リング誌が専門家20人から聞き取った勝敗予想は20−0で、誰一人ネリの勝利を予想しませんでした。

20人のうち、試合が判定までもつれると見たのは2人だけ。残る18人は井上尚弥はジャッジ3人に仕事をさせずに試合を終わらせると見ています。

最近ではカネロ・アルバレスvsドミトリー・ビボルの予想で、「保留」の一人を除いて全員がカネロ勝利を支持したことがあるように、専門家の戦前予想は全くアテになりません…とはいえ、井上はカネロではないというよりも、ルイス・ネリはビボルではありません。

判定決着を予想した二人の中で、マジョリティー・デジションになるとクロスゲームの可能性を予想したデューク・マッケンジー(元WBOバンタム/ジュニアフェザー/フェザー王者)のコメントを紹介。



*****二人のパンチャーが激突するとき、KO決着を予想しがちだが私は判定になると思う。2階級でUndisputed championに就いた井上がオッズや予想で大きくリードしているのは、よく理解できる。

井上は大きな欠点が見当たらず、単純なヘッドハンターではなくボディブローの名手でもあり、左右どちらの拳でも倒せるパワーを持つ。

では、ネリはノーチャンスか?というとそうは思わない。井上が攻めてきたときはボクシングでいなし、井上が休む時間帯に攻め込む。井上の好きなペースにハマらないことだ。

そのプランを実行して、ネリが試合終了のゴングを聞くことが出来たなら、井上のMD勝利に終わると予想する。*****



マッケンジーの予想は「ネリが上手に戦えばKOされずに判定負けで済む。判定の可能性もある」というもので、「普通に考えたら井上のKO勝ち」というのが本音でしょう。

ネリはパンチャーではありません。一発で仕留めるパワーはない、連打でストップを呼び込むタイプです。それだけにパンチャーズ・チャンスも期待できません。

しかし、可能性という点ではネリのラッキーパンチが、今も殘る井上の右目上の古傷を裂いて出血させるなどのアクシデントでしょうか。

いずれにしても、ただでさえ技術不足が指摘されてきたメキシコの子猫ちゃんが下がって戦うことなど出来るわけもなく、攻撃時に見てる方が怖くなるガラ空き防御を井上が見逃してくれるとは考えられません。

すでに「今年で引退」を表明している子猫が、大きなダメージを被ったと思えないダウンでそのままカウントアウトなんてふざけた負け方はやめてほしいですね。

ネリが失神KOされるまで、ダウンしてもロングカウント、主審が無理やり抱き起こして試合続行、コーナーのタオルは差し戻しというのも面白いかもしれません。

なんて冗談はさておき、ネリには「まだ立って来るか!」というメキシカンの勝負根性を見せてほしいですね。