〝鬼畜米英〟目線で、ボクシング軽量級は救いようのないマイナースポーツ、ポール・バトラーの言葉を聞くまでもなく「職業として成立しない」のです。
もちろん、バトラーが拠点とする英国と、メキシコやフィリピン、東南アジア、アフリカでは事情が違います。
たとえ、バンタム級でも、貧困国の選手にとっては数千ドルでも大金です。「軽量級が職業として成立しない」というのは、日本を除く富裕国限定の話です。
「井上尚弥は、自分よりも遥かに貧困で職業としてボクシングに打ち込める環境にない相手を、自分のホームに引っ張り込んで処刑している」のかもしれませんが、それは仕方がありません。
ゲートボールに大きなスポンサーがついて、恵まれた環境で練習を積んだ若者が、老人やアルバイト・ボクサーを駆逐するーーーそれも、また「スポーツ」の一面です。
ただ、まともなスポーツファンなら、野球ならアーロン・ジャッジに「参った」と言わせ、サッカーならキリアン・エムバペに「バロンドールは彼で異論はない」と認めさせるような、つまり怒涛の下剋上を成し遂げる、そんな選手が最高だという理屈は理解できるでしょう。
もちろん、井上尚弥や井岡一翔が「そこ」を目指していない、もっと厳しい表現をすると「そこ」目指す能力がないことを、はっきり踏まえて理解してから出なければ、「そこ」とは何なのかの議論は始まりません。
2019年12月21日 英国ロンドン・コッパーボックスアリーナ。
WBCシルバー、WBOインターナショナルのヘビー級タイトルを賭けて、フランク・ウォーレンが手がけるビッグイベントのメインに登場したのは藤本京太郎。
このとき、デュボアは13戦全勝12KO無敗。藤本も21勝13KO1敗と戦績では引けを取りません。
しかし、重量級のジャングルで最大のホープと目されていたデュボアと、重量級の砂漠・日本のトップ選手との戦いはミスマッチにしかなりえませんでした。
その後、綻びを見せてしまい、かつての輝きを失ってしまったデュボアですが、間違いなく「ビッグネーム」でした。
井上信者には耳が痛いでしょうが、デュボアとポール・バトラーの商品価値は宝石と石コロ以下です。単なる階級格差だけでなく、バトラーのヘタレ極まる言動を見るまでもありませんが。
【第9位】ロバート・ゲレーロ
2014年6月21日、カリフォルニア州カーソン・スタハブセンター。
プロでもワシル・ロマチェンコが何者であるかを、ゲイリー・ラッセルJr.を相手に世界に思い知らした興行のセミファイナル。
妻の看病のために引退していたThe Ghostは、2013年にフロイド・メイウェザーとメガファイトを戦った米国ボクシングシーンのスター選手。
大番狂せを狙うは、亀海喜寛。
リング誌を越えて、ESPNやスポーツ・イラストレイテッド誌、CNNでもその感動のストーリーがドキュメントされました。
31歳、同い年の対決は7−1のオッズの通りにゲレーロが判定勝利。しかし、キース・サーマンやダニー・ガルシアとも戦ったゲレーロは、亀海を最も打たれ強くタフだった相手に挙げています。
【第8位】ヘスス・ソト・カラス
またしても、亀海です。
ソト・カラスは、147〜154ポンド、米国の人気階級で門番を務めるタフガイ。
メジャー階級でも鋼鉄の顎を証明してきた亀海は、HBOのメインイベントに抜擢されます。
世界トップを決める試合とは言えないものの、専業プロがひしめく正真正銘の人気階級です。〝ゲートキーパー対決〟でしたが、同じ興行にセットされた世界戦「ローマン・ゴンサレスvsカルロス・クアドラス」よりも、大きな注目を集めました。
亀海とカラスは似たもの同士。亀海もアンドレ・ベルトに勝てた可能性は大。
全盛期(というか雑魚相手の)ベルトは「タイソン的な無敵」(リング誌)でした。
▶︎▶︎▶︎この、独断と偏見による「ビッグネーム・ランキング」の仕組みが、お分かりいただけましたでしょうか?
