バンタム級を完全統一した井上尚弥が、WBC/WBOジュニアフェザー級王者スティーブン・フルトンに挑戦するメガファイトまで、あと2ヶ月を切りました。

欧米で全く人気のないクラスの日本開催、という重い十字架のせいで、オッズは全く動いていません。しかし、井上が明白に有利という見立ては変わりません。

ウィリアム・ヒルのオッズは井上の勝利が1/3(1.33倍)、フルトン2/1(3倍)。他のブッカーもアバウト3−1で井上を支持しています。

ボクシングのオッズ、番狂せの基準は非常に曖昧で、もしフルトンが井上に勝つと間違いなく「Massive Upset=大番狂せ」です。

しかし、同じ3−1でも長谷川穂積がジョニー・ゴンサレスやキコ・マルチネスに破壊されたのは「Mild Upset=やや番狂せ」と表現されます。

2−1と、接近したオッズでもマニー・パッキャオがオスカー・デラホーヤを圧倒した試合は「Shock The World=世界を震撼させる大番狂せ」となります。



さて、井上は24試合のキャリアで、1度もアンダードッグになったことがありません。最も掛け率が接近した3試合は…。

3位が、ジュニアフライ級からジュニアバンタム級に飛び級挑戦したオマール・ナルバエス戦。

井上が1/9(1.11倍)、ナルバエス9/2(5.5倍)。リング誌のダグ・フィッシャーらは「日本の若者がロートルのアルゼンチン人を後半ストップする」と予想していました。

2位はWBSSバンタム級トーナメントの事実上の決勝戦と言われたエマヌエル・ロドリゲス戦。

井上1/8(1.13倍)、ロドリゲス9/2(5.5倍)。ナルバエス戦とほとんど変わらない数字でしたが「世界基準のレベルで冴えないプエルトリカンが早い段階で捕まる」というのが大方の見方でした。

そして、第1位が初戦の激闘を経てのノニト・ドネアとの再戦。そのオッズは井上勝利4/6(1.67倍)に対してドネア4/1(5倍)。

試合まで2ヶ月弱を残していますが、井上がフルトン戦のリングに最も緊張したオッズで上がることになるのは間違いありません。