貧乏人のフィリピン老人をいじめてんじゃねーぞ!

一生貧乏人イジメて終わるつもりか?新手の貧困ビジネスかッ!

一回でもいいから、自分よりカネ持ちのスター選手と戦ってみろッ!

カネ持ちのスター選手がいる階級じゃないから仕方がない…?だったら、一生貧乏人虐めしてろッ!

※グランマスターやモンスター等、特定の団体・個人をディスっているわけではありません。

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メディアやファンが「気でも狂ったのか」と腰を抜かすような大勝負に挑む大馬鹿者はいないのか?

俺は勇気を見たいんだ!

誰か、俺に勇気を見せてくれ!

マニー・パッキャオが引退してから1年が経とうとしています。

重度のパックロスに苛まれながらお届けするのは「パックマンの12ラウンド」。

12のラウンドで強烈な印象を残したシーンを、独断と偏見で切り抜いてゆきます。

第二弾です。

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史上唯一無二の8階級制覇。史上初のウェルター級王者4度戴冠。史上唯一のLineal champion 5階級制覇。

【第2ラウンド】

2009年5月2日、ネバダ州ラスベガスはMGMグランドガーデンアリーナ。

ジュニアウェルター級最強と目されていたリング誌/IBO/リネラル王者リッキー・ハットンへの挑戦。

軽量級では夢のまた夢、さらにアジア人となると100%あり得ないHBOのPPVイベント、そのメインでAサイドに立ったパッキャオはもはや軽量級ではなく、無名のアジア人でもなくなっていました。

舞台としてもプロボクサーとして、これ以上は無い最高の場所まで辿り着きたのです。

ここまで成り上がったボクサーは歴史上存在しない、とまで驚かれ「大きなイベントの主役になって、どんな感慨があるか?」と聞かれたパッキャオは「アンダーカードに出場する全ての選手の健闘を祈る」と答えました。

想像だに出来なかった謙虚な答えに、記者たちは賞賛しました。

そして、完全に脇役に追いやられたハットンが「ネットも新聞も雑誌もみんな俺が不利だと書いてるがそんなの気にしない。俺だって何度も番狂わせを起こしてきた」と、悔しそうに語るのを聞きたパックマンは「ハットンの気持ちはよくわかる。彼がどんなに強い決意でリングに上がるのかも想像できる」と、大きく不利と見られた王者に寄り添いました。

結果は、ボクシング史上に残る壮絶なKO劇。

WOWOWでは香川照之が「もはやこれは神が介在してますよ!」と興奮した、パッキャオの最高傑作のひとつでした。