初めてモルト(ウィスキー)を口にしたのは、まだ大学生の時でした。
1990年。もう30年近くも前になりますが、場所は水天宮ロヤルパークホテルの宴会場。
行きつけのバーでもないのですが(そんなの大学生にあるわけないです)、ときどき運動部のOBの方とお酒を飲ませていただいていたお店のマスターから「絶対面白いから一緒に来ない?」と誘われたのです。
バーやレストランの責任者の方を集めて開催された「グレンモーレンジ」というモルトの説明会でした。
「いつもうちでは日本のビールや日本のブレンデッドしか飲まないのはどうして?」と聞かれて「日本のお酒の方が美味しいと思うから」と何となく答えていました。
カクテルは甘くて嫌い、サーバーで注がれる欧州の生ビールとスコッチの年代物は高価でOBに遠慮してたというのが本当のところでしたが、当時は社会人の大先輩でもモルトについての理解は無いに等しいレベルでした。
グレンモーレンジ社のビル・ラムズデン博士が講釈してくれるウィスキーの歴史と成り立ち、スコッチウィスキーの魅力は、バカ大学生には新鮮で刺激的で最高の時間になりました。
興味深いお話に、いろんな熟成段階のグレンモーレンジも試飲できる…至福です。
ボクシングでいえばバート・シュガーの講義をシュガー・レイ・ロビンソンのインタビュー付きで受けるようなものです。
そのときに初めて知ったのが樽熟成に様々なアレンジメントを加えるということでした。
スコッチウィスキーは多くの場合、米国のバーボンウィスキーの樽を使って熟成するのですが、バーボンだけでなくシェリー酒やマデイラ酒、ラム酒やコニャックなど様々な樽で熟成させることで独特の豊かな味わいになるという「ウッドフィニッシュ」を発展させたのがラムズデン博士です。
前置きが長くなりましたが、2月にニッカウィスキーの宮城峡で購入した「宮城峡 フルーティ& リッチ」です。瓶入り500㎖、アルコール度数が55%、ほとんど加水してません。
宮城峡のバーで有料試飲したときは「フルーティ&リッチ」なかなか味わい深かったのですが、あんなとこで飲んだら何飲んでも美味いに決まってます。
液色は淡いゴールド。度数が高いだけに香りはぐいぐいきますが、直線的で広がりはありません。
オーソドックスなバーボン樽での熟成、フルーティな酵母を選んで熟成させたというだけに林檎系の軽い香りが印象的。
ラベルに年代の記述はありませんが、おそらく長くても7、8年。もしかしたら5年程度かもしれません。それほど、鋭角な味わいです。舌から喉への滑りは強いものの、香りと味わいの膨らみ、後味のフィニッシュも長くありません。
加水すると香りも味わいも一気に広がります。常温のミネラルウォーターで割るのが一番美味しいかも。
それでも若い、まだ15戦も戦っていないジュニアフライ級ボクサーですね。動きも直線的です。
パンチは角度もパワーももの足りませんが、スピードとキレはまずまず。
京口紘人や拳四朗の域にはまだまだずっと熟成を重ねなければならない、ようやくOPBFランカーといったところです。
蒸留所限定販売で「お一人様2本まで」。この浅い熟成で7000円弱という価格は、高い。
この価格でキャップがコルクではなく、プラスティックスクリューというのも少し残念。まあ、年代物でないんだから、コルクはないか。コルクよりも最近のスクリューの方が保存・保管能力は高いそうですが、やっぱり雰囲気で飲むものですからね。
アマゾンでは1万円超える値がついていますが、お勧めではありません。
宮城峡に行ったら買うしかありませんし、蒸留所で買って味わってください。
1990年。もう30年近くも前になりますが、場所は水天宮ロヤルパークホテルの宴会場。
行きつけのバーでもないのですが(そんなの大学生にあるわけないです)、ときどき運動部のOBの方とお酒を飲ませていただいていたお店のマスターから「絶対面白いから一緒に来ない?」と誘われたのです。
バーやレストランの責任者の方を集めて開催された「グレンモーレンジ」というモルトの説明会でした。
「いつもうちでは日本のビールや日本のブレンデッドしか飲まないのはどうして?」と聞かれて「日本のお酒の方が美味しいと思うから」と何となく答えていました。
カクテルは甘くて嫌い、サーバーで注がれる欧州の生ビールとスコッチの年代物は高価でOBに遠慮してたというのが本当のところでしたが、当時は社会人の大先輩でもモルトについての理解は無いに等しいレベルでした。
グレンモーレンジ社のビル・ラムズデン博士が講釈してくれるウィスキーの歴史と成り立ち、スコッチウィスキーの魅力は、バカ大学生には新鮮で刺激的で最高の時間になりました。
興味深いお話に、いろんな熟成段階のグレンモーレンジも試飲できる…至福です。
ボクシングでいえばバート・シュガーの講義をシュガー・レイ・ロビンソンのインタビュー付きで受けるようなものです。
そのときに初めて知ったのが樽熟成に様々なアレンジメントを加えるということでした。
スコッチウィスキーは多くの場合、米国のバーボンウィスキーの樽を使って熟成するのですが、バーボンだけでなくシェリー酒やマデイラ酒、ラム酒やコニャックなど様々な樽で熟成させることで独特の豊かな味わいになるという「ウッドフィニッシュ」を発展させたのがラムズデン博士です。


液色は淡いゴールド。度数が高いだけに香りはぐいぐいきますが、直線的で広がりはありません。
オーソドックスなバーボン樽での熟成、フルーティな酵母を選んで熟成させたというだけに林檎系の軽い香りが印象的。
ラベルに年代の記述はありませんが、おそらく長くても7、8年。もしかしたら5年程度かもしれません。それほど、鋭角な味わいです。舌から喉への滑りは強いものの、香りと味わいの膨らみ、後味のフィニッシュも長くありません。
加水すると香りも味わいも一気に広がります。常温のミネラルウォーターで割るのが一番美味しいかも。
それでも若い、まだ15戦も戦っていないジュニアフライ級ボクサーですね。動きも直線的です。
パンチは角度もパワーももの足りませんが、スピードとキレはまずまず。
京口紘人や拳四朗の域にはまだまだずっと熟成を重ねなければならない、ようやくOPBFランカーといったところです。
蒸留所限定販売で「お一人様2本まで」。この浅い熟成で7000円弱という価格は、高い。
この価格でキャップがコルクではなく、プラスティックスクリューというのも少し残念。まあ、年代物でないんだから、コルクはないか。コルクよりも最近のスクリューの方が保存・保管能力は高いそうですが、やっぱり雰囲気で飲むものですからね。
アマゾンでは1万円超える値がついていますが、お勧めではありません。
宮城峡に行ったら買うしかありませんし、蒸留所で買って味わってください。

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