井上尚弥は4月の誕生日で30歳になりますが、現在29歳。
ファイティング原田が世界フェザー級王者ジョニー・ファメションに敗れて引退したのが26歳のとき。
具志堅用高がペドロ・フローレンスにタイトルを奪われ、リングを去ったのが25歳のとき。
ノニト・ドネアやドニー・ニエテスのように、軽量級にもかかわらず40歳を越えても世界のトップ戦線に踏みとどまるファイターもいますが、日本の場合は一世風靡したスター選手が現役にしがみつくことは稀です。
「35歳まで」と引退の線を引いたことがある井上ですが、その時が来てもでも無敗で 上を狙えるなら現役を続行するかもしれません。
とはいえ、21世紀最高のボクサーの残り時間は限られていると見て良いでしょう。
個人的には、それがたとえUndisputed Titleを達成する試合だとしても、ポール・バトラーのような心身ともに雑魚な王者と戦って時間を浪費して欲しくはありません。
井上とPFPキングを争う現代ボクシング最高のスター選手カネロは誰と戦ってきたのか?
■カネロ・アルバレス=58勝39KO2敗2分■
◉は全盛期の相手
=殿堂入りクラス=
フロイド・メイウェザー(判定負け)
シェーン・モズリー(判定勝ち)
ミゲール・コット(判定勝ち)
ゲンナジー・ゴロフキン(判定勝ち)
=現役PFPファイター=
◉カラム・スミス(判定勝ち)
=元PFPファイター=
アミール・カーン(6ラウンドKO勝ち)
◉エリスランディ・ララ(判定勝ち)
ダニエル・ジェイコブス(判定勝ち)
セルゲイ・コバレフ(11ラウンドKO勝ち)
*********
人気階級のスーパースターだけに名前のあるファイターがずらりと並びますが、旬の強豪と呼べるのはカラムとララだけ。
カネロ初戦のゴロフキンは無敗でPFP1位でしたが、ケル・ブルック戦でスピード負け、ダニエル・ジェイコブス戦で劣化の兆しを見せた35歳でした。破竹の快進撃を見せていたGGGと比較すると全盛期とはいえません。
ドミトリー・ビボルは対戦時で未来のPFPファイターで、Fighter Of The Year、今後の活躍によっては殿堂入りもあり得ますが、栄光の99%(100%?)が、カネロに勝ったことからもたらされているのでここでは対象外。再戦で勝つようなら、改めてその勝利を評価したいと思います。
同じ基準で井上の対戦相手を評価すると「殿堂入りクラス」「元PFPファイター」で全盛期はとっくに過ぎたノニト・ドネアとしか戦っていない、ということになります。
もちろん、全米ボクシング記者協会やESPNがPFPキングに推すテレンス・クロフォードや、リング誌のオレクサンダー・ウシクは誰に勝ったの?となると、井上以上に怪しくなってきます。
「殿堂入りクラスの全盛期ファイター」なんて、滅多やたらにお目にかかれる代物ではありません。
「モハメド・アリのレベル」と評価されるマニー・パッキャオの対戦相手にしても「殿堂入りクラスの全盛期ファイター」はジュニアライト級時代で、実質〝打ち止め〟。
スターダムの頂点に立ったウェルター級時代に、無敗のPFPファイターで今年殿堂入りを果たしたティモシー・ブラッドリーがいますが、ガーボンタ・デービスでなくても「ブラッドリーが一発殿堂って…」といちゃもんをつけたくなります。
話を戻して、井上のキャリアが仕上げの段階に入っていることは間違いありません。
「世界評価」という高嶺の前にして、井上に吹き付けているのは「軽量級のアジア人」という冷たい逆風です。
ボクサーにとって最高の名誉は殿堂入りですが、年間最高選手賞(Fighter Of The Year)もそれに匹敵する栄光です。
軽量級ボクサーを優遇する傾向が強いPFPランキングとは違い、Fighter Of The Yearは軽量級を冷遇してきました。
ジュニアフェザー級以下でリング誌のFighter Of The Yearを手にしたのは、バンタム級のカルロス・サラテ(1977年)、ジュニアフライ級のマイケル・カルバハル(1993年)、バンタム級のポーリー・アヤラ(1999年)の3人だけ。
