戦前のオッズも事細かく出揃いました。
ウィリアムヒルでは、村田勝利が1/6(1.16倍)、ブラント2/7(3.5倍)と、ラスベガスのオッズよりも接近。
KO決着なら村田1.57倍、ブラント7倍と、大きく開いていました。
パイレーツ・オブ・カリビアンに乗って、入場する村田のTシャツには「DON'T STOP UNTILL THE TOP」の文字が。
第1ラウンドから少し何かが違いました。
老いたユルゲン・ブレーマーを相手に何もできずに、迷いっぱなしで12ラウンドを浪費したブラントでしたが、今日のリングでは別人のような固い意志を最後まで貫徹してみせました。
村田は途中、何度も右足を気にして、9ラウンドには後ろ足を蹴る仕草をはっきり繰り返してしまいます。
調整に失敗していた可能性が高いですね。
一方でブラントは、本当によく村田を研究していました。
試合を通してブラントは下がり続けましたが、4、5ラウンドを除いて村田の重圧はかかっていません。残るラウンドは、村田が前に出されていただけです。
終盤は村田の方がダメージを負い、スタミナも消耗しているように映りました。
ベストコンディションでなかったのは明らかですが、それも含めて絶対に勝たなければいけない試合でした。
大幅な減量をしない村田ですから、減量でどうこうはなかったと思いますが、いくつかの細かい調整がうまくいかず、リングの上で大きな狂いが噴き出したのかもしれません。
しかし、そんな推測も全て、言い訳です。
今の時点で、来春の東京ドームは村田には大き過ぎます。5−1に開いたオッズをひっくり返されたのです。
悔しいですが、これが現実です。
オフィシャルは119−109×2に118−110。村田寄りに付けた私の採点も117−111。左ジャブと手数を重視するラスベガスという場所を考えたら、119−109は全然ありうるスコアです。
とにかく完敗です。

DON'T STOP UNTILL THE TOP。トップに立つまで止まらない…はずでしたが…。
大きな挫折です。悲しい敗北です。
*****
NABF北米ジュニアウェルター級タイトルマッチ、王者マキシム・ダダシェフvs挑戦者アントニオ・デマルコは、32歳のメキシカンが大健闘。
7ラウンド終盤には、デマルコの攻勢に28歳のロシア人がクリンチに逃れる場面も。
大方の予想を裏切り、判定までもつれ込んだ一戦は3−0でダダシェフに軍配が上がりましたが、全勝のロシアンはキャリア二度目の判定を味わいました。
ウィリアムヒルでは、村田勝利が1/6(1.16倍)、ブラント2/7(3.5倍)と、ラスベガスのオッズよりも接近。
KO決着なら村田1.57倍、ブラント7倍と、大きく開いていました。
パイレーツ・オブ・カリビアンに乗って、入場する村田のTシャツには「DON'T STOP UNTILL THE TOP」の文字が。
第1ラウンドから少し何かが違いました。
老いたユルゲン・ブレーマーを相手に何もできずに、迷いっぱなしで12ラウンドを浪費したブラントでしたが、今日のリングでは別人のような固い意志を最後まで貫徹してみせました。
村田は途中、何度も右足を気にして、9ラウンドには後ろ足を蹴る仕草をはっきり繰り返してしまいます。
調整に失敗していた可能性が高いですね。
一方でブラントは、本当によく村田を研究していました。
試合を通してブラントは下がり続けましたが、4、5ラウンドを除いて村田の重圧はかかっていません。残るラウンドは、村田が前に出されていただけです。
終盤は村田の方がダメージを負い、スタミナも消耗しているように映りました。
ベストコンディションでなかったのは明らかですが、それも含めて絶対に勝たなければいけない試合でした。
大幅な減量をしない村田ですから、減量でどうこうはなかったと思いますが、いくつかの細かい調整がうまくいかず、リングの上で大きな狂いが噴き出したのかもしれません。
しかし、そんな推測も全て、言い訳です。
今の時点で、来春の東京ドームは村田には大き過ぎます。5−1に開いたオッズをひっくり返されたのです。
悔しいですが、これが現実です。
オフィシャルは119−109×2に118−110。村田寄りに付けた私の採点も117−111。左ジャブと手数を重視するラスベガスという場所を考えたら、119−109は全然ありうるスコアです。
とにかく完敗です。

