試合結果すら報じない、井上尚弥への無視っぷりが半端でないESPNはもはや日本ボクシング界の敵ですが、そこは世界最大のスポーツメディア、悔しいですが、こっちが無視するわけにもいきません。

もともと、軽量級には理解が薄いメディアでしたが、ここ数年は「選択と集中」の中で人気スポーツへの投資と、ボクシングなどマイナースポーツへの取り組みは「ほどほどに」が明らかになってきました。

カモネギだった井上尚弥が「これ以上、法外な憧れ料(放映権料)をふっかけてくるなら米国では試合しない」と反旗を翻した当てつけもあるのでしょうが、先日の「寺地拳四朗vs矢吹正道」も一切報じなかったことから「不人気階級を報じる価値は低い」というのが本音なのかもしれません。

実際に、ESPNのボクシングの扱い方は、10年前とは激変しています。これも、どこかでご紹介します。10年前のマニー・パッキャオのメガファイトなどはESPNの分厚い報道はボクヲタにとってご馳走そのものでしたが…。

しかし、今はカネロ・アルバレスの試合ですら、あっさりしすぎの薄っぺらいものに成り下がっています。

このESPNの「ボクシング切り捨て」についても、現在進行形の「リング誌の失われた名物企画」と並べて、近いうちに。

そのESPNがアップしたてホヤホヤの「The best of the rest: The fighters ready to take the next step in every boxing division」。

なんと、記事を書いたのは、パッキャオと3試合戦ったティム・ブラッドリー。

どう訳すか、難しいですが「17階級トップ戦線、次の主役はこいつらだ!」。

あまり良くないなぁ…。

日本のファイターも取り上げてるかな?と見てみると、フライ級で畑中建人(23歳)、ストロー級で重岡銀次朗(22歳)の2人が登場。

▶︎畑中については…元WBCジュニアフェザー級王者・畑中清の息子、つまり" Prince"。父親の遺伝子を受け継いだ畑中は12勝9KO無敗。

序盤からペースを握り、距離をコントロールする技術に優れている。オーソドックスの構えながら、リードブローの使い方が抜群で、左利きなのではと思わせるほど。

テンポよく攻め、ディフェンスもおろそかにしない、丁寧にレンガを積み重ねてゆく職人でありながら、一発のパンチも秘めている。



▶︎重岡は…彼を一言で表すなら「破壊」。熊本県出身のデストロイヤーは最軽量のクラスにもかかわらず、ここまで6勝5KO。

驚異的なワンパンチの威力を持つサウスポーだ。どちらの拳も重い。軽量級でこれほどのパンチャーを見たのは、初めてだ。



他の階級と比べると、かなり記事量も少なく、薄い内容ですが、ブラッドリーはしっかり試合を見てる感じはします。

重岡は週末、沖縄で完全ホームの仲島辰郎と日本ストロー級王者決定戦のリングに上がります。試合を見る方法はないのかな…。