最も権威のあるBWAAのSugar Ray Robinson Awardに至っては、ジュニアフェザー級のノニト・ドネア(2012年)だけという狭き門です。
信じられないようなKO率でバンタム級を支配していたサラテは文句なし、ジュニアフェザー級に上げて年間4試合を全勝、団体統一も果たし、HBOのスター候補だったドネアも順当。
しかし、アヤラは1998年8月23日、辰吉丈一郎のWBCバンタム級タイトルに挑戦、不運な負傷判定負けに終わっています。アヤラは人気者ジョニー・タピア、クラレンス・アダムスとの2試合などクロスゲームに強いファイターで、敗れたのは辰吉とエリック・モラレス、マルコ・アントニオ・バレラの3つだけ。傑出度ではリカルド・ロペスやローマン・ゴンサレス、井上に全く及ばないレベルの地味なバンタム級でした。
カルバハルにしても「メキシコ系」「五輪銀メダリスト」「ウンベルト・ゴンザレスとの激闘」など物語性に富んだファイターでしたが、やはり過大評価に思えてしまいます。
軽量級でFighter Of The Yearを獲得しようとすると「大手プロモーターやテレビ局」「メキシコ系」など、アジアからはどうすることも出来ない様々なしがらみがありそうです。
まだ、アジアからはパッキャオとドネアしか手にしていない栄光、Fighter Of The Year。ファイティング原田も、エデル・ジョフレも届かなかった最高評価。
今年、井上がジュニアフェザー級を完全統一するとFighter Of The Yearの最有力候補に上がるはずですが…。
ビボルがカネロに雪辱を許す、ウシクが敗れる、クロフォードは燻ったまま…そんな条件も揃えば文句無しでしょう。
ファイティング原田が世界フェザー級王者ジョニー・ファメションに敗れて引退したのが26歳のとき。
具志堅用高がペドロ・フローレンスにタイトルを奪われ、リングを去ったのが25歳のとき。
ノニト・ドネアやドニー・ニエテスのように、軽量級にもかかわらず40歳を越えても世界のトップ戦線に踏みとどまるファイターもいますが、日本の場合は一世風靡したスター選手が現役にしがみつくことは稀です。
「35歳まで」と引退の線を引いたことがある井上ですが、その時が来てもでも無敗で 上を狙えるなら現役を続行するかもしれません。
とはいえ、21世紀最高のボクサーの残り時間は限られていると見て良いでしょう。
個人的には、それがたとえUndisputed Titleを達成する試合だとしても、ポール・バトラーのような心身ともに雑魚な王者と戦って時間を浪費して欲しくはありません。
井上とPFPキングを争う現代ボクシング最高のスター選手カネロは誰と戦ってきたのか?
■カネロ・アルバレス=58勝39KO2敗2分■
◉は全盛期の相手
=殿堂入りクラス=
フロイド・メイウェザー(判定負け)
シェーン・モズリー(判定勝ち)
ミゲール・コット(判定勝ち)
ゲンナジー・ゴロフキン(判定勝ち)
=現役PFPファイター=
◉カラム・スミス(判定勝ち)
=元PFPファイター=
アミール・カーン(6ラウンドKO勝ち)
◉エリスランディ・ララ(判定勝ち)
ダニエル・ジェイコブス(判定勝ち)
セルゲイ・コバレフ(11ラウンドKO勝ち)
*********
人気階級のスーパースターだけに名前のあるファイターがずらりと並びますが、旬の強豪と呼べるのはカラムとララだけ。
カネロ初戦のゴロフキンは無敗でPFP1位でしたが、ケル・ブルック戦でスピード負け、ダニエル・ジェイコブス戦で劣化の兆しを見せた35歳でした。破竹の快進撃を見せていたGGGと比較すると全盛期とはいえません。
ドミトリー・ビボルは対戦時で未来のPFPファイターで、Fighter Of The Year、今後の活躍によっては殿堂入りもあり得ますが、栄光の99%(100%?)が、カネロに勝ったことからもたらされているのでここでは対象外。再戦で勝つようなら、改めてその勝利を評価したいと思います。
同じ基準で井上の対戦相手を評価すると「殿堂入りクラス」「元PFPファイター」で全盛期はとっくに過ぎたノニト・ドネアとしか戦っていない、ということになります。