「ロマゴン」や「ドネア」「井上」「井岡」「寺地」らは人気階級で言えば、「カネロ」「ジョシュア」「フューリー」「ライアン・ガルシア」です。
その格差は「ビーチサッカー」と「本物のサッカー」、「ソフトボール」と「野球」と考えても、全く差し支えありません。注目度、報酬、生活保障の差を考えると、それ以上です。
井上尚弥は、確かに「モンスター」です。
先進国では職業として成立しない軽量級で、何不自由ない環境の中でプロフェッショナルとして練習し、チェック前のグローブを開封してもお咎めなし、貧困ボクサーを自分の庭に引っ張り込んで叩きのめしているのですから。
もちろん、井上には一片の非もありません。
全身全霊を賭けてボクシングに打ち込み 、たまたま小さな体で生まれて、骨と肉を削る過酷な減量に身を投じ、選手層もレベルも欧米でも注目度が極端に低い階級で戦って、ほとんど完璧に近い結果を残しているのです。
井上は…女子ボクサーの前座に甘んじても、勝手知ったる小さな港湾から出ようとせずに、最高の技術を研ぎ澄ますことに専心したリカルド・ロペスの再来です。
もちろん、バトラーが拠点とする英国と、メキシコやフィリピン、東南アジア、アフリカでは事情が違います。
たとえ、バンタム級でも、貧困国の選手にとっては数千ドルでも大金です。「軽量級が職業として成立しない」というのは、日本を除く富裕国限定の話です。
「井上尚弥は、自分よりも遥かに貧困で職業としてボクシングに打ち込める環境にない相手を、自分のホームに引っ張り込んで処刑している」のかもしれませんが、それは仕方がありません。
ゲートボールに大きなスポンサーがついて、恵まれた環境で練習を積んだ若者が、老人やアルバイト・ボクサーを駆逐するーーーそれも、また「スポーツ」の一面です。
ただ、まともなスポーツファンなら、野球ならアーロン・ジャッジに「参った」と言わせ、サッカーならキリアン・エムバペに「バロンドールは彼で異論はない」と認めさせるような、つまり怒涛の下剋上を成し遂げる、そんな選手が最高だという理屈は理解できるでしょう。
もちろん、井上尚弥や井岡一翔が「そこ」を目指していない、もっと厳しい表現をすると「そこ」目指す能力がないことを、はっきり踏まえて理解してから出なければ、「そこ」とは何なのかの議論は始まりません。
【第10位】ダニエル・デュボア
WBCシルバー、WBOインターナショナルのヘビー級タイトルを賭けて、フランク・ウォーレンが手がけるビッグイベントのメインに登場したのは藤本京太郎。
このとき、デュボアは13戦全勝12KO無敗。藤本も21勝13KO1敗と戦績では引けを取りません。
しかし、重量級のジャングルで最大のホープと目されていたデュボアと、重量級の砂漠・日本のトップ選手との戦いはミスマッチにしかなりえませんでした。
その後、綻びを見せてしまい、かつての輝きを失ってしまったデュボアですが、間違いなく「ビッグネーム」でした。
井上信者には耳が痛いでしょうが、デュボアとポール・バトラーの商品価値は宝石と石コロ以下です。単なる階級格差だけでなく、バトラーのヘタレ極まる言動を見るまでもありませんが。
【第9位】ロバート・ゲレーロ
2014年6月21日、カリフォルニア州カーソン・スタハブセンター。
プロでもワシル・ロマチェンコが何者であるかを、ゲイリー・ラッセルJr.を相手に世界に思い知らした興行のセミファイナル。
妻の看病のために引退していたThe Ghostは、2013年にフロイド・メイウェザーとメガファイトを戦った米国ボクシングシーンのスター選手。
大番狂せを狙うは、亀海喜寛。
リング誌を越えて、ESPNやスポーツ・イラストレイテッド誌、CNNでもその感動のストーリーがドキュメントされました。
31歳、同い年の対決は7−1のオッズの通りにゲレーロが判定勝利。しかし、キース・サーマンやダニー・ガルシアとも戦ったゲレーロは、亀海を最も打たれ強くタフだった相手に挙げています。
【第8位】ヘスス・ソト・カラス
またしても、亀海です。
ソト・カラスは、147〜154ポンド、米国の人気階級で門番を務めるタフガイ。
メジャー階級でも鋼鉄の顎を証明してきた亀海は、HBOのメインイベントに抜擢されます。
世界トップを決める試合とは言えないものの、専業プロがひしめく正真正銘の人気階級です。〝ゲートキーパー対決〟でしたが、同じ興行にセットされた世界戦「ローマン・ゴンサレスvsカルロス・クアドラス」よりも、大きな注目を集めました。
亀海とカラスは似たもの同士。亀海もアンドレ・ベルトに勝てた可能性は大。
全盛期(というか雑魚相手の)ベルトは「タイソン的な無敵」(リング誌)でした。
▶︎▶︎▶︎この、独断と偏見による「ビッグネーム・ランキング」の仕組みが、お分かりいただけましたでしょうか?
「ロマゴン」や「ドネア」「井上」「井岡」「寺地」らは人気階級で言えば、「カネロ」「ジョシュア」「フューリー」「ライアン・ガルシア」です。
その格差は「ビーチサッカー」と「本物のサッカー」、「ソフトボール」と「野球」と考えても、全く差し支えありません。注目度、報酬、生活保障の差を考えると、それ以上です。
井上尚弥は、確かに「モンスター」です。
先進国では職業として成立しない軽量級で、何不自由ない環境の中でプロフェッショナルとして練習し、チェック前のグローブを開封してもお咎めなし、貧困ボクサーを自分の庭に引っ張り込んで叩きのめしているのですから。
もちろん、井上には一片の非もありません。
全身全霊を賭けてボクシングに打ち込み 、たまたま小さな体で生まれて、骨と肉を削る過酷な減量に身を投じ、選手層もレベルも欧米でも注目度が極端に低い階級で戦って、ほとんど完璧に近い結果を残しているのです。
井上は…女子ボクサーの前座に甘んじても、勝手知ったる小さな港湾から出ようとせずに、最高の技術を研ぎ澄ますことに専心したリカルド・ロペスの再来です。


コメント
コメント一覧 (3)
フシ穴の眼
が
しました
亀海を正しく評価するシリーズにアッパレです!
フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
が
しました