いよいよ週末に迫った、WBA世界ウェルター級タイトルマッチ。
オッズこそ2-1で王者キース・サーマン有利と出ていますしたが、専門家予想は互角。

しかし、数日前までサーマン有利のオッズがここに来て、ひっくり返り始めています。

ウィリアム・ヒルでもサーマン1倍/パッキャオ1.8倍から、2.1倍/1.73倍と僅差とはいえ、フィリピン上院議員が有利に。
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 Logic tells you the older man will be slower with the passing of time. But this is Pacquiao, and even if he has slowed down, it still might be enough to beat Thurman.

ESPNでは「常識では年齢を重ねるごとにボクサーは脆弱になる。しかし、ことはパッキャオの話だ。いくらパッキャオでも加齢による衰えからは逃れられないが、それでも今なおサーマンを倒す実力を残しているかもしれない」と史上唯一の8階級制覇王者を評価。

五つの項目のうち、パッキャオが三つでリードしていると分析しています。


SPEED

パッキャオは40歳だが、スピードだけが取り柄の29歳のブローナーを圧倒して見せた。ブローナーのスピードは40歳の伝説を少しは困惑させると考えられたが、現実には29歳がノックアウト負けから逃亡しようと12ラウンドに渡って困惑しっぱなしだった。

サーマンも速いが、ダニー・ガルシア戦の後は右肘の手術や交通事故で負傷でこの28ヶ月で1試合しか戦っていない。

One Timeにかつてのスピードが戻ったとしても、パッキャオに分がある。


STAMINA

二人ともstamina旺盛なファイターだったが、パッキャオはジェフ・ホーン戦の後半、息切れしていた。

サーマンも1月のホセシト・ロペス戦で失速、7ラウンドはダウン寸前のピンチに陥った。

サーマンはパッキャオ戦に向けて激しく追い込んでいるだろうから、ロペス戦よりも状態は上がっているかもしれない。

しかし、パッキャオはホーンを舐めていたのだろう。ルーカス・マティセとブローナー戦では若返っていた。

両者が大きなダメージを負わずに後半戦を迎えたとき、難しい状況に追い込まれるのはサーマンだろう。


KO power

パッキャオにかつてのKOパワーはない。

それは、交通事故後のサーマンも同じだが、40歳のパッキャオは戦略的にもかつてのような大砲を放つことはしない。

高さ(身長)と長さ(リーチ)で上回るサーマンがパワーでもフィリピン上院議員にアドバンテージを持つ。



TACTICS

「パッキャオは10年前とは全く違う。悪い意味で丁寧に戦うようになっている。彼の動きは予想しやすい」。

サーマンの言葉通り、今のパッキャオのスタイルは予想の範囲内で怖さが無い。

ガルシア戦でサーマンが見せたような、展開を読んでの攻防の切り替えはフレディ・ローチとパッキャオを迷わせるだろう。

戦略的にはサーマンの方が様々なオプションを持っている。


FORM

両者の個々の能力と総合力に大きな差はないように見えるが、経験の差は大きい。

キャリアを通してはもちろん、ウェルター級限定でもPFPファイターや殿堂クラスの強豪を探すのはパッキャオのリストでは何人も見つけることが出来る。

サーマンのキャリアではそこまでの強豪は見当たらない。

シーザースのスポーツブックがパッキャオやや有利のオッズを叩いているのはくぐってきた修羅場の数と質があまりにも違いすぎるからだ。

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さらに、ESPNが募ったファンの勝敗予想になるとこの試合はミスマッチじゃないかと勘違いしてしまいます。

パッキャオ勝利はKO23%、判定52%で75%。サーマンはKO9%、判定14%で23%。ドロー2%。

トリプルスコア以上の差でパッキャオ勝利を予想しているのです。

パッキャオは人気があるから、といえばそれまでですが、どう考えても簡単な試合になるわけがありません。逆目の予想の方が、常識的に見えます。

…ファン予想はともかく、オッズも専門家予想もあまりにもパッキャオ寄りだと思えるのは私だけでしょうか。