カテゴリ: お金(マネー)の話

亀田興毅の「SAIKOULUSH」が資金繰りの悪化から破綻、大谷翔平が選手報酬の大半を後払い契約にしているにもかかわらずフォーブス誌のアスリート長者番付で5位という、対照的なニュースがほぼ同時に舞い込んでしまいました。

また、一部海外メディアが井上尚弥の昨年度の収入を約99億円と報じましたが、フォーブス誌ではランク外。これは、フォーブスが独自取材で収入を推測しているのに対して、スポルティコなどの新興メディアは「according to Hideyuki Ohashi(大橋秀行氏によると)」と非常に怠慢な姿勢で金額を算出(算出とはいえない杜撰なレベルですが)しているためと思われます。

今月2日のTHE DAYのメガイベントで「井上は30億円レベルのファイトマネーを得る」と聞いて、多くのボクシングファンが「いままでも10億円を超えていたのに、あの巨大イベントでそれの3倍しかないの?」と違和感を覚えていました。

昨年5月の〝虚飾〟のラスベガスは大赤字興行だったはずですが、大橋秀行は「チケットの売れ行きは好調」「過去最高のファイトマネー」と、妄言を重ね続けました。

無知蒙昧な井上信者は「ぼくたちは事実や真実なんて知りたくない。そんなことよりも気持ちの良い嘘が聞きたいんだ」ということでしょうが…。



さて…。


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World’s Highest-Paid Athletes 〜 世界スポーツ長者番付 フォーブス版。


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今年もこの季節がやって来ました。 

大谷翔平が1億2760万ドル(約202億9千万円)で5位にランクイン。ドジャースとの契約の大半が後払いとなっているため競技収入は〝わずか〟260万ドルでしたが、スポンサー契約など競技外では1億2500万ドルを稼ぎ、これは世界1位。大谷は「全世界でダントツに最も需要のあるアスリート」として、大きな存在感を示しました。

1位のクリスチャーノ・ロナウドが3億ドル(競技収入2億3500万ドル+競技外6500ドル)。

2位にカネロ・アルバレスで1億7000万ドル(競技収入1億6000万ドル+競技外1000万ドル)。3位はリオネル・メッシ(1億4000万ドル:7000万ドル+7000万ドル)。4位はレブロン・ジェームス(1億3780万ドル:5280万ドル+85万ドル)。

ここ数年で特徴的なのは、サウジアラビアを主戦場とするアスリートの躍進。それは、トップ50に女子アスリートが1人も入れなかった一因にもなっています。

ボクシングから50位以内に入ったのは、カネロと23位のジェイク・ポール(7000万ドル:6000万ドル+1000万ドル)の2人にとどまりました。

最多ランクインのスポーツは、バスケットボールでNBAからなんと全体の40%に当たる20人を送り込みました。

50位はプロテニスのヤニック・シナーで5460万ドル(2260万ドル+3200万ドル)。



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Negative stories always go a lot further than positive stories. A lie will always go further than the truth.

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善と悪、どっちの話を聞きたいのか?そんなの言うまでもないよな?みんな、悪の話の方が聞きたいのさ。まっとうな事実よりも、奇天烈な嘘の方が面白いからな。


マニー・パッキャオとの再戦でも周囲を振り回しっぱなしのマネー。

短く簡単な言葉からでも自身の生き様を見事に表現してしまう49歳。マネーの面目躍如です、さすがです。



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💲 マネー・メイウェザーとマネー・パッキャオ、2人のマネーの再戦は当初予定されていたザ・スフィア(マディソン・スクエア・ガーデン グループ)からTモバイルアリーナ(MGMグループ)へ変更されてしまいました。

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個人的にこの試合を注目していたのは「ボクシング界初のザ・スフィアでのイベント」だっただけにガッカリです。

2000万ドル以上といわれるスフィアの会場使用料(支払い)と、やはり2000万ドル以上の招致料(収入)を考えると、興行運営側から見てザ・スフィアはありえないのは理解していましたが、それを織り込んでもやると期待していました。

現状のボクシング界の窮状に加えて、ボクシング参入は儲かるマッチアップ限定というNetflixのスタンス、ラスベガスの市場原理を踏まえると当然の結果なんですが…。

まあ、マネーの2人はどこでやろうがカネさえいただければどうでも良いでしょうが…。

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井上尚弥vs中谷潤人の興行規模30億円以上!?史上最大を「上回っています」

…興行規模の明確な定義はありませんが、利益ではなく「売上高」と考えて良いでしょう。

ゲート収入(チケット販売)、PPVやライブビューイング収入、スポンサー料、放映権料が大きな柱。ここから、選手のファイトマネーや会場費、人件費など諸経費が引かれるわけです。

何かがおかしいですよね?

