汲み取り式だし、とにかく臭かったんだから。渋谷も新宿も、人が集まってお酒飲む場所はどこもかしこも臭かった。今はもうどこもかしこも綺麗になてなんの匂いもしないからねぇ」。
私が「今と昔、どっちがいいですか?」と聞いたのは「そうねぇ、どっちだろうねぇ…どっちかっていうと…」というスプリットデジションな答えを期待したのですが、彼女は即答でした。
「今がいいに決まってるでしょ。今更、落とし便所にかがみたくないし、街の臭い匂いも嗅ぎたくないし。女性は断然、住みやすくなったし、それって男性もそうでしょ。何にしろ、未来なんて良いように、良いようにしか転がらないんだよ。それを最近の若い子はわからないのが…」。
ユナニマスデジションでした。いや、KO負けですかね。
未来のことはわかりませんが、現時点のちゃらいAI技術で手塚治虫が再現されるわけもなく、この試みも「新作漫画をAI 技術と人間とのコラボレーション」ということらしいです。
まあ、ほとんど人間主導で作られたことは明らかです。
実は、この漫画は見ていません。
こんなご時世ですが、仕事で付き合いのあるご年配の女性と銀座の百貨店の屋上でお会いして、モーニング誌をいただきました。
商談でお会いしても最初から最後まで世間話しかしないような仲で、今回も「渋谷の東横のれん街が無くなっちゃいますねぇ」なんてラインメールから話が発展して、呼び出されました。
銀座は高い店には近寄れないけど、土地勘だけはある!と自負していましたが「高い店には近づかない」ということは、ある意味土地勘が欠落しているのでした。
銀座駅を利用しているので和光は普通に見上げていますが、ご婦人と食事したあとに屋上ガーデンに出てみると…和光の時計塔が目の前に!
なんだかんだで上京して30年以上経つのに、ここに来たのは初めてでした。
「いつも汚いお店でお酒飲んでるから、こんな景色知らなかったでしょ?」と笑われたので「昨日も来たけど、初めてです〜って喜んだ方が可愛いですか?」と口答え。
まあ、でもウッドデッキの屋外で手塚治虫やら、漫画やら、昔の銀座やこの界隈の、いろんなお話を聞くのは楽しいものです。
そこで、渡されたのが「モーニング」。
「読んだんですか?」と聞くと、「読む気になれないからあげる」。二人で大きな笑い声をあげてしまいましたが、土曜日だというのに屋上庭園には私たちだけ。
人混みは大嫌いな私ですが、それは人混みを避けるということで、都会に人影が消えるなんて、やっぱりあってはいけないことなんです。
手塚のAI、いつも「現場、実物を見る前には一切語るな」と偉そうに言っていますが、こんなの見なくても100%わかります、わかりきってます。
読む必要がない。
未来はわかりませんが、現時点のAIはチェスなどのボードゲームで生身の人間に勝つとか、自動運転など機械的な作業に従事してればいいのです。
もちろん、未来は…認めます。そのための挑戦、はじめの一歩を印したとしたら、その意義も認めます。
それでも、紅白歌合戦の「美空ひばり」と何が違うのか!?
この類の批判については手塚真さんもいつものように予防線をいくつも重ねる発言をしています。
それでも、パーミッションを与えるな!って思ってしまいますね…何をしようが、権利を持ってる手塚真さんの自由なんですが。
手塚真さんの「最終的にはできたコンテンツが、面白いと思われるかどうかに尽きると思う」というのは、まさにその通りで、それで言ってしまうと「あなたには全く才能がない」のは明らかです。
「本人の肖像だった(多くの批判も集めた)〝紅白の美空ひばり〟とは違う」と言われても、手塚真さんがやってることは、ひばりさんの息子さんと全く同じ。
本当に愛しているファンからしたら「頼むからジッとしていてくれ」ということだと思います。
まあ、もちろん、レジェンドが愛した子息の行動を非難する「本当のファン」って何?と聞かれたら、言葉に詰まりますが…。

そんな永遠に不可能な妄想を、さも実現したように大風呂敷を広げたのはボクシングが最初です。
「パソコン」という言葉が一般的に広がった1970年代。マイアミにあった、今でいうIT企業が モハメド・アリとロッキー・マルシアノら史上のグレートを戦わせるトーナメントを企画、大きな反響を呼んだそうです。
決勝では、アリがジョー・ルイスに倒されるのです。
その後も、ミドル級でコンピューター・トーナメントが開催されました。
現在ではチェスや将棋など盤上二次元で、AIは人類に勝利を収めています。
もしかしたら近い将来、3次元でも同じことがデモンストレイトされるかもしれません。
原田のラッシュと、具志堅の踏み込み、二郎の臨機応変、井上の技術。全てをディープラーニングした三次元体が最強なのは当然ですが、おそらくAIで再現された原田も手がつけられないくらいに強いでしょうね…。
いろんなものが進歩するのは楽しいことですが、やめて欲しいことも多いです。
そのご年配の女史が言うには「銀座なんてあちこち川が流れてて、トイレなんて全部汲み取り式だし、とにかく臭かったんだから。渋谷も新宿も、人が集まってお酒飲む場所はどこもかしこも臭かった。今はもうどこもかしこも綺麗になてなんの匂いもしないからねぇ」。
私が「今と昔、どっちがいいですか?」と聞いたのは「そうねぇ、どっちだろうねぇ…どっちかっていうと…」というスプリットデジションな答えを期待したのですが、彼女は即答でした。
「今がいいに決まってるでしょ。今更、落とし便所にかがみたくないし、街の臭い匂いも嗅ぎたくないし。女性は断然、住みやすくなったし、それって男性もそうでしょ。何にしろ、未来なんて良いように、良いようにしか転がらないんだよ。それを最近の若い子はわからないのが…」。
ユナニマスデジションでした。いや、KO負けですかね。



コメント
コメント一覧 (5)
フシ穴の眼
が
しました
死人で金稼ぎするなというのは多少理解出来ますが、紅白の数分だけで分かった気になってる人が多いのは残念です。
フシ穴の眼
が
しました
AI技術で人間が労働から解放される、なんて言われてますが、今までにも何度となく人間を労働から解放するはずだった技術革新が起こっていたはずです。何を今更、という気がします。
手塚治虫は多作で、中には明らかにクオリティが低いと思われる作品も見受けられますし、個人的には「手塚治虫が汚される」とかはあまり思わないです。
AI星新一「作家ですのよ」というのもありましたね。星新一も非常に多作です。
AIに学習させるサンプルの多さ、AIをモチーフにした作品を多く書いている点、などが共通点ですね。
あとは両者とも有無を言わせぬ巨匠である、という点。そこに話題性を出そうといういやらしさを感じる部分は確かにあります。
フシ穴の眼
が
しました