プロスポーツは、アスリートが「もっと上手くなりたい」(大谷翔平)と研鑽し、観戦する側が「レベルの高い試合が見たい」と渇望する、その二つの上昇気流によって発展し続けてきました。
ボクシングやテニス、サッカー、野球など長く豊穣な歴史を紡いできた競技では、伝説たちが「ハイレベルの真剣勝負」を繰り広げることで、偉大な記録と鮮烈な印象を刻んできました。
そんなレジェンドたちがexhibitionの形で、大きなイベントを盛り上げ、競技に恩返しするのは最高のファンサービスです。
テニスでよく見られるexhibitionはその典型で、野球ではモルツ球団による「サントリードリームマッチ」も多くのファンを楽しませてきました。
第一線を退いたレジェンドは「もっと上手くなりたい」と研鑽する必要はありません。見る側も「レベルが高い試合が見たい」をそこに求めてはいません。
かつて「もっと上手くなりたい」と奮闘努力したレジェンドが、今なお偉大な片鱗を見せてくれたり、微笑ましいミスをしながら、「ハイレベルな真剣勝負」の露払いをつとめるのです。
そこでは「ハイレベルな真剣勝負」では切り離せない、どちらが勝つのか?という興味関心はありません。
しかし、プロボクシングから火がついた格闘技では〝exhibition〟が「ハイレベルな真剣勝負」を凌駕する注目を集めてしまう異常事態が続いています。
全ては「フロイド・メイウェザーvsコナー・マクレガー」の商業的大成功から始まりました。
「ハイレベルの真剣勝負が見たい」というファンの渇望が、こと格闘技になると一気に希釈されてしまうのです。
「最も優れた選手が最も大きな報酬を得る」という当たり前が通用しない世界が、ボクシングです。
PFPキングの座に2年間も君臨したローマン・ゴンザレスの最高報酬は60万ドル、PFP評価で上位評価を受けていたノニト・ドネアや井上尚弥も世界市場では商品価値は低く、ほとんど無名です。
高度な技術や実力よりも、人気階級であること、メキシカンや米国人であること、肌の色や人種が優先的に商品評価につながるのがボクシングの世界です。
日本でも、商業的成功という観点からは、21世紀のボクシングで最も大きな果実をもぎ取ったのは亀田興毅であり、村田諒太でも井上でもありません。
さらに日本格闘技史上で商業的に最も大きな成功を収めたのが「ボブ・サップvs曙」であることも考えると、ボクシングも含めた格闘技には「ハイレベルな真剣勝負」よりも「野次馬心理を刺激する下劣なマッチメイク」の方が磁力が強いという性格を帯びていると言えるでしょう。
テニスや野球、サッカーのexhibitionでは素人のYouTuberに需要は全くありません。しかし、格闘技では、有名人なら誰にでも需要があるように見えてしまいます。
亀田興毅は12月16日に開催した3150ファイトクラブで「お笑い芸人の木下隆行vsプロレスラー・丸藤正道」「〝少年革命家〟のYouTuberゆたぼん」と「力石政法vsロリ・ガスカ」のプロボクサー対決をミックスさせた興行を打ち、多くのメディアが取り上げました。
世界でも「今年のFighter Of The Yearはカネロではなく、ジェイク・ポール」という声がESPNでもあがるなど、「野次馬心理を刺激する下劣な茶番劇」が「ハイレベルな世界戦」を駆逐する現象が常態化しています。
アブネル・マレスらが「YouTuberが100万ドル以上も稼ぐのはおかしい」と非難した声には賛否両論が沸き起こりました。
プロである以上、人気が全てです。
異邦人のゲンナディ・ゴロフキンやワシル・ロマチェンコが その実力に比例しない報酬に甘んじているその延長上にYouTuberが存在している、とも考えられます。
畢竟、ボクシング界には元々腐った種が撒かれ、腐った芽が息吹いていたのです。
そこに咲いたアダ花の中の一輪がYouTuber だっただけのことなのかもしれません。
