先日、大阪からの帰りの新幹線。

同じ車輌に高校生の集団が。

大きな賞状を取り出してワイワイ騒いでいます。

「高校総体ボート競技」などとプリントされてる紙袋から、インターハイに出た選手たちだとわかりました。

とっくに閉幕してたと勝手に思い込んでいたインターハイ、種目によってはまだまだやってたんです。

失礼しました。

年配の方が、彼らに「少し静かにして」と注意、謝る高校生の姿が可哀想にも映りましたが、指定席ですが、もちろん普通車。貸切車両ではない、公共の乗り物ですから仕方がありません。



ちょうど20年前。2002年に韓国・釜山で開催されたアジア大会に仕事で関わることが出来ました。当時はスポーツ関連の仕事に携わることが多く、日本アンチドーピング機構(JADA)の立ち上げにも〝使い走り〟させていただいた頃です。

そんな、釜山行きの飛行機は当たり前のようにビジネスクラス。すでにバブルは弾けていましたが、クライアント同行のケースは相手によってはファーストクラス、新幹線はグリーン車でした。

今は、クライアントなしの移動は飛行機だとエコノミー、新幹線は普通車。

当時は、仕事だからビジネスクラスというのは当たり前の感覚でした。

その釜山行きの飛行機。幸運なことに日本代表の野球チームと同乗。

代表監督は大洋ホエールズの名遊撃手、山下大輔。お声をかけてサインでも頂きたかったのですが、勝負の前です、遠目に見ていました。

驚いたのは、山下監督をはじめ代表チームがエコノミークラスでの移動だったことです。釜山まで見時間時間とはいえ、野球の日本代表チームがエコノミー移動なんて。

スポンサーや大会関係者の一員に当たる当時30そこそこのバカ社会人の私がビジネスクラス、大きな違和感を感じました。

インターハイや甲子園の選手がビジネスクラスで移動してたら、それも違和感感じますが…。

よく事情を知ってる代理店の人から、最も格上の日本代表、サッカーの男子A代表でもエコノミー移動だ(今は改善されてるかもしれません)と聞いて、何かがおかしいという思いが膨らんでいく一方だったのを思い出します。

嫌なものをいっぱい見て、いっぱい知りました。



ボートの高校生を見かけて、東京2020の汚職事件のニュースが流れる中、20年前の釜山行きの飛行機を思い出したのです。

大企業がスポンサーになるイベントでは例外なく「利権ファースト」になる。

多くの人が注目する大会は巨額のカネが集まるから、それは仕方がありません。

〝エコノミー〟の件は瑣末な話かもしれませんが、「選手ファースト」を後回しにするのが当たり前のビッグイベントって仕方がないのでしょうか…。