今年最大のメガファイト。
WBOライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフvsリング誌/LINEALミドル級王者カネロ・アルバレス 。

しばらくラスベガスの試合はT-Mobileアリーナで戦ってきたカネロでしたが、2014年7月12日のエリスランディ・ララ戦以来、5年4ヶ月ぶりのMGMグランドガーデンアリーナ登場。

日本時間今日未明の前日計量。

カネロは174.5ポンドで一発クリアしましたが、コバレフは176ポンドで1ポンドオーバー。

すぐにゴールドのネックレスを外して秤に乗りましたが175.5ポンド。さらにパンツも脱いでバスタオルで隠した全裸で測り直しますが0.25ポンドオーバー。

ネバダ州アスレティックコミッションの規定で60分の猶予が与えられますが、15分後に175ポンドでクリア。

流石にここまでバタバタなシーンを見せられると、コバレフの肉体が薄く衰弱しきって見えます。

クラッシャーは「カネロを倒すのに何の問題も抱えていない」と強気ですが、世界中のボクシングファンは大きな溜息をついています。

「温室で育てられた過保護がもしかしたらとんでもない怪物に成長しているのかもしれないが、プロテクトされまくった上にドーピング検査で引っかかった経歴まであるカネロが無残に負けるのを是非見たい」。

それは、米国西海岸を支配するメキシコやメキシコ系のファンを除いた地球規模の総意でしょう。

コバレフのジャブの鋭角と強さはトリプルGの比ではありません。そして右強打も。何より体格が違います。オッズも予想もカネロ勝利に大きく傾いていましたが、私はコバレフにも十分勝機があると見ていましたが…。

早速オッズはさらにメキシコの箱入り息子に傾いています。ブッカーによってはカネロはほぼ1倍、コバレフ15倍レベルまで。

カネロのボディに削られたコバレフが終盤ストップされるーーそんな大方の予想がもっと早い段階で訪れそうな気配です。

全盛期でも精神的な不安定さがリング上で露見していたクラッシャーでしたが、生涯最高の大勝負で調整ミスなんて、らしいと言えばそれまでですが、ファンはガッカリです。

一方のカネロは「コバレフが体重を作れなかったら試合を拒否したか?」と聞かれて、余裕の笑顔で答えました。

「コバレフのミスは許しがたいが、ファンには全く責任がないこと。私ははいつもファンとともにある。私はファンが悲しむことはしない。体重超過のコバレフでも、もちろん戦っていた。それがメキシカンスタイル、メキシコ魂だから!ビバ・メヒコー!!!」。

まだ、試合が終わったわけではありません。

コバレフのジャブに小さなメキシコ人が波打ち際に釘付けにされ、レフリーに救われるまでライトヘビー級の強打に枯葉ように何度も揺らされる…そんなシーンが起きないと決まったわけではないのです…。

でもねぇ…、コバレフ、しっかりせぇよ。