サウジアラビアが何をしようとしているのか、誰にもわかりませんが、総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官が公表しているポイントは以下の二つ。
①ラスベガス、メキシコシチー、上海にボクシングの研究とトレーニング施設を建設し、若い才能の育成やスポーツ科学の発展に寄与する…崇高な理想ですが、ボクシングが盛んで選手や研究者が集めやすいのは上海よりもロンドンや東京だと知らないのでしょうか?
欧米の人気スポーツに触手を伸ばしているサウジですが、サッカーやゴルフなどのメジャースポーツでは十分な存在感を発揮できていない側面が目立ちます。
一方、マイナースポーツで産業構造的にも脆弱なボクシングではリング誌の買収も含めて格安で、思い通りにできる立場を簡単に獲得しました。
それにしても、こんな採算度外視の投資ではなく出費・浪費をいつまで続けるつもりでしょうか?
ボクシングが1970年代以前の世界ヘビー級王者が地球上で最も尊敬されるアスリートだった時代に戻ることなど出来るわけもありません。

②世界王者を一つにして、ボクシングの失墜した地位を取り戻す。…現在、世界王者を認定しているのは主要(切除すべき腫瘍?)と呼ばれているだけでWBA、WBC、IBF、WBOの4団体に、欧州などで存在感を増しているIBOも加えると5つも跋扈している惨状が続いています。
この5つのアルファベット団体は独自のランキングを捏造して世界王者を決めていますが、The Ring magazine(リング誌)やESPNなどのメディアは多くのファンが納得できるランキングを発表、リング誌はチャンピオンシップ制を採用して王者を認定。
認定料とベルト販売を生業とするアルファベット団体と異なり、リング誌は認定料を徴収せず、ベルトも無償で贈与してきました。
プロボクシングは各国(米国では各州)のローカル・コミッションがワールド・チャンピオンシップを統括する歪なネジレ構造が完全に定着してきました。
サウジは認定団体の枠を超え世界的な統括団体を作ろうとしているとしたら、プロボクシング市場初の画期的なことです。
サウジが買収したリング誌は主要4団体をパートナー企業としていますが、先日行われたカネロ・アルバレスとウィリアム・スクールの会見イベントで、ステージに上がったのはリング誌とビデオゲームの宣伝用のベルトの2本で、アルファベット団体のベルトは壇下に戻されました。
これが何を意味するのか?
いずれにしても、アルファベット団体にとっては大きな危機感が膨張する非常事態です。
もし、サウジが国際オリンピック委員会(IOC)や国際サッカー連盟(FIFA)のような世界統括団体を創設するなら、認定団体もプロモーターも不要になります。
ボクシング関係者に激しいアレルギーを引き起こしてきたダナ・ホワイトがサウジとの提携に際して「UFCと同じ1つの団体が1つの階級に1人だけの世界王者という常識的な正義をボクシングの世界に導入する」とブチあげたのを聞いた認定団体やプロモーターは「俺たちが非常識な悪だとでも言いたいのか」と内心、怒り狂ったでしょう。
エディ・ハーンは「サウジに頼らなくてもビジネスを継続できる。ボクシングの複雑な仕組みの中で、新規参入が簡単に成功するとは考えられない。世界王者は世界に1人だけという理想はわかるが、彼らの目的が何なのかは私にはわかりません」と言うにとどめていますが、ハラワタは煮えくり返っているはずです。
①ラスベガス、メキシコシチー、上海にボクシングの研究とトレーニング施設を建設し、若い才能の育成やスポーツ科学の発展に寄与する…崇高な理想ですが、ボクシングが盛んで選手や研究者が集めやすいのは上海よりもロンドンや東京だと知らないのでしょうか?
欧米の人気スポーツに触手を伸ばしているサウジですが、サッカーやゴルフなどのメジャースポーツでは十分な存在感を発揮できていない側面が目立ちます。
一方、マイナースポーツで産業構造的にも脆弱なボクシングではリング誌の買収も含めて格安で、思い通りにできる立場を簡単に獲得しました。
それにしても、こんな採算度外視の投資ではなく出費・浪費をいつまで続けるつもりでしょうか?
ボクシングが1970年代以前の世界ヘビー級王者が地球上で最も尊敬されるアスリートだった時代に戻ることなど出来るわけもありません。

②世界王者を一つにして、ボクシングの失墜した地位を取り戻す。…現在、世界王者を認定しているのは主要(切除すべき腫瘍?)と呼ばれているだけでWBA、WBC、IBF、WBOの4団体に、欧州などで存在感を増しているIBOも加えると5つも跋扈している惨状が続いています。
この5つのアルファベット団体は独自のランキングを捏造して世界王者を決めていますが、The Ring magazine(リング誌)やESPNなどのメディアは多くのファンが納得できるランキングを発表、リング誌はチャンピオンシップ制を採用して王者を認定。
認定料とベルト販売を生業とするアルファベット団体と異なり、リング誌は認定料を徴収せず、ベルトも無償で贈与してきました。
プロボクシングは各国(米国では各州)のローカル・コミッションがワールド・チャンピオンシップを統括する歪なネジレ構造が完全に定着してきました。
サウジは認定団体の枠を超え世界的な統括団体を作ろうとしているとしたら、プロボクシング市場初の画期的なことです。
サウジが買収したリング誌は主要4団体をパートナー企業としていますが、先日行われたカネロ・アルバレスとウィリアム・スクールの会見イベントで、ステージに上がったのはリング誌とビデオゲームの宣伝用のベルトの2本で、アルファベット団体のベルトは壇下に戻されました。
これが何を意味するのか?
いずれにしても、アルファベット団体にとっては大きな危機感が膨張する非常事態です。
もし、サウジが国際オリンピック委員会(IOC)や国際サッカー連盟(FIFA)のような世界統括団体を創設するなら、認定団体もプロモーターも不要になります。
ボクシング関係者に激しいアレルギーを引き起こしてきたダナ・ホワイトがサウジとの提携に際して「UFCと同じ1つの団体が1つの階級に1人だけの世界王者という常識的な正義をボクシングの世界に導入する」とブチあげたのを聞いた認定団体やプロモーターは「俺たちが非常識な悪だとでも言いたいのか」と内心、怒り狂ったでしょう。
エディ・ハーンは「サウジに頼らなくてもビジネスを継続できる。ボクシングの複雑な仕組みの中で、新規参入が簡単に成功するとは考えられない。世界王者は世界に1人だけという理想はわかるが、彼らの目的が何なのかは私にはわかりません」と言うにとどめていますが、ハラワタは煮えくり返っているはずです。
コメント
コメント一覧 (4)
このサウジボクシング騒動がサウジの気まぐれではないとしたら、20年後のボクシング界ではフライ級王者がヘビー級王者と同じだけ尊敬されていた時代に戻るかも知れないですね
少なくとも統一戦云々の問題が出なくなるだけでも観客としたら相当な儲けです
フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
が
しました
統括団体もランキング作成ノウハウはあるでしょうがそこはサウジ傘下になったリング誌のネットワークで十分か。
フシ穴の眼
が
しました