フレディ・ローチが「ゲンナディ・ゴロフキンとは面白い試合になる」と口にしてから、具体的な対戦交渉の話は一切上がってきません。

それでも、マニー・パッキャオが自身の持つ前人未到の8階級制覇を「9」に更新するTripleGの決戦がメディアを賑わせています。
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昨日も、マイキー・ガルシアが「両者のサイズ差はあまりにも大きいが、マニーに十分なチャンスがある。マニーの独特のスピードとタイミングは対戦相手の質が低いGGGを大いに戸惑わせるだろう」とコメントしています。

パッキャオは身長166㎝/リーチ170㎝。対するゴロフキンは179㎝/178㎝。確かにフレームの差は明らかです。

もちろん、単純なフレームだけならパックマンはオスカー・デラホーヤ(179㎝/185㎝)、クリス・アルジェリ(178㎝/183㎝)、アントニオ・マルガリート(180㎝/185㎝)の3人と〝GGGサイズ〟を経験済み。

しかし、マルガリートとのジュニアミドル級(154ポンド)戦に、151ポンドのキャッチウェイトで臨んだパッキャオの前日計量はウェルター(147ポンド)も大きく下回る144ポンドで、GGG戦が実現したとしても160ポンドの純粋なミドル級戦にはなりようがありません。

「マニーが160ポンドの純粋ミドル級を受け入れるなら、試合は簡単に成立するだろうけど、そうはならないんじゃないか。かつてGGGはメイウェザーとやるなら154ポンドに落とすと明言していたが、対戦実現には難しい交渉を成立させる必要がある」。

“He’s too old, but he keeps surprising everybody. You never know with Manny because he’s always surprising people.“

「確かにマニーは年を取りすぎたが、世界を驚かせ続けている。マニーだけは何をしでかすのか、誰にもわからない。いつも人々を驚かせ続けてきたんだから」(マイキー)。

一方、GGGの元トレーナー、アベル・サンチェスは「GGGが154ポンドを作るのは可能だ。もちろん過酷な減量はパワーダウンと神経系の劣化を引き起こすだろう」としながらも「マニーは154ポンドのGGGのパンチでも耐えられない」と、試合を予想しています。

I see Manny having his moments early in the fight, but Gennadiy Golovkin is no Margarito. Golovkin will hurt Manny.

それでも「序盤はマニーが持っていくだろうが、マルガリート戦のようにはいかない。GGGの圧力に中盤から後半に捕まるだろう」と「少なくとも序盤はパッキャオのペースで進む」と、多くの専門家の意見と一致しています。

フレディ・ローチは「ケル・ブルックと同じかそれ以上のスピードと、ケルにはない角度とフェイントを持つパッキャオにゴロフキンは成す術もなく徐々に削られていく」。

GGGはアマチュアで350戦345勝5敗(この数字が一人歩きしていますが、少なくとも8敗を喫しています)プロ42戦40勝1敗1分け、世界の最前線で激闘を繰り広げてきた38歳の肉体が消耗と加齢の劣化に蝕まれているのは疑いようがありません。

一方、今年12月で42歳になるパッキャオはプロ71戦62勝7敗2分。GGG以上の激闘を積み重ねてきましたが、引き出しの少ないGGGが劣化の坂道を下り続けているのとは対照的に、技巧派へのモデルチェンジに成功しています。

両者が同じフレーム、同じ階級ならGGGに勝ち目はないでしょうが、ライト〜ジュニアウェルター級がナチュラルのパッキャオは20ポンド上の相手と戦うことになります。

試合当日は、10ポンド前後のリバウンドで体重を上乗せしてくるGGGとの差はさらに広がるでしょう。

パックマニアとしては、最後にもう一度不利予想のリングに上がるパックマンを目に焼き付けたいと思いますが、もし試合決定でもオッズと予想は微妙な数字になりそうな気配です。

サーマン戦のように、1−3レベルで始まったオッズが徐々に詰まって、試合前には逆転、なんてこともあるかもしれません。