世界評価:35点/階級難易度10点/人気:5点を満点に、合計50点満点で採点する「90年代以降」つまり4団体時代の日本のボクサーのPFP。

1位は井上尚弥。「世界評価」35点/「階級難易度」4点/「人気」2点=41点。リング誌をはじめ世界評価の液状化が進行中とはいえ、PFP3位は出色です。

2位は村田諒太。「世界評価」15点/「階級難易度」10点+ボーナス5点/「人気」5点=35点。村田の評価は「ミドル級」の一点に尽きます。五輪で金メダル、プロでも世界戦線に踏みとどまっていることは極東の奇蹟です。
 
3位はユーリ・アルバチャコフ。「世界評価」30点/「階級難易度」4点/「人気」0点=34点。 PFPの壁が今では信じられなほど堅固だった時代に、年間PFP入り。

B級俳優の茶番イベントで前座を当てられるなど不当な扱いを受けましたが、ユーリはリアルでした。

4位は井岡弘樹。「世界評価」25点/「階級難易度」5点/「人気」3点=33点。日本ではファイティング原田ただ一人だったモダーン部門で殿堂入りしたボクサー(柳明佑)に勝利して、当時史上3人目の2階級制覇達成。

5位は平仲明信。「世界評価」20点/「階級難易度」10点/「人気」2点=32点。やはり殿堂入りのエドウィン・ロサリオを1ラウンドKOでタイトル奪取。
 
5位まで決定しました。なかなか共感を得られないランキングでしょうが、6位以下に続きます!

なんだかんだで、日本人初のリング誌PFP入りをほぼ同時に果たした山中慎介と内山高志。バンタムとジュニアライト級で12と11の連続防衛のテープを伸ばした強打のチャンピオン。

単純な階級難易度はジュニアライトがバンタムを蹴散らしますが、対戦相手の質の点でビック・ダルチニアンとアンセルモ・モレノの元PFPファイター二人に勝利している山中が優勢。

6位は山中慎介。「世界評価」25点/「階級難易度」4点/「人気」2点=31点。ダルチとモレノは完全に峠を越していましたが、マルコム・ツニャカオ、トマス・ロハスらまともな世界ランカーにも勝利しています。
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7位は内山高志。「世界評価」25点/「階級難易度」3.5点/「人気」2点=30.5点。マイキー・ガルシア、ユリオルキス・ガンボア、ニコラス・ウォータース、ワシル・ロマチェンコ…ビッグネームとの交渉はことごとく頓挫、全てをひっくり返す一発強打の持ち主だっただけに大きな試合が見たかった。

8、9位は長谷川と西岡でしょう。厳しい言い方になりますが、ありもしないラスベガスに向かって迷走した二人がいなければ、内山や山中、井上の世界評価はもっと控えめなものになっていたでしょう。

8位は長谷川穂積。「世界評価」20点/「階級難易度」2点/「人気」3点=25点。そのキャリアで最も評価が高かったのが晩年のウィラポン・ナコンルアンプロモーションという残念さ。ピーク時の評価は「ファイティング原田とどっちが上か?」でしたが…。亀田騒動と同時期に「リアル」を標榜しました。

9位は西岡利晃。「世界評価」20点/「階級難易度」2点/「人気」2点=24点。敵地でジョニー・ゴンザレスから逆転勝利を収めたのがキャリア最大の星。

メキシコで「最も失望したボクサー」のジョニゴンのスランプ期ですら「圧倒的不利」とされた〝スピードキング〟でしたが、ウィラポンへの無限ループの挑戦失敗、引退勧告が突きつけられたラファエル・マルケスとの〝MGMメガファイト〟とサポート体制は万全でした。


10位は井岡一翔。「世界評価」20点/「階級難易度」2点/「人気」2点=24点。西岡と同点ですが、世界歴代記録のランキングがそうであるように「同点なら時代が古い方が勝ち」。日本人初の4階級制覇はお見事ですが、現代における階級制覇は、もしかしたら防衛回数よりも評価すべきでない指標かもしれません。

4階級制覇だけでなく団体統一王者も達成、PFPでも何度も寸前まで肉薄。長谷川と西岡よりは上というのが常識的な見方かもしれませんが…。

振り返ると、我ながら今やり直せばグズグズに変動しそうなグラグラのランキングでした。