昨日のライト級Undisputed championship、WOWOWの解説陣も、私個人の採点でもデビン・ヘイニーの勝利で問題ないように思えました。

しかし、この判定がおかしいとメディアやマニアの間で議論を呼んでいます。

勝った当人であるヘイニーの言動も、微妙な試合であったことを認めているようで、火に油を注いでいます。


"The people can say what they want to say; the judges had a unanimous decision," Haney said. "That's all that matters is the judges. Each judge was on the same page."

外野は好きなことを言ってりゃいいさ。公式のジャッジ3人全員が私の勝利を支持したんだ。採点はジャッジの問題だ。ジャッジがわたしの勝利だと見たんだ。(デビン・ヘイニー)



公式採点はデビッド・サザーランドとティム・チーサムの二人が115-113、残る一人デイブ・モレッティが116−112。

ラウンドで表すと115−113は7−5、1ラウンドの差。ボクシングの一般的な判定では最も接近したスコアです。116-112は「10−9」ジャッジの積み重ねでは115−113の次に差が出るスコアですが、ラウンドでは8−4、明白な差を認めたスコアになります。

それでもサザーランド&チーサムとモレッティの差は「一つのラウンドをどうジャッジしたか」に過ぎません。

どちらかのボクサーが完全に主導権を握ることなく、僅差のラウンドが多かったとはいえ、多くのメディアとファンは10ラウンドと11ラウンドをロマチェンコに与えているにもかかわらず、モレッティがヘイニーに与えているのです。

ちなみにBoxRecに寄せられたファン352人の平均値スコア(今現在)は115-113でロマチェンコの勝利。

オスカー・デラホーヤやホルへ・リナレス、シャクール・スティーブンソン、ライアン・ガルシア、キーショーン・デービスらもロマチェンコ勝利を支持しています。

単調な試合、中途半端なセルフプロデュースのヘイニーに対して、キャリアの幕引きが近い伝説のウクライナ人の対決です。「伝説のウクライナ人」に大きなバイアスがかかっていた会場の雰囲気は、モニター越しでも明らかでした。

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CompuBoxのラウンドごとの着弾数を見ても、単調半端ないヘイニーが取ったのは2・4・5・6・9の5つのラウンド。一方、伝説のウクライナ人が上回ったのは 3・7・10・11・12の5ラウンド。残る第1ラウンドと第8ラウンドのヒット数は同じ。

テディ・アトラスは「ヘイニーの115−113は納得できるが、第10ラウンドをヘイニーに振ったモレッティは理解できない。ネバダ州アスレティック・コミッションは聴聞委員会を開いてモレッティ呼び出し、説明させるべきだ」と主張しています。

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個人的には115−113と採点しました。ファンの場合、応援している選手に甘く採点するか、厳しく付けるかで分かれると思いますが、わたしは後者です。

アトラスと同じで115−113はアリです。

ロマチェンコに引導を渡す文句無しの勝利を挙げることのできなかった24歳のヘイニーには幻滅、キャリアの最終盤とはいえ、相変わらずエンジンのかかりが遅いロマチェンコにも不満です。

二人のスタイルを考えると、こんなややこしい試合になるのは仕方がないのですが…。