ライアン・バーネットが試合中に負傷、ゾラニ・テテは練習中に右肩を痛めて欠場…WBSSバンタム級トーナメントはノニト・ドネアに追い風が吹いています。

テテが欠場を発表する前までの優勝オッズは、井上尚弥が1.28倍で頭抜けています。

続いてテテの6.5倍、マニー・ロドリゲス7倍、ドネアは13倍。

〝Bブロック〟は大穴のドネアが決勝進出をほとんど無傷で果たしました。

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さあ、井上尚弥です!準決勝の相手はロドリゲス。

無敗のIBF王者は侮れない相手ですが、ポール・バルターを2度倒しながらも仕留めきれず、ジェイソン・マロニーには敗北でもおかしくない内容のスプリットデジションで命拾い。

世界基準では決定力と体力面で大きな不安を露呈してしまいました。 

河野公平を持て余したマロニーの攻撃にフラフラになったロドリゲスが井上の前に12ラウンド立っていられるとは考え難いのですが、リングは何が起きても不思議ではない場所です。



ロドリゲス戦はリング誌やESPNなど多くのメディアで The matchup between World titleholder Emmanuel Rodriguez and highly regarded contender Naoya Inoue と「世界王者ロドリゲスに評価の高い挑戦者・井上が挑戦する」 という図式で語られています。

これは、井上のタイトルWBAレギュラーがスーパー王者(今回ではバーネット→ドネア)が存在するケースではセカンド王座、下位タイトルと世界王者とは認められていないからです。
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リング誌でも「WBA王者はドネア」で、井上は無冠の扱いです。

同様に暫定王者も認めませんから、井上拓真は無冠でWBC王者はノルディン・オーバアリ。

バンタム級のトップ戦線を見渡すと、ドネアという花が咲いて、強豪テテの名前も目に入りますが、そこまでですね。

無敗グループでは、ロドリゲスとルイス・ネリはいつ惨敗しても驚きではない、まだ評価できない未知の強豪。オーバアリもラウシー・ウォーレン戦で逞しさは見せたものの、陥落しても驚く王者ではありません。

現状のバンタム級は、井上にとってハイリターンは望めないクラスです。

ジュニアバンタムにはもう少しとどまって欲しかったですが、バンタムはWBSS優勝で上げてもいいと思いますね。

一つ上のジュニアフェザーはダニエル・ローマンが昨日、WBA/IBFを統一。ローマンは穴王者ではないものの、井上から見たらべルトを二つ背負ったカモでしょう。

もし対戦するとなれば、相当に有利なオッズと予想が叩かれるはずです。

今なお、仕上げの1ヶ月で10㎏の減量を強いられていることを考えると、フェザー級もありだと思いますが…。

賢明な井上はバンタムにとどまることを示唆しています。

しかし、無責任なファンの一人である私は、井上がハイリターンの海に漕ぎ出すことを期待せずにはいられません。

日本人にとってジュニアライト級よりも高嶺であり続けているフェザー級、ここに爪痕を残して欲しいと願って、 新シリーズです。