ボクシングやテニス、サッカー、野球など長く豊穣な歴史を紡いできた競技では、伝説たちが「ハイレベルの真剣勝負」を繰り広げることで、偉大な記録と鮮烈な印象を刻んできました。
そんなレジェンドたちがexhibitionの形で、大きなイベントを盛り上げ、競技に恩返しするのは最高のファンサービスです。
テニスでよく見られるexhibitionはその典型で、野球ではモルツ球団による「サントリードリームマッチ」も多くのファンを楽しませてきました。
第一線を退いたレジェンドは「もっと上手くなりたい」と研鑽する必要はありません。見る側も「レベルが高い試合が見たい」をそこに求めてはいません。
かつて「もっと上手くなりたい」と奮闘努力したレジェンドが、今なお偉大な片鱗を見せてくれたり、微笑ましいミスをしながら、「ハイレベルな真剣勝負」の露払いをつとめるのです。
そこでは「ハイレベルな真剣勝負」では切り離せない、どちらが勝つのか?という興味関心はありません。
しかし、プロボクシングから火がついた格闘技では〝exhibition〟が「ハイレベルな真剣勝負」を凌駕する注目を集めてしまう異常事態が続いています。
全ては「フロイド・メイウェザーvsコナー・マクレガー」の商業的大成功から始まりました。
「ハイレベルの真剣勝負が見たい」というファンの渇望が、こと格闘技になると一気に希釈されてしまうのです。
「最も優れた選手が最も大きな報酬を得る」という当たり前が通用しない世界が、ボクシングです。
PFPキングの座に2年間も君臨したローマン・ゴンザレスの最高報酬は60万ドル、PFP評価で上位評価を受けていたノニト・ドネアや井上尚弥も世界市場では商品価値は低く、ほとんど無名です。
高度な技術や実力よりも、人気階級であること、メキシカンや米国人であること、肌の色や人種が優先的に商品評価につながるのがボクシングの世界です。
日本でも、商業的成功という観点からは、21世紀のボクシングで最も大きな果実をもぎ取ったのは亀田興毅であり、村田諒太でも井上でもありません。
さらに日本格闘技史上で商業的に最も大きな成功を収めたのが「ボブ・サップvs曙」であることも考えると、ボクシングも含めた格闘技には「ハイレベルな真剣勝負」よりも「野次馬心理を刺激する下劣なマッチメイク」の方が磁力が強いという性格を帯びていると言えるでしょう。
テニスや野球、サッカーのexhibitionでは素人のYouTuberに需要は全くありません。しかし、格闘技では、有名人なら誰にでも需要があるように見えてしまいます。
亀田興毅は12月16日に開催した3150ファイトクラブで「お笑い芸人の木下隆行vsプロレスラー・丸藤正道」「〝少年革命家〟のYouTuberゆたぼん」と「力石政法vsロリ・ガスカ」のプロボクサー対決をミックスさせた興行を打ち、多くのメディアが取り上げました。
世界でも「今年のFighter Of The Yearはカネロではなく、ジェイク・ポール」という声がESPNでもあがるなど、「野次馬心理を刺激する下劣な茶番劇」が「ハイレベルな世界戦」を駆逐する現象が常態化しています。
アブネル・マレスらが「YouTuberが100万ドル以上も稼ぐのはおかしい」と非難した声には賛否両論が沸き起こりました。
プロである以上、人気が全てです。
異邦人のゲンナディ・ゴロフキンやワシル・ロマチェンコが その実力に比例しない報酬に甘んじているその延長上にYouTuberが存在している、とも考えられます。
畢竟、ボクシング界には元々腐った種が撒かれ、腐った芽が息吹いていたのです。
そこに咲いたアダ花の中の一輪がYouTuber だっただけのことなのかもしれません。

コメント
コメント一覧 (1)
カツだ…(弱々しく)
酒蔵で働いていた親戚が言ってました。
手間暇掛けて作った吟醸酒より普通酒の方がもうかる。
水を売っているのと同じだ、と。
フシ穴の眼
が
しました