PHOTO / @TRBOXING
DON'T STOP UNTILL THE TOP。トップに立つまで止まらない…はずでしたが…。
大きな挫折です。悲しい敗北です。
急ブレーキのかかったアジアの重戦車はこれからどこへ向かうのでしょうか?
*****
NABF北米ジュニアウェルター級タイトルマッチ、王者マキシム・ダダシェフvs挑戦者アントニオ・デマルコは、32歳のメキシカンが大健闘。
7ラウンド終盤には、デマルコの攻勢に28歳のロシア人がクリンチに逃れる場面も。
大方の予想を裏切り、判定までもつれ込んだ一戦は3−0でダダシェフに軍配が上がりましたが、全勝のロシアンはキャリア二度目の判定を味わいました。

コメント
コメント一覧 (5)
ミドル級で金メダル、世界チャンピオンになって防衛も果たした。
日本人には夢想だにできなかった奇蹟を、何度も見せてくれたのが村田諒太です。
私たちファンも自分勝手に彼の背中に大きな荷物を背負わせました。「GGGと東京ドーム」と先走りしていたのは私たちファンとメディアです。それが、どれほどの重圧であったか。いつもなら細かいフェイントを入れて距離を潰していく芸術的なプレッシャーが、1ラウンドから単調に過ぎました。
村田を研究し尽くしたブラントのステップに幻惑されたとも思いましたし、明らかに不具合を見せている右足のせいかとも考えました、その両方だったのかもしれません。
彼を祭り上げた神輿はあまりにも大き過ぎます。もしかしたら、これまでの彼の言動を振り返っても、彼が「降りる」と自分から言うことはないのでしょう。
でも、もし、彼が降りたいなら、もう降ろしてあげるべきです。恐らくは、いいえ、間違いなく、彼は日本で最も大きなものを背負ったアスリートの一人です。
私たちが夢見た期待には十分答えてくれました。
こっから先は、彼が決めることです。
もう一度、戦いの舞台に戻ってくれるのなら、これまでと同じように応援するだけです。そして、重たい荷物になるのは承知で、夢に続きを、今まで以上に期待しながら声を枯らして応援するだけです。
フシ穴の眼
が
しました
質の良い記事を楽しみにしております。
とても勉強になります(._.)
フシ穴の眼
が
しました
12R滅多打ちにされても折れなかった心が物語っています。不撓不屈ここにあり。村田の敗戦に得たりと悪口雑言を吐き散らかす輩は恥を知るがいいと思います。
選手の分析と対策は陣営の仕事。どう考えても首脳陣の至らなさが村田を地獄にたたき落とすことになった。
この一戦がどれほど重要なものなのか、帝拳はわかっていたのかどうか。
佐藤VSシュトルムからなにも学習できてない。
もっと村田の試合が見たいので是非とも再起して欲しい。長谷川穂積も敗戦から這い上がった晩年の方がずっと輝いていたのですから。
フシ穴の眼
が
しました
村田選手は、日本のボクシングファンがハナから諦めていた「中量級で覇権を打ち立てる」という夢を見せてくれました。
それだけでも、十分、感謝です。
でも、この夢の続きがあるのなら、この夢がまだ覚めていないのなら、ずっと応援させて頂きたいです。
フシ穴の眼
が
しました
アマチュアでもボクサータイプとの試合は数多く経験しているので、中盤には捕まえるだろう、と楽観視していました。
4、5Rにペースを掴んだと思いましたが、6Rに完璧に巻き返され、以後、逆転の1発KOを期待するしか無くなりました。
自分も子供のころからずっとボクシング大好きでしたが、今までで一番好きなボクサーが村田選手になっていました。
こんな感じのショックはいつ以来でしょうか。辰吉がラバナレスに、平仲がイーストに負けて以来でしょうか。いや、村田のポテンシャルを信じ切っていただけに今までで一番のショックでした。
この落ち込みから立ち直るにはしばらく時間がかかりそうです。
長々と独り言すみませんでした。
フシ穴の眼
が
しました