階級を超えたPFP10傑。
その傑出した才能がぶつかり合うことは、極めて稀です。
井上尚弥はリング誌とESPNをはじめ、多くのメディアでPFPに数えられていますが、大手はもちろん些末なメディアで選ばれたPFPボクサーにすら勝ったことはありません。
これが何を意味しているのか、厳しい言い方でもなんでもなく、井上はまだPFPレベルでは何一つ試されていないということです。
もちろん、エロール・スペンスJr.はもちろん、強豪と積極的に戦ってきたマイキー・ガルシアでもそれは同じです。
この極めて稀有なPFPファイター対決が実現するのは、二つのケースが考えられます。
一つ目は「偶然」。
同じ階級や、その近隣にPFPファイターが並んでいるケースです。中量級ではよくあるケースですが、軽量級では、まず見ることは出来ません。
その意味で、ジュニアフライ級でのローマン・ゴンザレスvsファン・フランシスコ・エストラーダは奇跡の邂逅でした。
リング誌などのPFPは、欧米のメディアが独善的に勝手に決めます。
それゆえ、特に米国では、彼らが寵愛する中量級の選手に偏重しがちです。
それでも、悔しいかな。この中量級が最も面白いとは、口が裂けても認めたくないものの、中量級が最も層が厚く、その報酬も高いことは事実として認めるしかありません。
この肥沃な中量級で、さらに最もグラマラスなクラス、つまり全17階級で最も尊いのがウェルター級です。
パックメイ。本来なら二人ともウェルターが適正階級ではないにもかかわらず、スポーツ史上最も巨額のカネが動いた試合が、このクラスで挙行されたのは必然でした。
ウエルター級。
日本人は、ストローからドル級までの13の扉を懸命にこじ開けてきました。
竹原慎二や村田諒太は、日本人の体格では不可能と言われたミドル級の重く厚い扉を蹴破ってくれました。
しかし。
何度ノックしても、けして開かれることがなかった唯一の扉が11番目のウェルターです。
この最高級のクラス。
こんなことは、こういう匿名のブログでしか口にできませんが、スポーツにもボクシングの階級にも明らかに貴賎があります。
野球で世界一になるのと、ソフトボールで世界一になるのでは、その意味は全く違います。
五輪金、100mと競歩では、その意味が全く違ってきます。
スポーツファンとして、こんなことを口にするのは最低です。わかっています。でも、無視してはいけない、看過してはいけない。
だから、ソフトボールの選手がプロ野球に挑戦したり、競歩の選手がマラソンに挑戦する、そんなニュースには胸が熱くなります。
世界的に関心の低いバンタム級の選手はWBSSの甘言に騙されてしまいましたが、そんな詐欺WBSSごときはウェルター級には恐れ多くて声もかけていません。ジュニアミドルは画策したものの、相手にされませんでした。
WBSS発足から繰り返して書いてましたが、あれは「不人気階級に目をつけたトーナメント」であり、ファーストシーズンのクルーザーを除くと「最強決定」というのも違うバッタもんです。
では、誰もが認める最も富裕なウェルターでは最強決定戦は夢物語なのでしょうか。
パックメイが、その実現に6年もかかったことや、今でもテレンス・クロフォードとエロール・スペンスの推定二強がプロモーターとテレビ局の関係から実現する可能性が極めて低い現状を見れば、その通り、夢物語です。
こうした夢物語を現実にすべく〝裁判必勝カンパニー〟トップランクと法廷で争い、2年半もの時間を干されながらも「伝説になるために戦う」とマイキーは有言実行の道を突き進んでいます。
「GOING SOLO」。誰と戦うかは、プロモーターには決めさせない、決めるのは俺だ。なぜなら俺はフリーだから!プロモーターってやつは、人気選手を間違いなくプロテクトする。そして、俺に囁くんだ、あいつはお前が怖くて逃げた、あいつもお前を恐れて逃げたと。
