”擬似ボクシング”ではない本物のボクシングを。
 

トレジャー・ボクシングの興行では、ボクシングの格にこだわっていきたいと思っています。重要なのは本物のボクシング。リアルにこのスポーツを極めている人たちの試合をファンの皆さんにお見せしたいんです。最近はボクシングというと、エキジビションのような試合の方が前面に出てしまっていますよね。どんどんエンタメに寄っている印象です。

もちろんエキジビションが必ずしも悪いというわけではないですし、これも時代の流れなのかもしれません。ただ、格式のあるボクシングの試合がまるでおまけのようになっている興行も見受けられ、それはいい流れではないと思います。

「擬似ボクシングみたいなことはやらないで欲しい」、「一般層からこれがボクシングだとは思われたくない」という気持ちも僕の中にあります。

レジャーボクシングプロモーション(TBプロモーション)代表 伊藤雅雪 

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ボクシングにおけるエキシビションは、茶番劇です。テニスやフィギュアスケートのエキシビションは違います。

前者は終わった選手のエゴと金銭欲という毒が回った、伊藤代表の言うところの「似非ボクシング」。

後者は「本物のボクシング」を盛り上げるためのスパイス 。

後者であるなら、大歓迎です。

イベントの合間に、長谷川穂積vs西岡利晃や、浜田剛史vs村田諒太のきっちり仕込まれたスパーリング を挟むなんて最高です。



TBプロモーションの披露宴が週末に迫りました。

韓国仁川のパラダイスシティ。特設されたリングにセットされたイベントは、メインがジュニアフェザー級の「ジョンリール・カシメロvs赤穂亮」、セミファイナルにジュニアライト級の「ジョニー・ゴンサレスvs渡邉卓也」。ともに10回戦。

日本のボクシングファンにとっては垂涎のマッチアップですが、海外メディアではほとんど報道されていません。

それでも昨日、ウィリアム・ヒルからオッズが届きました。

32歳のカシメロが1/7(1.14倍)で、36歳の赤穂4/1(5倍)。

アムナット・ルエンロンやゾラニ・テテを番狂せで沈めた3階級制覇のクアドロ・アラスと、アルファベットタイトルに手が届かない赤穂の対決ですから、この掛け率は当然です。


「誰に勝ってもおかしくないが、誰に負けてもおかしくない」。そんなカシメロの出来次第ですが、カシメロの教科書に載っていないアングルから飛んでくる強打が壮絶に試合を終わらせると見ます。

正式に声明は出していないものの、井上尚弥の「4団体統一してすぐに階級を上げずに、バンタム級で防衛戦を1試合するかもしれない」というイフの正体は、この試合でカシメロが然るべき勝ち方をしたらということかもしれません。


13倍のアンダードッグを跳ね返し、人気者アブネル・マレスを175秒で破壊した大番狂せから、もう9年が経ちました。


元WBOアジアパシフィック王者の渡邉は、WBCのバンタムとフェザーで2階級制覇したジョニゴン相手に8/15(1.53倍)とフェイバリット。

1999年のデビューから23年、81戦(69勝56KO11敗1分)の41歳のメキシカンは11/8(2.38倍)。

5月に力石政法に120−108×3の完全試合を喫して敗れた33歳の渡邊にとって、この試合は復帰戦。打たれ弱いジョニゴンだけに鮮やかなKO勝利を飾りたいところです。