週の真ん中、水曜日ですが、飲み屋で人待ち。

有楽町の人通りと、東海道新幹線の往来を見ながら、一足お先にフライングの生ビール。

世間一般の感覚からズレて我が道を征くマンダロリアンのようにThis is The Way と、2杯目はハーフ&ハーフで。

リングの上のマンダロリアンたち。新しいシリーズの第三幕です。

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アマチュア時代から名前の知っているボクサーがプロでも大成するのは、嬉しいものです。

有名どころは村田諒太、日本基準のエリートアマなら井上尚弥や寺地拳四朗らもそのグループです。


そして、井岡一翔も…。


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井岡は、WBOジュニアバンタム級王座をリングの上で失ったのではなく、2月17日に書類手続きで返上しました。

中谷潤人との指名試合を回避する形で、昨年末に議論を呼ぶドロー裁定となったジョシュア・フランコとの決着戦を選択したのです。

史上最もタイトルの価値が暴落している時代です。タイトル返上の理由はいくらでもあります。

「フランコと決着をつける」。

それだって、立派な理由でしょう……。


日本のリングマスターの言動はこれまで、必ずしも多数派から支持されてきたわけではありませんが、今回もそうでしょう。

2020年の大晦日、WBOジュニアバンタム級王者として田中恒成を迎えた一戦も、当初は「メリットがない」という理由で、後ろ向きな発言を繰り返していました。
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日本リングの人気者で世界的にも実力評価の高かった恒成との試合は「勝った方がPFP10傑入り」(リング誌)と約束された軽量級のキーファイトで、試合前から注目されていました。

海外のオッズも僅差とはいえ、井岡がアンダードッグ。日本でも予想が割れる50-50の大勝負だったのです。

あの試合にメリットがなければ、井岡のキャリアでメリットがあった防衛戦は一体どれになるのでしょうか?

もちろん、自分と戦い、負けたと思っていないフランコとの決着にこだわるファイターの気概は理解できます。

指名挑戦者が中谷潤人でなければ、それで良かったかもしれません。しかし、現実の指名挑戦者は中谷潤人なのです。


多数決なら、中谷潤人との〝Battle of Age2〟でしょう。

もちろん、キャリアの集大成を迎える一人のファイターとして、議論を呼んだ判定をクリアにする、ファン・フランシスコ・エストラーダをゴール地点にする、という気持ちはわかります。

ただ、もし、井岡があと2試合のつもりなら、個人的にはフランコ→エストラーダではありません。

ネクストモンスターの中谷も、ネクストがつかない方もせっかく喧嘩売ってきたんですから〝Battle of Age2〟に勝利して、リングの上で「次も勝って引退します!」が一番格好いいと思うのですが。

「ネクストじゃない方がなんか言ってた気もするけど、もう自分が言ったこと忘れてるかな?みんなネクストじゃない方との試合、見てみたいですかー?」。

井岡一翔が多数決などに最も従わない〝我が道を貫き歩く〟ファイターで、ネクストじゃない方とは階級が広がってしまったこともわかっています。


お花畑の真ん中で自慰するような理想だとわかっていても、このくだらないプロボクシングの世界にだってロマンチックな話の一つや二つ、あったっていいんじゃないでしょうか。




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ちょうど待ち人来る。

5分前ぴったりに現れるなんて、学生時代から30年以上も経つというのに、なんも変わってないなあ。

世間からズレている、という意味では奴もマンダロリアンだ。

そして、もちろんこの俺も。

This is The Way.俺たちのやり方に乾杯。