そして、メディアとファンがチェリー(雑魚)と呼ぶ手応えのない相手をあてがわれるのさ。自分でもわかってる「こいつは俺が戦うべき相手ではない」と。もっとずっと強い相手がいることは、ファンや記者よりも俺の方が正確に知っている。
それなのに、弱い相手を餌のように投げられて…それって、ブロイラーと変わらないじゃないか。
俺はチェリーピッカーじゃない、ブロイラーじゃない。それは、ファイターに対する最大の侮辱だ。世界中の誰一人にも、そんなことは言わせはしない。
誰もが文句を言わない奴に勝ちたい。俺は誰からも逃げないし、誰かが俺から逃げたなんてくだらないことも言わない。ありがたいことに今の俺は家族を養うのには十分の収入がある。つまり、俺が欲しいのはカネじゃない、名誉だ、安全じゃない、冒険なんだ。
大金持ちになりたいなら、ひと財産あるんだからそれを運用してビジネスを展開するさ。でも、俺は大金持ちになりたいんじゃない、伝説になりたいんだ、つまりボクサーとして尊敬されたいんだ。
ほぼ、全てのメディアと専門家が「マイキーは間違った選択をした(敗北する)」と断定している中、どちらが勝つかと聞かれて、躊躇なく「マイキー」と、アリが天国に召された今、現代最高の伝説が語っています。
シュガー・レイ・レナードです。
下の階級から上がって、上の階級の絶対的な王者に挑む!
この近代ボクシングで最もエキサイティングな挑戦。
当時すでに伝説の領域に足を踏み入れていたパナマ人の、それを受けて立ってまさかの敗北。
しかし、今度は自らが絶体絶命「1対1の公開リンチ」と言われた、その挑戦をあのマーベラス相手に見事に成功した…地獄の谷に落とされた艱難と、大番狂わせの恍惚、その両極を味わったレナードの言葉は、さすがに深い、深い!
明日夜に続きます…の予定です。
その傑出した才能がぶつかり合うことは、極めて稀です。
井上尚弥はリング誌とESPNをはじめ、多くのメディアでPFPに数えられていますが、大手はもちろん些末なメディアで選ばれたPFPボクサーにすら勝ったことはありません。
これが何を意味しているのか、厳しい言い方でもなんでもなく、井上はまだPFPレベルでは何一つ試されていないということです。
もちろん、エロール・スペンスJr.はもちろん、強豪と積極的に戦ってきたマイキー・ガルシアでもそれは同じです。
この極めて稀有なPFPファイター対決が実現するのは、二つのケースが考えられます。
一つ目は「偶然」。
同じ階級や、その近隣にPFPファイターが並んでいるケースです。中量級ではよくあるケースですが、軽量級では、まず見ることは出来ません。
その意味で、ジュニアフライ級でのローマン・ゴンザレスvsファン・フランシスコ・エストラーダは奇跡の邂逅でした。
リング誌などのPFPは、欧米のメディアが独善的に勝手に決めます。
それゆえ、特に米国では、彼らが寵愛する中量級の選手に偏重しがちです。
それでも、悔しいかな。この中量級が最も面白いとは、口が裂けても認めたくないものの、中量級が最も層が厚く、その報酬も高いことは事実として認めるしかありません。
この肥沃な中量級で、さらに最もグラマラスなクラス、つまり全17階級で最も尊いのがウェルター級です。
パックメイ。本来なら二人ともウェルターが適正階級ではないにもかかわらず、スポーツ史上最も巨額のカネが動いた試合が、このクラスで挙行されたのは必然でした。
ウエルター級。
日本人は、ストローからドル級までの13の扉を懸命にこじ開けてきました。
竹原慎二や村田諒太は、日本人の体格では不可能と言われたミドル級の重く厚い扉を蹴破ってくれました。
しかし。
何度ノックしても、けして開かれることがなかった唯一の扉が11番目のウェルターです。
この最高級のクラス。
