エマニュエル・ロドリゲス(18戦全勝12KO)vsジェイソン・マロニー(17戦全勝14KO)。

このトーナメント唯一の無敗同士が激突するカードです。

オッズはロドリゲス1/20、マロニー8/1。アバウト8−1で、やはりこのマッチアップも王者有利です。

今年5月に、英国の強豪ポール・バトラーから2度ダウンを奪って完勝、ライアン・バーネットが返上して空位となっていたIBFバージョンの王座を獲得して評判通りの実力を見せつけた〝マニー〟は、優勝候補・井上尚弥の対抗馬に躍り出ました。

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さて、さて〝カリブのマニー・パッキャオ〟はその異名通りの怪物なのでしょうか?

2010年にユース五輪で金メダル、ユース世界選手権で銀メダル、アマチュア通算171勝11敗。トップアマとして培った技術をベースに、プロでも無敵の快進撃を続けているロドリゲスの特徴は「欠点が見当たらない」(リング誌)という完成度の高さでしょう。

2016年6月には山中慎介が9ラウンドで破壊したアルベルト・ゲバラと対戦、メキシコの強豪をシャットアウトしていますが、バトラー戦もそうであったようにこのマニーは無理に倒しに行かない冷静な戦い方をします。

一方で、12のKO勝利のうち5つが2ラウンドまでに決着。1ラウンドKOも3つあることからチャンスと見たら一気に攻め落とす殺傷本能もしっかり持ち合わせているのです。

そのマニーより1歳年上、27歳のマロニーはアマ実績の乏しい叩き上げのオージーです。

ただ、叩き上げと呼ぶには豪州の温室で大切に育てられて来ました。
WBAオセアニアタイトルをジュニアフェザー級(2016年)、バンタム級(2017年)と逆二階級制覇、今年2月には英連邦タイトルも手にしています。

5月には、キャリア最強の相手、タフな河野公平を持て余しながらも日本人の右目を切り裂いて6ラウンド終了TKO勝ち、オセアニア・バンタム級王座の2度目の防衛に成功。
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「河野はタフだった」と試合を振り返るマロニー。双子の弟、アンドリューも無敗(17戦全勝10KO)のジュニアバンタム級ボクサーです。

無敗同士とはいえ、懐の深いロドリゲスに無骨なマロニーが勝機を見出すのは難しそうです。
大きく開いたオッズ、大方の予想に右倣えの予想をするのは忸怩たる思いもありますが、このカードは王者が無難に勝利を収めると見ます。