来週に迫ったヘビー級のメガファイト、オレクサンデル・ウシクvsタイソン・フューリー。
舞台はサウジアラビアの首都リヤドのキングダム・アリーナ。リング誌に加えてWBA、WBC、IBF、WBO、IBOと5つのベルトと、ウシクの持つLineal titleもステイクされています。
この興行にはIBFとIBOのジュニアライト級、IBFクルーザー級のタイトルマッチもアンダーカードに組み込まれ、他にもアジ・カバイェルとフランク・サンチェスの無敗ヘビー級対決12回戦、セルゲイ・コバレフが無敗のロビン・セオファーを迎えるクルーザー級10回戦など10試合が並びます。
全ての選手にとって「遠征」となるわけで、地元で戦うよりも破格のファイトマネーに、交通・滞在費をサウジアラビアが負担するわけです。
世界屈指の富裕国で王族による独裁国家、トップダウンでおりる予算規模はラスベガスの一介のカジノで対抗できる金額ではありません。

これまでも、ザイールのモブツや、フィリピンのマルコス、独裁者がモハメド・アリのタイトルマッチを招致したのと同じで、その目的は国威発揚です。
ただ、サウジの国威発揚は少し趣が異なります。
サウジの担当省庁GEA(ゼネラル・エンターテインメント・オーソリティ)のトルキ・アル=シャイフ座長は「私は熱烈なボクシングファン」と語り、「ボクシングがマイナースポーツに落ち込んでいる現状を悲しんでいる。プロモーターは傘下のスターを保護しているから、ファンが望むビッグファイトが実現しない。世界王者が無限にいることも大問題。過去の威厳を取り戻したい」と嘆いてみせます。
ただし、サウジアラビアにおけるボクシング人気はゼロ、です。
シャイフ座長が長年のボクシングファンだったというのが事実かどうかはわかりませんが、マイナースポーツのボクシングだけでなくゴルフやサッカー、テニス、カーレースなど欧米で人気のスポーツをカネに糸目をつけずに呼び込んでいる最大の理由は、座長の情熱に国王と皇太子が動かされたからではありません。
サウジといえば…世界の自由度ランキングで中国やリビア(9ポイント)以下の8ポイントの183位。サウジ以下は北朝鮮や南スーダンなど13ヵ国しかありません(1位フィンランドが100ポイント、日本は96ポイントで11位)。
最大の目的はスポーツの活性化などではなく、スポーツ・ウォッシングであることは明らかです。国家に不都合な言論には、その口を暴力で封じることも躊躇しない政権です。
世界の世論をリードする欧米のスポーツ、それに伴うスポンサー企業やときには政府機関も巻き込むことで、国際的なマイナスイメージのウォッシング(洗浄)を図ろうとしているのです。
普通の国威発揚とはかなり意味合いが変わってきます。
人命を軽んじるような国家は言語道断とはいえ、それを知っていながら彼らの招致活動に乗り掛かるボクシングのプロモーターたちや、スポーツギャンブルのブックメーカーと業務提携してギャンブル依存症を自己責任として、暴利を貪っているいるMLBなどのメジャースポーツの現状を考えると…やりきれない思いになってしまいます。
先日の東京ドーム興行でスポーツブックの広告を徹底的に排除した帝拳と大橋プロモーションは、英断でした。日本はどこまでも正義の立場を貫いて欲しい。
サウジが日本の印象操作も考えているなら、井上尚弥らの試合を招致するかもしれませんが…。
ボクシングだけでなく、スポーツでは綺麗事はもう通用しない時代になってしまいました。
舞台はサウジアラビアの首都リヤドのキングダム・アリーナ。リング誌に加えてWBA、WBC、IBF、WBO、IBOと5つのベルトと、ウシクの持つLineal titleもステイクされています。
この興行にはIBFとIBOのジュニアライト級、IBFクルーザー級のタイトルマッチもアンダーカードに組み込まれ、他にもアジ・カバイェルとフランク・サンチェスの無敗ヘビー級対決12回戦、セルゲイ・コバレフが無敗のロビン・セオファーを迎えるクルーザー級10回戦など10試合が並びます。
全ての選手にとって「遠征」となるわけで、地元で戦うよりも破格のファイトマネーに、交通・滞在費をサウジアラビアが負担するわけです。
世界屈指の富裕国で王族による独裁国家、トップダウンでおりる予算規模はラスベガスの一介のカジノで対抗できる金額ではありません。

これまでも、ザイールのモブツや、フィリピンのマルコス、独裁者がモハメド・アリのタイトルマッチを招致したのと同じで、その目的は国威発揚です。
ただ、サウジの国威発揚は少し趣が異なります。
サウジの担当省庁GEA(ゼネラル・エンターテインメント・オーソリティ)のトルキ・アル=シャイフ座長は「私は熱烈なボクシングファン」と語り、「ボクシングがマイナースポーツに落ち込んでいる現状を悲しんでいる。プロモーターは傘下のスターを保護しているから、ファンが望むビッグファイトが実現しない。世界王者が無限にいることも大問題。過去の威厳を取り戻したい」と嘆いてみせます。
ただし、サウジアラビアにおけるボクシング人気はゼロ、です。
シャイフ座長が長年のボクシングファンだったというのが事実かどうかはわかりませんが、マイナースポーツのボクシングだけでなくゴルフやサッカー、テニス、カーレースなど欧米で人気のスポーツをカネに糸目をつけずに呼び込んでいる最大の理由は、座長の情熱に国王と皇太子が動かされたからではありません。
サウジといえば…世界の自由度ランキングで中国やリビア(9ポイント)以下の8ポイントの183位。サウジ以下は北朝鮮や南スーダンなど13ヵ国しかありません(1位フィンランドが100ポイント、日本は96ポイントで11位)。
最大の目的はスポーツの活性化などではなく、スポーツ・ウォッシングであることは明らかです。国家に不都合な言論には、その口を暴力で封じることも躊躇しない政権です。
世界の世論をリードする欧米のスポーツ、それに伴うスポンサー企業やときには政府機関も巻き込むことで、国際的なマイナスイメージのウォッシング(洗浄)を図ろうとしているのです。
普通の国威発揚とはかなり意味合いが変わってきます。
人命を軽んじるような国家は言語道断とはいえ、それを知っていながら彼らの招致活動に乗り掛かるボクシングのプロモーターたちや、スポーツギャンブルのブックメーカーと業務提携してギャンブル依存症を自己責任として、暴利を貪っているいるMLBなどのメジャースポーツの現状を考えると…やりきれない思いになってしまいます。
先日の東京ドーム興行でスポーツブックの広告を徹底的に排除した帝拳と大橋プロモーションは、英断でした。日本はどこまでも正義の立場を貫いて欲しい。
サウジが日本の印象操作も考えているなら、井上尚弥らの試合を招致するかもしれませんが…。
ボクシングだけでなく、スポーツでは綺麗事はもう通用しない時代になってしまいました。
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フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
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