さて、ジュニアフェザー以下の軽量級で日本人ボクサーが勝利した強豪ボクサーランキングです。

日本人ボクサーの「勝利」が絶対条件なのでウィルフレド・ゴメスやカオサイ・ギャラクシーらは対象外です。

また、誰もが認めざるをえないエデル・ジョフレは1位確定ですが、今回は【名誉1位】ということで別枠にしました。


さて、さて。

君よ「えー?それもありか?」という勿れ。


【第10位】ジョニー・ゴンザレス

メキシコのホープでしたが、フェルナンド・モンティエルを迎えたWBOバンタム級王座の初防衛戦では、消極的な試合に終始、母国のファンに早くも愛想を尽かされてしまいます。

イスラエル・バスケス、ジェリー・ぺニャロサ、西岡利晃らとの試合はいずれも有利と見られていましたが、KO負け。格下相手に簡単に足元をすくわれる、ザルディフェンスとグラスジョー、悪い意味で遠回りするパンチ軌道のクセ…。

それでも、「(ジョニゴンは)ご馳走様って感じです」と馬鹿にしていたWBCフェザー級王者・長谷川穂積との試合では、パワーで圧倒、番狂せを起こして2階級制覇。

4団体時代ですら安定感を著しく欠くキャリアは一発強打がなければ、穴王者のレベル。その強打があってもB級王者の誹りは免れませんでした。



しかし、パンチャーズ・チャンスはどんな負債も秒で精算します。1−10とキャリア最悪のアンダードッグで挑んだアブネル・マレス戦は「マレスが負けるとしたらこれしかなかった!」とショータイムの解説席が叫んだ、ジョニゴン会心の勝利でした。

負けた相手の名前を見れば一目瞭然、PFPにも掠りもしないジョニゴンでしたが、その強打と打たれ弱さが織りなす試合は見どころ満載。西岡との試合もそんな魅力が圧縮された2ラウンドでした。




【第9位】シーサケット・ソールンビサイ

のちに、ローマン・ゴンサレスの2年に及ぶPFP王朝を崩壊させたアジアの重戦車。凱旋帰国では国賓扱いの護衛で王宮に招かれ、タイ国王が出迎えました。

チョコラティトをファイトマネーが格安のコスパ最高ヒーローに仕立てようと目論んでいたHBOは、再戦では事前計量を1ヶ月前から義務付け、シーサケットのリバウンドを牽制しましたが、そんな努力も虚しくESPNもリング誌も「チョコラティトの名前がなければミスマッチ」と断じる4ラウンドKO勝利。

そんなタイの国民的英雄のデビュー戦は、八重樫東に3ラウンドTKO負け。2戦目も屋富祖裕信に3ラウンドでノックアウトされました。バンコクでは食うものにも困りゴミ漁りして糊口を凌ぐ毎日を送理、わずか数万円のファイトマネーで日本に呼ばれた完全な噛ませ犬、それがシーサケットの出自でした。

噛ませ犬からPFPファイターに。そして、リング誌の年間アワードで「Most Insperational(感動賞)」にも輝いた、その偉大なキャリアに改めて敬意を示します。

そして、これからの井上尚弥にとって最も重要な役割を果たしてくれるであろう八重樫に胸いっぱいのエールを込めて、10位はシーサケットじゃ!



【第8位】田中恒成&レオ・ガメス

書きながら、あ?そういえばと思い出したわけではありません…。

「ジュニアフェザー以下の軽量級で日本人ボクサーが勝利した強豪ボクサー」が対象条件で、日本人対決は除くとは言ってません。

東海のスピードスター田中恒成をマイルドアップセットでTKOしたのは井岡一翔。井上尚弥をはじめ、多くの人が「簡単な試合じゃないが田中が勝つ」と見ていましたが、結果は井岡とレフェリー染谷路明のベストファイトになりました。


レオ・ガメスは4階級制覇ながら、強い相手には勝てない典型的な「数字だけ王者」でしたが、その強打とWBAの庇護には疑う余地のないファイターでした。

セレス小林と戸高秀樹が勝利していますが、ここは最初に勝ってしかも明白なストップでガメスを崩した日本ボクシング協会の小林会長を選びます。

同順位に2人なら次は【第6位】になるはずですが、そうはなりません…どんどん思い出してきてジョニゴンを入れたことを後悔してるわけじゃありません…。






なんでジョニーを入れちゃったかなあ、俺…。