こんなことは、こういう匿名のブログでしか口にできませんが、スポーツにもボクシングの階級にも明らかに貴賎があります。
野球で世界一になるのと、ソフトボールで世界一になるのでは、その意味は全く違います。
五輪金、100mと競歩では、その意味が全く違ってきます。
スポーツファンとして、こんなことを口にするのは最低です。わかっています。でも、無視してはいけない、看過してはいけない。
だから、ソフトボールの選手がプロ野球に挑戦したり、競歩の選手がマラソンに挑戦する、そんなニュースには胸が熱くなります。
世界的に関心の低いバンタム級の選手はWBSSの甘言に騙されてしまいましたが、そんな詐欺WBSSごときはウェルター級には恐れ多くて声もかけていません。ジュニアミドルは画策したものの、相手にされませんでした。
WBSS発足から繰り返して書いてましたが、あれは「不人気階級に目をつけたトーナメント」であり、ファーストシーズンのクルーザーを除くと「最強決定」というのも違うバッタもんです。
では、誰もが認める最も富裕なウェルターでは最強決定戦は夢物語なのでしょうか。
パックメイが、その実現に6年もかかったことや、今でもテレンス・クロフォードとエロール・スペンスの推定二強がプロモーターとテレビ局の関係から実現する可能性が極めて低い現状を見れば、その通り、夢物語です。
こうした夢物語を現実にすべく〝裁判必勝カンパニー〟トップランクと法廷で争い、2年半もの時間を干されながらも「伝説になるために戦う」とマイキーは有言実行の道を突き進んでいます。
「GOING SOLO」。誰と戦うかは、プロモーターには決めさせない、決めるのは俺だ。なぜなら俺はフリーだから!プロモーターってやつは、人気選手を間違いなくプロテクトする。そして、俺に囁くんだ、あいつはお前が怖くて逃げた、あいつもお前を恐れて逃げたと。
そして、メディアとファンがチェリー(雑魚)と呼ぶ手応えのない相手をあてがわれるのさ。自分でもわかってる「こいつは俺が戦うべき相手ではない」と。もっとずっと強い相手がいることは、ファンや記者よりも俺の方が正確に知っている。
それなのに、弱い相手を餌のように投げられて…それって、ブロイラーと変わらないじゃないか。
俺はチェリーピッカーじゃない、ブロイラーじゃない。それは、ファイターに対する最大の侮辱だ。世界中の誰一人にも、そんなことは言わせはしない。
誰もが文句を言わない奴に勝ちたい。俺は誰からも逃げないし、誰かが俺から逃げたなんてくだらないことも言わない。ありがたいことに今の俺は家族を養うのには十分の収入がある。つまり、俺が欲しいのはカネじゃない、名誉だ、安全じゃない、冒険なんだ。
大金持ちになりたいなら、ひと財産あるんだからそれを運用してビジネスを展開するさ。でも、俺は大金持ちになりたいんじゃない、伝説になりたいんだ、つまりボクサーとして尊敬されたいんだ。
ほぼ、全てのメディアと専門家が「マイキーは間違った選択をした(敗北する)」と断定している中、どちらが勝つかと聞かれて、躊躇なく「マイキー」と、アリが天国に召された今、現代最高の伝説が語っています。
シュガー・レイ・レナードです。
下の階級から上がって、上の階級の絶対的な王者に挑む!
この近代ボクシングで最もエキサイティングな挑戦。
当時すでに伝説の領域に足を踏み入れていたパナマ人の、それを受けて立ってまさかの敗北。
しかし、今度は自らが絶体絶命「1対1の公開リンチ」と言われた、その挑戦をあのマーベラス相手に見事に成功した…地獄の谷に落とされた艱難と、大番狂わせの恍惚、その両極を味わったレナードの言葉は、さすがに深い、深い!
明日夜に続きます…の予定です。

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