井上尚弥のキャリアで今回が最大のイベントになるのは誰の目にも明らかなのに、ファイトマネーは一体いくらになっちゃうの?ということです。


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T−モバイル・アリーナの興行事故のような大惨事とは全く違い、大きな黒字興行になるのは間違いありませんが、井上のファイトマネーが30億円ということは考えられません。

グッズ販売も含めたゲート収入を@5万円で見積もると✖️5万人で25億円になりますが…。

PPVの売り上げは今回も詳細の発表はないでしょうが、@6,000円で計算すると5万件販売して3億円。10万件くらいは売れるのでしょうか…?

ライブビューイングの@8,200円は「高い」と言われてますが、前回書いたようにこれでも赤字確定です、非常に良心的な価格設定です。

…よくわかりません。



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49歳のフロイド・メイウェザーの周辺が慌ただしくなっています。

もはや、いくつの裁判を抱えているのか本人もわかっていないかもしれません。

最新の訴訟は、昨年9月にタークス・カイコス諸島へチャーターしたプライベートジェットの未払い料金(10万5000ドル以上)を求めてJet Set Aircraft 社が訴えたもの。

先週にも、IRS(米国国税庁)から730万ドルの資産差押えで訴えられたばかり。

今年に入ってからは2月に3件の裁判沙汰。訴えられたのが2件、NYマンハッタンの高級マンションの家賃未払い(33万ドル)、マイアミでの貴金属・宝石購入費の140万ドルの未払い。

そして、3億4000万ドルを不正流用されたとしてSHOWTIMEを提訴しています。

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また、9月19日にラスベガス最高のアリーナ The Sphereでマニー・パッキャオとの再戦(公式戦)をNetflixが「決定」と発表していますが、マネーは「公式戦ではなくexhibition。The Sphere は候補地の一つだが決定ではない」と発言しています。

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Netflixもパッキャオ陣営も契約書にはサイン済みとしており、この件も訴訟される火種の一つ。

メイパック再戦はどうでも良いのですが、あのThe Sphereで開催されるボクシングイベントは見たいのですが…。現状のボクシング界で、The Sphereで開催ができるカードが他に全く思い浮かばないのが悲しいところです。

さて、どうなりますやら?








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Saturday 19, September 2026
  
The Sphere, Las Vegas, Nevada, USA
commission:Nevada Athletic Commission
view on Netflix

スフィア、また今年もイーグルスやるのか



すでにBoxRecをはじめ多くのメディアがスケジュールと発表している「メイウェザーvsパッキャオ2」ですが、日本時間の今日未明にメイウェザーがこの件について初めて口を開きました。

銭ゲバは、まず「9月19日、ザ・スフィア」を「日程も開催場所もまだ何も決まっていない」と否定。

さらには「試合は公式戦ではなく、エキシビション。つまり、素晴らしいショーになるということ。つまり、どちらにも勝者がいるということ」と、やはりすでに発表されている「公式戦」となることも否定。

メイウェザーはコンゴ(旧ザイール)のキンシャサでマイク・タイソン、ギリシャのアテネでマイク・ザンビディスとエキシビションをすることが内定、パッキャオともエキシビションになると説明しました。

契約が成立していないのに、Netflix が「3分12ラウンドの公式戦。日程は9月19日、会場はザ・スフィア」と発表するとは考えられません。

ここにきてメガファイトをこじらせる…いつものことです。マネー(銭ゲバ)のマネーたる所以です。

とはいえ、もうそろそろ大々的な記者会見と、プロモーショナルツアーが展開されても良い頃合いですが…。




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何十年も前に〝死亡診断書〟が出されていたボクシング市場が、サウジアラビアのオイルマネーを輸血され、タイトルの価値も再び引き上げようと「8階級への回帰(水増し階級の廃止)」「正しいランキングに立脚した正しいチャンピオンシップ制度」が模索されています。

全く悪いことではありません。

水増し階級が廃止されると、マニー・パッキャオの8階級制覇は「4」に半減、井上尚弥や井岡一翔の4階級制覇は「1」に激減してしまいますが、仕方がありません。

信者の方々は納得できないかもしれませんが、悪いのは腐ったボクシング界です。

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現時点でのサウジアラビアの功罪は、功の方が遥かに大きいというのが衆目一致の評価です。

認定団体は不満と不安に苛まれているでしょうが、切除すべき癌細胞です。

そして、テレビ局やプロモーターの壁をいとも簡単に消滅させて見せました。

「2人きりにしたら殺し合う」と言われた不倶戴天の敵同士だったエディ・ハーンとフランク・ウォーレンが笑い合ってハグする光景は世界中のボクシングファンに「AIが作った動画だと思った」と驚かせるほどの事件でした。

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トップランクに代表される大手プロモーターやテレビ局はスター選手をプロテクト、傘下の選手同士を戦わせる〝門戸閉鎖〟政策で、ファンが期待するマッチメイクが最高のタイミングで実現することは稀れでした。

フェデラーとナダルが激突することはない、ドジャースとブルージェイズはプロモーターの壁が障害となって戦えない…そんなことが起きるとどうなるか?

