明日に迫ったWBAスーパーのジュニアライト級タイトルマッチ。

ジャーボンタ・デイビスvsウーゴ・ルイス。

そのオッズが、とんでもないことになっています。

デービス勝利は1.02倍、ルイス12倍。

それでも「予想以上に接近している」(リング誌)とみられていますから、現実の二人の評価は天地の差があります。

混迷を続ける詐欺団体WBSSに参戦中の井上尚弥vsエマニュエル・ロドリゲスも一方的な掛け率とはいえ、井上1.17倍、ロドリゲス4.5倍です。

ウーゴのKO勝ちに至っては、どのラウンドでも100倍。

「デイビスが1-6ラウンドでKOする」は2倍と、試合は前半で終わるという見方が大勢です。

ウィリアムヒルのオッズです(No.はリング誌の階級ランキング)。
Carson, California (Showtime)HOMEDRAWAWAY
Gervonta Davis (No. 2) vs. Hugo Ruiz1/5025/112/1
      
World Boxing Super Series - BantamweightHOMEDRAWAWAY
Naoya Inoue (No.1) vs. Emmanuel Rodriguez1/625/17/2
ウーゴには失礼な言い方になりますが、それも仕方がありません。

スピード、パワー、テクニック、強豪との対戦経験、ハートの強さ…ボクシングで挙げられる、およそ考えられる全ての要素でウーゴは著しく劣っています。

バンタム級やジュニアフェザー級ですら典型的なChump(穴王者)であり、Cherry(雑魚)だったウーゴが、あろうことかジュニアライト級でも最強と目される強豪に挑戦するというのです。

しかも、アブネル・マレスの欠場でピンチヒッターのオファーがあったのが、試合2週間前。

そもそも、ウーゴは世界レベルの実力が怪しいボクサーです。フェザー級以下の階級でも、メディアやまともなファンは10位以内のランカーに彼を数えることはありません。

そんな世界戦をする資格が問われるウーゴが、あろうことかどの団体にもランキングされていなかったジュニアライトで世界戦の舞台に上がるのです。

プロボクシングの世界のおぞましさをまざまざと見せつけられる思いです。

もちろん、日本でもよく見られる腐敗承認団体による、摩訶不思議なランキング操作ですが。

ウーゴが優っているのは176㎝/179㎝という見た目のみ。 

デイビスは166㎝/171㎝と、その異名通りのまさにTank です。

非力でテクニックに欠け、精神面でも脆弱なメキシカンが、メイウェザー一押しの重戦車に轢き殺されてしまう…そんな予想しか出来ない一戦です。

何かが起きるとしたら、デイビスの油断でしょうが…超弩級の大番狂わせを見たい欲求はありますが、どんなに油断しても負けることはない相手です。