KOSEI TANAKA TARGETS THE RING 112-POUND TITLE, WOULD ‘LOVE TO FIGHT ABROAD’

そのリングは、東京からTHE BULLET TRAIN(弾丸列車=新幹線のこと?)で90分、さらにローカル線に乗り換えて45分という会場に設営された。
挑戦者の田口良一とその陣営、そしてファンは岐阜メモリアルセンターまで電車を乗り継いで辿り着かなければならなかった。
WBAジュニアライト級(リング誌の記事では「ライト級」と誤解)内山高志というスターを育て、今もリング誌チャンピオン京口紘人を擁するワタナベジムに田口は所属している。
田中vs田口。
一歩も引かない日本人同士の戦いは年間最高試合の候補に上がる激闘になったが、内容的には王者の完勝。
相変わらずの才能と、そして進歩も見せた田中は「フライ級を統一したい」と次の目標を明らかにした。
現在、リング誌フライ級の王座は空位。
田口に勝利した田中は1位にジャンプアップ、2位はモルティ・ムザラネ。この二人が戦えば、文句無しのリング誌タイトルマッチとなる。
この試合は是非とも観てみたい。
直近の試合で坂本真宏を退け、5月13日には指名挑戦者・黒田雅之を迎えるムザラネは、日本人との対戦でキャリア最高の報酬を手に入れている。
田中との対戦は、名誉だけでなくカネの面でも願ってもないビッグチャンスだ。
田中も「黒田戦は注目している。ムザラネに勝ってリング誌王者になることは強烈なモチベーションになる」と、真の世界戦に意欲を見せている。
ムザラネのトレーナーで〝南アフリカの首領〟コリン・ネイサンは「パンチをもらいすぎる田中との試合はイージーなものになるだろう。もちろん、その前に我々は黒田に集中する」と、史上最短の三階級制覇王者の攻略に自信満々。
One stumbling block to getting this flyweight dream would be money.
軽量級屈指の夢の対決を邪魔する障害物は、ムザラネが要求するだろう高額の報酬だ。
坂本と黒田戦で連続してキャリアハイの報酬を得るムザラネが、それと同等の報酬で田中戦を飲むことはありえない。
また、WBCのベルトホルダー、チャーリー・エドワーズはエディ・ハーンの重要な駒で、ハーンが現時点で危険な橋を渡らせる可能性は低い。
田中とその陣営は、田中の世界的評価を上げることを最優先に考えている。
それは、田中が彼の城下町、岐阜や名古屋、中部地域を飛び出して戦うことを意味する。
井上尚弥との対戦は、両者が階級の〝入れ違い〟でジャストミートすることはないだろう。
可能性があるとしたら、井岡一翔か。
田中がフライ級でやり残した仕事がなくなり(リング誌王者になること)、井岡がジュニアバンタムでタイトルを獲得する….。
そのシチェーションが出来上がれば軽量級ではめったに拝めないPFPファイター同士の激突、田中にとっては史上最短の四階級制覇を狙うビッグファイトの輪郭が見えてくるはずだ。
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