米国ボクシングは、カジュアルなファンから見放され、マニアと茶番劇に喜ぶ野次馬が楽しむ下劣な見せ物が重宝されるもはやスポーツとしての体裁を失ってしまいました。

スポーツとして死亡診断書が出されたボクシングを、サウジアラビアはカジュアルなスポーツファンも楽しめるスポーツとして再生させようとしているーーーその姿勢は歓迎すべきですが…。




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米国や日本でボクシングがメジャースポーツから転落した原因は観戦スポーツの多様性や、その競技特性からファミリー化な波に乗れなかったことだけではありません。

むしろ、その二つは瑣末に過ぎる理由です。

ボクシングが怪しいスポーツ、米国ではもはやスポーツとしてのポジションも崩れてしまった原因はタイトルの価値が暴落したという一点に尽きます。

1960年代末にWBAからWBCが分離独立、70年代後半からは世間が呆れ返るまで階級を増殖、80年代に入ると階級だけでなく団体までが癌細胞のように増えました。

かつて地球上に8人しかいなかった世界王者は、今では何人いるのか専門家ですら正確な数が把握できないカオスが現出されています。

野球MLBなどメジャースポーツでもエクスパンションを繰り返し、球団数は増えましたが、ワールドチャンピオンの座は一つだけ。

球団数が増えたことは、ワールドチャンピオンへの道を険しくもしています。

ところが、ボクシングはワールドチャンピオンの座を粗製濫造して来たのです。

認定団体は、スーパーやらダイアモンドやら暫定やらの王座を粗製濫造するばかりか、それぞれの団体が好き勝手にリージョナル・タイトルを創設、あちこちで認定料をせしめることができる環境を整えています。

そして、認定料を支払ってくれた自前のリージョナル・タイトルホルダーや、大きな認定料が見込めるファイターをあからさまに贔屓したデタラメランキングを作成しているのです。

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さらに、アリの時代からすでにクローズドサーキットが浸透、21世紀にはPPVが定着、カジュアルなスポーツファンを切り離し、マニア化・カルト化を進めてしまいました。

ボクシング番組を定期的に提供していたHBOやSHOWTIME、ESPN、FOXといったテレビ局はいまや完全に撤退。

米国のリングは「HBOやSHOWTIMEのPPV地獄からボクシングファンを解放する」と宣言したDAZNが牛耳ってますが、メガファイトではサブスクリプションの他にPPVを課金するのか常です。

あの威勢の良い宣言は何だったのでしょうか?

そして…DAZNと同じことを表明していたサウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アルシェイク長官でしたが、ここに来てPPVイベントを立て続けに送り込んでいます。

この期に及んで採算に目を向けることはないでしょうが、何がしたいのか全く見えて来ません。





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月の沙漠が

なぜゆえ 黄金 ばら撒くか

なぜゆえ 見返り 求めない

おかけで 贅沢三昧 身についた

その日は いきなり やって来た

沙漠から 黄金が止められた

同時に 我らも息絶えた



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20世紀初頭からボクシングを牽引してきた米国市場が、1970年代後半から続く泥沼の没落の果てに衰退の果てに〝死〟を迎えようとしています。

モハメド・アリがリングを去ってから迷い込んだ没落の長いトンネルの中でも、このスポーツはスターを生み出し続けて来ました。

シュガー・レイ・レナード、マイク・タイソン、オスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオ…そして、カネロ・アルバレス。

カネロはマシュー・ハットンとWBCジュニアミドル級を争った2011年3月5日の時点ですでに絶大な人気を形成していました。

当時、メイウェザーとパッキャオは峠を越えていましたが、まだ健在。

そこにカネロにフリオ・チャベスJr.らも次期スターの旗を挙げていたのですから、スター断絶の心配など全くありませんでした。

ーーーしかし、あれから15年。カネロが完全に劣化した現在でも次のスターの姿は影も形も見えません。

ライアン・ガルシア、テオフィモ・ロペス、ガーボンタ・デービス、デビン・ヘイニーは「21世紀の4KINGS」と期待されましたが、最初から悪い冗談にしか聞こえませんでした。

そして、いま、冗談以下のおぞましい展開が繰り広げられています…。


偉大な恐竜が矮小な鳥となって生き残ったように、ジェイク・ボールらの茶番劇がボクシングの〝進化〟形という見方も出来なくはありません。

認定団体がデタラメランキングを作り、デタラメタイトルマッチを乱発する現代ボクシングは、すでに茶番劇の舞台。

私のように、ジェイクに目くじらを立てるのは全くの筋違いで、レナードやメイウェザー、パッキャオらが蒔いた種から芽吹いた醜悪で薄汚い〝鳥〟がジェイクです。

米国ボクシングなど、とうの昔に茶番劇の舞台に陥っていました。


一方で「長年のボクシングファン」が多い日本では「階級が細分化されているのは意味がある」「WBCなどは統括団体」「世界ランカーは強い」…と奴らが手を叩いて大喜びするような勘違いの沼にハマっています。

日本の〝長年のボクシングファン〟が世界の主流なら、ボクシングがここまで廃れることはなかったのでしょうが…もっとめちゃくちゃになってたかもしれませんが…。


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