競技場も含めた広義の道具によって様相が一気に変わるスポーツと、そうではないスポーツがあります。
「そうではないスポーツ」の典型がボクシングです。グローブの重さやラウンド数、採点基準は微妙に変化しているものの、リングの大きさなど基本的には何も変わりません。
さらに、ヘビー級以外では体格が変わらない階級制を敷いていることも過去のグレートとの夢対決に現実味を持たせてくれる大きな要因です。
プリミティブなスポーツの典型である陸上競技のトラック種目もサーフェイスやスパイクの変化によって、過去と現代の選手を単純比較することを難しくしている「そうであるスポーツ」です。

そんな「そうであるスポーツ」の典型が野球です。
選手の大型化でいうと、身長177㎝/体重79kgの王貞治と、193㎝/95kgの大谷翔平では〝階級〟が違います。
ウィルフレド・ゴメスと井上尚弥、どちらがハードパンチャーか?という仮想対決は盛り上がりますが、王と大谷について「どちらのパワーが上か?」という議論は成立しません。
また、NPBでは球場のサイズも劇的に大型化、東京ドームや西武球場が「広くて本塁打が出にくい」とされていたなんて信じられないかもしれません。甲子園などにはラッキーゾーンなんて代物までありました(今も福岡ドームのホームランテラスなどが存在します)。
さらに、圧縮バットと飛ぶボールの時代と現在では、ボクシングでいう歴代PFP対決への興味は激減してしまいます。
練習方法の変化もボクシングではフレディ・ローチやロベルト・ガルシア、日本でもルディ・エルナンデスらがいまだに「オールドスクール」を実践して優れた選手を育てています。
野球では「打者はマシンを使っていくらでも練習できるが、投手は才能で肩は消耗品」と言われ、永遠に続くと思われた打高投低の時代は終わり、投手の「才能」と考えられた部分は科学的な解析によって明らかにされ、TJ手術によって壊れた肩は再生できる時代になりました。
NPBでは3割打者はセパそれぞれ一人ずつ「3割打てば首位打者」の状況が出来上がっています。
そして、甲子園でも低反発バットの導入で本塁打数が激減、投手の完投数が激増しています。
https://fushiananome.superknova.org/archives/35461376.html
金属バットが導入された1974年夏の甲子園の本塁打数はわずか11本で過去最少。3回戦終了時では8本。今年は3回戦終了時で6本。
※2023年は3回戦終了時で18本。最終23本。
この道具の変更には指導者も敏感に対応。それまでMLBのフライボール革命の影響も受けていた強豪校でも「低く強い打球を打つ」練習に集中するようになりました。
このスタイルの変更が本塁打激減の一因になってることも間違いありません。
プロ野球の場合はボールの規格を変えたりしながら、打者有利の揺り戻しが図られるでしょう。
しかし、高校野球では飛ぶ金属バットによって実力と不相応のパワーと危険な打球を生み出してしまうことは不要です。
「そうではないスポーツ」の典型がボクシングです。グローブの重さやラウンド数、採点基準は微妙に変化しているものの、リングの大きさなど基本的には何も変わりません。
さらに、ヘビー級以外では体格が変わらない階級制を敷いていることも過去のグレートとの夢対決に現実味を持たせてくれる大きな要因です。
プリミティブなスポーツの典型である陸上競技のトラック種目もサーフェイスやスパイクの変化によって、過去と現代の選手を単純比較することを難しくしている「そうであるスポーツ」です。

そんな「そうであるスポーツ」の典型が野球です。
選手の大型化でいうと、身長177㎝/体重79kgの王貞治と、193㎝/95kgの大谷翔平では〝階級〟が違います。
ウィルフレド・ゴメスと井上尚弥、どちらがハードパンチャーか?という仮想対決は盛り上がりますが、王と大谷について「どちらのパワーが上か?」という議論は成立しません。
また、NPBでは球場のサイズも劇的に大型化、東京ドームや西武球場が「広くて本塁打が出にくい」とされていたなんて信じられないかもしれません。甲子園などにはラッキーゾーンなんて代物までありました(今も福岡ドームのホームランテラスなどが存在します)。
さらに、圧縮バットと飛ぶボールの時代と現在では、ボクシングでいう歴代PFP対決への興味は激減してしまいます。
練習方法の変化もボクシングではフレディ・ローチやロベルト・ガルシア、日本でもルディ・エルナンデスらがいまだに「オールドスクール」を実践して優れた選手を育てています。
野球では「打者はマシンを使っていくらでも練習できるが、投手は才能で肩は消耗品」と言われ、永遠に続くと思われた打高投低の時代は終わり、投手の「才能」と考えられた部分は科学的な解析によって明らかにされ、TJ手術によって壊れた肩は再生できる時代になりました。
NPBでは3割打者はセパそれぞれ一人ずつ「3割打てば首位打者」の状況が出来上がっています。
そして、甲子園でも低反発バットの導入で本塁打数が激減、投手の完投数が激増しています。
https://fushiananome.superknova.org/archives/35461376.html
金属バットが導入された1974年夏の甲子園の本塁打数はわずか11本で過去最少。3回戦終了時では8本。今年は3回戦終了時で6本。
※2023年は3回戦終了時で18本。最終23本。
この道具の変更には指導者も敏感に対応。それまでMLBのフライボール革命の影響も受けていた強豪校でも「低く強い打球を打つ」練習に集中するようになりました。
このスタイルの変更が本塁打激減の一因になってることも間違いありません。
プロ野球の場合はボールの規格を変えたりしながら、打者有利の揺り戻しが図られるでしょう。
しかし、高校野球では飛ぶ金属バットによって実力と不相応のパワーと危険な打球を生み出してしまうことは不要です。
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