リング誌の2018年各賞が発表されました。

FIGHTER OF THE YEAR

*オレクサンダー・ウシク* 

下馬評通りにウシクが最高選手賞。

WBSS優勝、イベンダー・ホリフィールド以来のクルーザー級完全統一王者(Undisputed Champion)、4団体完全統一はバーナード・ホプキンス、テレンス・クロフォードに続く史上三人目という偉業が評価されました。

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FIGHT OF THE YEAR
*ゲンナディ・ゴロフキンvsカネロ・アルバレス2* 

この選考はいかがなものか。 EVENT OF THE YEAR なら納得ですが。木村翔vs田中恒成がノミネートすらされなかったのは全く解せません。




KNOCK OUT OF THE YEAR
*井上尚弥vsファン・カルロス・パヤノ(1ラウンドKO)*

異論なし!




TRAINER OF THE YEAR
*アナトリー・ロマチェンコ*

〝Papachenco〟が井上慎吾らの候補を退けて、下馬評通りの最高トレーナーに。

この賞はなんとしても日本人に獲って欲しかったので残念です。

休暇中の年末押し迫って世界戦を雪崩打つのは、ボクシングファンにとってはゆっくり楽しめる素晴らしい企画です。

しかし、選手やトレーナーにとっては「各賞評価では今年にも来年にもカウントされない」忸怩たる死角になっているのはもどかしいところです。

リング誌には「1年は12月31日まで」という常識がないのでしょうか?




UPSET OF THE YEAR
*クリストファー・ロサレスvs比嘉大吾*

異論あり!

オッズや予想から考えても、エレイデル・アルバレスvsセルゲイ・コバレフでしょう。本当はアジアに興味がないくせに、この試合はしっかりチェックしてたのか、リング誌め!

 

COMEBACK OF THE YEAR
*タイソン・ヒューリー*

井岡一翔、ノニト・ドネア、マニー・パッキャオらを抑えてヒューリーが獲得。

長いブランクと心の病気も克服した英国の巨人に脱帽、最敬礼です。
 

 
EVENT OF THE YEAR
*HBOのボクシング撤退*

普通はメガファイトが対象の賞でしたが「この1年で最も大きな出来事」ということであれば、確かにその通りです。

こんな残念な感情が湧き上がるEVENT OF THE YEAR もあるのです…。

 


ROUND OF THE YEAR
*タイソン・ヒューリーvsデオンティ・ワイルダー(12ラウンド)* 

異論なし!

引き分けにもかかわらず、WBC王者ではなくリネラル王者のヒューリーの名前を先に持ってきているのが欧米っぽいですね。日本では考えられません。

リング誌は「木村vs田中の第2ラウンド」をここで候補に挙げていますが、わかってませんね。あの試合はトータルで面白いのに。
 


PROSPECT OF THE YEAR

*テオフィモ・ロペス*

井上拓真も受賞経験がある〝新人賞〟。

ロペスは11勝無敗9KOの21歳。ニューヨーク・ブルックリン生まれで、渾名もEl Brooklyn。

ライト級で戦うホンジュラス系米国人で、トップランクが大切に温室栽培している秘蔵っ子です。

今月8日にレイムンド・ベルトランに粉砕されるなど直近2勝2敗のメイソン・メナードとの決定戦を制して空位のNABFライト級王座に就いています。

伊藤雅雪あたりに、露地の厳しさをキッチリ教えてあげて欲しいところですね。




MOST INSPIRATINAL
*ブレンダン・イングル*

最も心を揺るがした人物に贈られる賞です。

このブログでも取り上げましたが、カネや名誉に目もくれず、ひたすら自分の信念だけを貫いたイングルの生き様は格好良すぎます。



ざっと振り返りましたが、リング誌3月号で受賞者の物語が紹介されます。

また「本当の賞」「最も価値ある各賞」であるBWAA(全米ボクシング記者協会)の発表も待たれます。

機会があれば、紹介したいですね。