サウジアラビア総合娯楽庁のボクシング事業からの撤退が噂される中、米国では超巨大メディアが誕生しました。

パラマウント・スカイダンスがワーナー・ブラザース・ディスカバリーを買収する約1,100億ドル(約17兆円)の大型取引を完了したのです。

大谷翔平がドジャースと結んだ10年契約が7億ドル。今回のメガディールは、大谷157人分です…変な例を出してしまったので、巨額なのかたいしたことないのかよくわからなくなりますが、途轍もない金額です、1,100億ドル。

新会社「スカイダンス」はハリウッドの映画スタジオ(パラマウント・ピクチャーズ、ワーナー・ブラサース、ニュー・ライン・シネマなど)や動画配信サービス(パラマウント+、HBOマックス、プルートTV)、報道(CNN、CBSニュース)、数多くのコンテンツ・IP(知的財産)その他のテレビ(TNT、TBS、ディスカバリー、MTVなど)を傘下に収めることになります。

パラマウント+(ズッファ・ボクシングなど)、TNT(17日のブランドン・フィゲロアvs亀田和毅のイベントを配信)はボクシングでもよく耳にするプラットフォーム。

この世紀の買収劇が想像以上に長期化したのは、ネットフリックスとの争奪戦が加熱したことだけでなく、反トラスト法(独占禁止法)に抵触しないよう各国の規制当局の審査・訴訟などの取りまとめに時間がかかったからでした。



リング誌の赤字ですら気になって仕方がないサウジアラビアでは手も足もでないガリバーの誕生です。

トランプが支持していたスカイダンスの勝利によって、CNNの報道姿勢も変わってしまうのでしょう。

ネットフリクスにアマゾン、そしてスカイダンス。世界のメディアはこの3社のどれかに飲み込まれていくことになります。

巨大なパワーは単純に多数決になびきます。ややこしい真実よりも、わかりやすい茶番劇。米国ボクシングは一足早く、そのブラックホールに吸い込まれてしまいました…。