自宅から直線距離にして約35㎞。
10/35㎞あたりで境川に合流、河川敷をぐわ〜っと25㎞南下したら、海!太平洋に出るのです!

相模湾から蜘蛛の糸のように伸びた先にぶら下がる江ノ島のテッペンに赤煉瓦をふんだんに使った基礎土台の遺構が残る植物園、サムエル・コッキング苑が待っているのです。

人混み大嫌いの私にとって、江ノ島など普通なら絶対近づくことのない唾棄すべき禁忌の場所ですが、海開き前のこの季節ならサーファーくらいしかいないでしょう。

それに先日「海街diary」の最終巻を読み終えて、すずの街の風に吹かれてみたくなりました。

せっかくの晴天、日曜日、走らない理由はありません…が、そもそも35㎞を走るなんて、155ポンド約70kgまで肥大化した私にそんな距離を走り切る能力も気力もあるわけがなく、十日市場から瀬谷まで、延々と続く絶景の桜並木を抜けた約10㎞地点で挫折。

155ポンド…よく考えたらカネロ級ですね…。
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まだ余力はあったものの、ここで電車に乗らないと次のチャンスは無い!とヘタレの鋭い本能が働いて小田急大和駅から江の島線にエスケイプ。

このまま終点の片瀬江ノ島まで乗ろうと思いましたが、藤沢で下車。

藤沢駅から、境川へ。ここから再び河川敷を中途半端に走って海を目指します。

おおー、ここも素晴らしい桜並木です。
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海まで4㎞。ちょうどええ感じですー。

桜並木が松林に変わる頃、空の鳥もハトやズズメからカモメに…花粉症の私が嗅ぎつけることなど出来ないはずの潮の香りがほのかにした気がします。
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見えた、江ノ島、あと0.5㎞。

途中、ズルしたけど走って着いたのはまちがいありません。

静かやー、海風が気持ちいいーわー。、
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そして、島を登ってやって来ましたサムエル・コッキング苑!

うおー、これはもはや遺構ではなく、、遺跡の佇まいです。
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イギリス積みもあれば、フランス積みも。

遺構がほぼそのまま残されているなんて、赤煉瓦ファンにとっては垂涎ものです。
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この下にはボイラー室があったそうで、ここで温められた温水や蒸気が各温室や池を巡っていたといいます。

柵の内側には降りてはいけないようで、もっと近くで拝みたかったのですが、仕方がありません。

明治中期に英国貿易商のコッキングが造ったこの大庭園ですが、やはり1923年(大正12年)の関東大震災で壊滅的に倒壊してしまったそうです。

1920年代、ローリングトウェンティ、ジャック・デンプシーの時代です。

コッキング苑内の「そば道場 松本館」でおでんとビールを買ってしまったこの時点で、走って帰る気は完全にゼロに…。

そして、桜の下でリング誌精読。
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クロフォード、生まれるのが40年早ければ不人気に嘆くことなどなかったのに…でも80年代にプライムタイムならデュランやレナード、ハーンズにボコボコに粉砕されてたような気がします。

何はともあれ、一気に島の裏側、岩屋へ。
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岩場に打ち付ける波、いいですわー。

次は走って来て、走って帰る「江ノ島往還」が出来るくらいに体力をつけたいのですが…。

とりあえず〝往〟くらいは余裕で走れないと、フルマラソンなんてまともに走れません。