今朝行われたWBSSのスーパーミドル級決勝。

WBAスーパー王者ジョージ・グローブスvsWBCダイアモンド王者カラム・スミス。勝者はリング誌からも世界スーパーミドル級王者に認定されます。

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会場はサウジアラビアはダッジのキング・アブドュラー・スポーツシティ。ヨーロッパのビッグファイトを踏襲したシックな演出で彩られました。

試合は、Mundo(世界に羽ばたく男)の異名を持つスミス四兄弟の末っ子、28歳のカラムが、30歳の〝聖ジョージ〟グローブスを押し気味に進みます。

スミスはデカイですね、身長191㎝。対するグローブスは身長・リーチともに182㎝。

6ラウンドまでの採点は57−57、59−55、55-59と三者三様のドローでしたが、グローブスが「スミスのパンチの強さに驚いた」「ボディパンチであんなに効かされたことは今まで一度もなかった」と振り返るようにWBAスーパー王者の方がダメージを負って7ラウンドに入ります。

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互角のパンチ交換から、スミスの左フックがカウンターで入ると、グローブスはロープに引き寄せられるように後退、スミスはすかさず追撃、右のボディをえぐられてグローブがダウン。

意識はしっかりしているようだったので立てるようにも見えましたが、ボディがよほど効いていたのでしょう、そのままカウントアウトされてしまいました。
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CALLUM SMITH WEARS THE RING SUPER MIDDLEWEIGHT TITLE AFTER DEFEATING GEORGE GROVES IN THE WORLD BOXING SUPER SERIES 168-POUND FINAL ON SEPT. 28, 2018. PHOTO / WBSS

グローブスは、カール・フロッチに2連敗、バドュー・ジャックにSD敗に続く4つ目の黒星を喫しました(28勝20KO4敗)。

WBSS優勝、スーパーミドル最強に登りつめたカラム・スミスは、無敗のレコードを伸ばして25戦全勝18KO。

クルーザー級のオレクサンダー・ウシク(15戦全勝11KO)に続いて、WBSSトーナメント・シーズン1を制したのは勢いに乗る無敗のボクサーでした。

ウシクがリング誌と主要4団体のタイトルを統一したのに対して、スミスはWBAの正規王者と認められるスーパーと、WBCの正規王者とは認められないダイアモンドのタイトルはコレクションしたものの、WBC(デビッド・ベナビデス)、WBO(ヒルベルト・ラミレス)、IBF(ホセ・ウスカテギ)がそれぞれ王座のピースを持っており、Undisputed Champion(議論する余地のない王者)を名乗ることは出来ません。

それゆえに、このWBSS優勝を受けて、ウシクのようにPFPランキングでいきなり上位に躍り出ることはないでしょう。

さあ、次はいよいよシーズン2。ジュニアウェルターとバンタム級でトーナメントが繰り広げられますが、いずれも「優勝=undisputed Champion」にならない刃こぼれ感がありますが、注目はもちろんバンタム級です!

あまりにも気が早いのですが、ここでも「勢いのある無敗のボクサー」が優勝するとなると、WBAセカンド王者・井上尚弥(16戦14KO)、WBAスーパー王者ライアン・バーネット(19戦9KO)、IBF王者エマニュエル・ロドリゲス(18戦12KO)、ジェイソン・マロニー(17戦14KO)、ミーシャ・アロイヤン(4勝0KO)が候補です。

しかし、すっきりした勝ちから遠ざかっているバーネット、経験不足でKO勝利もないアロイヤンは「勢いがある」とは言えず、マロニーは無敗とはいえ対戦相手の質が相当に低いので、残るは〝マニー〟ロドリゲスだけです。

25歳の日本のエースと、万能型のプエルトリカンの無敗対決。

もし、決勝戦が井上vsマニーなら開催地は横浜アリーナになる公算大ですが、出来ればサウジアラビアやUAEに招致して頂いて巨額の報酬を獲得して欲しいところです。