もちろん、全米ボクシング記者協会やESPNがPFPキングに推すテレンス・クロフォードや、リング誌のオレクサンダー・ウシクは誰に勝ったの?となると、井上以上に怪しくなってきます。
「殿堂入りクラスの全盛期ファイター」なんて、滅多やたらにお目にかかれる代物ではありません。
「モハメド・アリのレベル」と評価されるマニー・パッキャオの対戦相手にしても「殿堂入りクラスの全盛期ファイター」はジュニアライト級時代で、実質〝打ち止め〟。
スターダムの頂点に立ったウェルター級時代に、無敗のPFPファイターで今年殿堂入りを果たしたティモシー・ブラッドリーがいますが、ガーボンタ・デービスでなくても「ブラッドリーが一発殿堂って…」といちゃもんをつけたくなります。
話を戻して、井上のキャリアが仕上げの段階に入っていることは間違いありません。
「世界評価」という高嶺の前にして、井上に吹き付けているのは「軽量級のアジア人」という冷たい逆風です。
ボクサーにとって最高の名誉は殿堂入りですが、年間最高選手賞(Fighter Of The Year)もそれに匹敵する栄光です。
軽量級ボクサーを優遇する傾向が強いPFPランキングとは違い、Fighter Of The Yearは軽量級を冷遇してきました。
ジュニアフェザー級以下でリング誌のFighter Of The Yearを手にしたのは、バンタム級のカルロス・サラテ(1977年)、ジュニアフライ級のマイケル・カルバハル(1993年)、バンタム級のポーリー・アヤラ(1999年)の3人だけ。
最も権威のあるBWAAのSugar Ray Robinson Awardに至っては、ジュニアフェザー級のノニト・ドネア(2012年)だけという狭き門です。
信じられないようなKO率でバンタム級を支配していたサラテは文句なし、ジュニアフェザー級に上げて年間4試合を全勝、団体統一も果たし、HBOのスター候補だったドネアも順当。
しかし、アヤラは1998年8月23日、辰吉丈一郎のWBCバンタム級タイトルに挑戦、不運な負傷判定負けに終わっています。アヤラは人気者ジョニー・タピア、クラレンス・アダムスとの2試合などクロスゲームに強いファイターで、敗れたのは辰吉とエリック・モラレス、マルコ・アントニオ・バレラの3つだけ。傑出度ではリカルド・ロペスやローマン・ゴンサレス、井上に全く及ばないレベルの地味なバンタム級でした。
カルバハルにしても「メキシコ系」「五輪銀メダリスト」「ウンベルト・ゴンザレスとの激闘」など物語性に富んだファイターでしたが、やはり過大評価に思えてしまいます。
軽量級でFighter Of The Yearを獲得しようとすると「大手プロモーターやテレビ局」「メキシコ系」など、アジアからはどうすることも出来ない様々なしがらみがありそうです。
まだ、アジアからはパッキャオとドネアしか手にしていない栄光、Fighter Of The Year。ファイティング原田も、エデル・ジョフレも届かなかった最高評価。
今年、井上がジュニアフェザー級を完全統一するとFighter Of The Yearの最有力候補に上がるはずですが…。
ビボルがカネロに雪辱を許す、ウシクが敗れる、クロフォードは燻ったまま…そんな条件も揃えば文句無しでしょう。

コメント
コメント一覧 (4)
フシ穴の眼
が
しました
Sフライがタレント揃いと評されるのは井上がいなくなったからですよ。彼がSフライに留まることができたなら、クソ雑魚揃いのうんこ階級と言われてたはずです。
圧倒的不利を予想されるような階級、Sフェザーやライトに殴り込みをかけて、それを成功させるくらいしないと井上尚弥が正当に評価されることはないんじゃないでしょうか。
個人的にはそのポテンシャルは十分にあると思いますね。ナチュラルウエイトでリングに上がり圧倒的実力をみせたメイやパック、内山高志なんかを見てると井上にもできないことはないと思えます。
フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
が
しました