
「BOXING NEWS 24」は情報が早くて、豊富なサイトですが…。
ただ、井上尚弥には厳しいですね。読者も含めて。正論だけに悔しいところもあります。
WBAレギュラー王者、ジェイミー・マクドネルとのタイトルマッチを5月に行うという記事からです。
プロモーターのエディ・ハーンは「リボリオ・ソリスとの防衛戦後はジュニアフェザーに上げる計画だったが、マクドネルが井上と日本で出来るなら大きな試合になると乗り気になって路線が変わった」と説明しています。
「井上がスーパーフライから逃げたことに、世界のボクシングファンは幻滅した。結局、彼は強い相手と一度も戦わずに敵前逃亡した。彼の言い訳は〝相手が逃げた〟。奇妙な話だ」。
「昨年9月のスーパーフライ興行にゲスト出場した井上は、全く無名のアントニオ・ニエベスに圧勝した。しかし、それはこの興行の番外編。本編はローマン・ゴンザレス対シーサケット・ソールンビサイ、ファン・フランシスコ・エストラーダ対カルロス・クアドラスの強豪同士の〝準決勝〟。その決勝が今月24日に行われるのは既定路線、まさか、ゲストがそこに割り込めるとでも思ってたのか?」。
「そして、今回の相手。誰もが階級最弱王者と認めるマクドネルを選んだ。きっと彼はこう言うのだろう。ライアン・バーネットもゾラニ・テテも逃げた、と」。
このサイトのPFPでは井上は当然ランク外、シーサケットは8位に入っています。
個人的には、井上はジュニアバンタムでは最強だったと確信しています。
もちろん、「マッチメイクが簡単なはずのクアドラスとどうしてやらなかったのか?」という海外のファンの質問には、「井上ではなく陣営が逃げた」と言わざるをえませんが。もし戦っていたら、苦戦は免れなかったでしょうが、勝てたと思いますし、素晴らしい試練になったはずです。
日本のメディアは都合のいい海外の記事だけを拾い上げるのではなく、いろんな意見があることをしっかり伝えるべきです。
もちろん、ルイス・ネリーが山中慎介との再戦について「メキシコでやりたかったが、プロである以上試合報酬が決め手。メキシコやアメリカでは(日本のようなファイトマネーは)払えるわけがない」というように、軽量級のメッカは日本です。
挑戦者だからといって、山中が安い報酬でメキシコまで行く必要など微塵も有りません。さすがに、「西岡利晃の愚行」は繰り返さないでしょう。
ただ、井上尚弥は、このままでは、今までの日本人世界王者と同じ道を辿ります。間違いなく。
どこかで、勇気の橋を渡らなければなりません。
私は「長谷川穂積vsフェルナンド・モンティエル 」のような、実績的にも経済的にも優位に立つチャンピオンが大幅に譲歩するなんて不条理は不必要だと感じてきましたが、この豊かな国の軽量級ボクサーにとってはそれは必要なのかもしれません。
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